2025年末旭川:羽パウ&食い倒れツアー
この記事は、2025年12月末に行った、北海道・旭川近郊でのスキーツアー(主にバックカントリー)について書いたものです。
今回のスキーツアー
ちょうど1年前の2024年末、旭川近郊でのBCスキーガイドツアーに参加。このツアーを通じて、北海道内陸部の雪質(と食べ物)にすっかり魅了されてしまった。

また同じガイドツアーに参加することも考えたが、ここ数年でクライミングを通じて、バックカントリーヤーとの繋がりが広がった(クライミングとバックカントリースキーの両方をやってる人ってホント多い)。
ということで、今回はゆきりん、ジャッキーさん、きいというクライマー兼スキーヤー3人でのツアー。
ところで、この記事を書いているのは2026年のお正月。他のクライマーのブログを見ていると、2025年のまとめ記事を書いている人が多い。僕も書いてみたいのだが、筆が遅い(単に1つ1つの記事が長過ぎ?)ため、なかなか手が回らない。笑
ツアー計画
日程と航空券
今回はコンディションに合わせて、ゲレンデとBCどちらも滑る計画。ツアー時期は本州のBCエリアがまだ仕上がっていない、12月末をチョイス。2025年12月26日