【城ヶ崎】終了点目前でフォール!虎の穴(Day1,2)

きい

クライミング日:2025年1月12日(日), 13(月・祝)

今回のクライミング

成人の日の3連休。毎年、正月明け1週間の仕事をこなした社会人にとって、ありがたい祝日だ。笑

初日の土曜は群馬県・前武尊山でバックカントリースキー。今季最強寒波?明けで少し晴れ間もあり、プチTHE DAYだった(↓短いけど滑走の様子)。

ロッククライミングとバックカントリースキー。どちらも日本ではマイナーな遊びだが、意外と両方やっているという人が少なくない。リスクマネジメントをしながら自然の中で楽しむスポーツという点では共通かも。

日月の1泊で城ヶ崎。先週末はシンデレラボーイをRP(以下の記事参照)し、今回は虎の穴(5.13a)を狙う。

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虎の穴:ルート解説

下部は圧倒的な強傾斜、上部はすっきりした薄被りフェイス。とても見栄えの良いライン。途中一部はパンピングアイアンⅡ(5.12b)と共通。

ルートのライン

ランジに始まり、ランジに終わるルート。しかし、このルートの本当の難しさは中間部にある(と思う)。

同じエリアにある5.13aということで、よくシンデレラボーイ(100岩だと5.13a/b)と比較される。グレード感については登れた時に書きたいと思うけど、シンデレラが持久系ルート、虎はボルダリーなルートというのが一般的な認識だろうか。

確かに2つのランジはダイナミックだけど、5.13aとして特別悪いところはなく、虎も持久力が重要なルートだと感じている。

終了点を除き、全部で7クリップ。それほど長さはないが、特に下部は傾斜が強い

1P目にプリクリし、地面の大きな岩の上に立ってスタートするのが一般的だろうか。ランジそのものよりも、発射体勢にセットするまでの数手の方が悪いかもしれない。ここは恐らく一番リーチ差が出やすいところ。

2~4P目までは基本的にガバ。パンⅡと合流するところで、完全レストではないもののかなり休める。

ここから5P目のクリップホールドまで、僕の場合で5手。力を使う5P目クリップ後の数手が中間核心。

6P目のクリップを挟みつつ、さらに小悪い5手くらいが続き、最後のレストポイントで7P目にクリップ。4P目から7P目まで、中間核心を含む13手はエンデュランスパートだ。

7P目のレストポイントもガバといえばガバだが、微妙に外傾していて、完全回復は難しい。

出だしのランジ同様、発射体勢までの悪い数手をこなし、終了点のクリップホールドとなるガバにランジ。ここは取り先がブラインド。なかなか憎い構成だ。

終了点はロープの流れを考慮した位置に設置されているが、恐らく意図としてはマントルを返して終了だろう。ボルダラーなら何でもなさそうなマントルだが、リードオンリークライマーにはそれほど簡単ではない。

3つの核心の間にそれぞれレストポイントがあり、メリハリが効いた好ルート。

Day1(Sunday)

南岸低気圧により、この時期にしては珍しくすっきりしない天気。都内で雪の予報も出ていて気温も低め。

城ヶ崎はたまに晴れ間もあったが、逆に雨がパラつく時間帯もあり、1日を通して雲が多かった。寒さを心配していたが、寒がりな僕でもクライミングをするにはちょうど良いくらい。ヌメリ手の人にとっては、ベストコンディションだったかもしれない。

✅タイトボーイ(5.10d), Re

先週末、初めて登ったルート。その時は5.11aくらいに感じたけど、今回登ったら5.10dでもいいかなという感じ。

やはり初見の感想というのは、あまり当てにならないのかも。

それでも、上部ハングに明らかにガバとは言えない一手もあり、決して簡単ではない。

❌虎の穴(5.13a), 4go

この日一緒に登ったモトハシさんとアライくんの3人でセッション。

まずは探りの1便目。最初のランジは地面が近くて度胸がいるけど、ランジ前の数手も含めてかなり得意(単にリーチのアドバンテージ?)。中間部の核心が一番強度を感じたけど、何回かやって解決。最後のランジもまぁ問題ない。

あれ、あんまり難しくないな?

2撃狙う気満々の2便目。最初のランジは余裕で止まる!しっかり休んでから中間核心へ。しかし、レストから核心までのたった5手+クリップでめっちゃヨレる!惜しくもなく中間核心でフォール。3便目もまったく同じ。

この日の最終4便目。下部がこなれてきたのか、中間核心までかなり楽に到達。一番難しい一手が止まったかに思えたけど、わずかに取り先を外していた。

やっぱりそんなに簡単じゃないな(笑)。とはいえ、明日は可能性がありそうだ。

あと感じた事としては、全体的に外傾したフリクションホールドが多く、シンデレラに比べてコンディションの影響が大きいルートだ。

この日はほぼ1日を通して曇り。午後より午前中の方がフリクションが良かった。そのあたりも最初の印象に影響を与えたのかもしれない。

夜は伊豆高原の宿でWebザベ。大きく変えた方が良さそうなムーヴはないけど、核心後のエンデュランスパートなどは、もう少し省エネできそうだ。

おまけ:写真撮影

この日はアライくんとその奥さんも一緒に登ったので、久しぶりにカメラを持って来て撮影。虎のワンデイを狙ってたので、上からぶら下がったりはしてないけど、城ヶ崎の壁はカッコ良くて絵になる。黒い岩とチョーク跡のコントラストがいい感じ。

アライくんと奥さん
虎の穴を登るアライくん
虎の穴を登るモトハシさん

Day2(Monday)

この日は朝から快晴で、気温もかなり高め。午後は熱中症が心配になる暑さだった。笑

✅カルボナーラ(5.11b), Re

タイトボーイは取り付いている人がいたので、昨シーズンフラッシュしたこのルートでアップ。

前半はステミング気味に上手く体重を殺して登る感じ。レストを挟んで上部のハング。タイトボーイの難しい版といった感じだろうか。下から見上げてムーヴの想像はつきやすいので、オンサイトは狙いやすいと思う。体感はグレード通りの5.11b。

マスターで登ったら結構パンプした。朝一から陽が当たるルートなのでポカポカ。

❌虎の穴(5.13a), 5go(計2d9go)

まずは陽が当たる前に1便。昨日の疲れはそれほどないんだけど、まさかのほぼ各駅状態

・・・・・・?

なんかホールドが霧吹きで湿らせたような感じ。曇りだった昨日の1便目とは全く違う。海の潮が乗っているのだろうか?youtubeで見たムーヴを試しつつ上まで抜けるが、途中で何度か手がすっぽ抜けた。

陽が当たって少し経った頃に2便目。フリクションがさっきと全く違う!

出だしのランジ

かなり力をセーブして中間核心に到達。悪い5P目のクリップ時点でまだ余裕がある。

5P目クリップ後の一手、この右カチが悪い

中間核心のムーヴは、悪い右カチから左足キョン気味で左手を出す人が多いみたいだけど、僕はリーチを活かした右手を送るムーヴ。

右手送りムーヴ

一番強度のある右手送りムーヴが初めて止まった!

その後もミスなく中間部のエンデュランスパートを抜け、最後のクリップに到達。ここまで結構パンプしたが、レストでかなり戻った。いざ、最後のランジへ!

しかし、せっかく回復したHPが、発射体勢にセットする数手で再び急減少!

ランジ発射体勢。左手のスローパー、右手のカチ、どちらも結構悪い

なんとか発射体勢に入るも、この時点でランジが止まらないことを確信。笑

最後のランジ

一応飛んでおいたが、めっちゃ壁から剥がされてて敢えなくフォール。笑

無念のフォール…

「繋げたら最後のランジで落ちる人もいるんだろうね~」とか言ってたのだが、ワシやないかい!

もちろん決めたかったが、ようやく中間部の核心を抜けられた。右手送りムーヴはあまりやってる人がいないようで、ちょっと不安になってたけど、やはり自分に合うムーヴが一番だ。

しかし、ここから気温がうなぎ上り!3便目はもはやアプローチと化していた、出だしのランジでフォール。4便目も中間核心にすら辿り着けず。

これはもしかして、先週シンデレラをRPした時と同じ流れではないか(以下の記事参照)。

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ロングレストを決め、日没ギリギリのタイミングで最終5便目。晴れた日の城ヶ崎でも、この時間になると一気に寒くなるんだけど、なぜかこの日は暖かいまま。

当然ホールドもまだ熱を持っている。SFT発生せず!

それでもさっきの便に比べるとフリクションはマシで、中間核心には辿り着くも、シンデレラの奇跡は起こらずフォール

ふりかえり

1便目を終えた時点では、丸2日やって登れないなんて全く想像してなかったけど、これちゃんと難しいわ。なぜ2撃できると思ったのか問い質したい。笑

僕は乾き手で、岩のコンディションに悩まされることはかなり少ない方だけど、今回は今までにないほどフリクションの重要性を感じた。

花崗岩は日によってフリクションが大きく変わることがあるが、城ヶ崎は1日の中での変化が大きい感じ。

まぁもっと強ければ問題ないんだろうな。

とりあえず、次は何とか決めたいところ。

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ABOUT ME
きい
きい
登ったり滑ったりする人
1988年生まれ、愛媛県出身
東京の北西部に住み、週末は専らさらに北や西に出かける
仕事は電機メーカーのエンジニア
クライミング:2021年からリード&外岩を始めて本格的に
スキー:2017年からバックカントリーにハマる
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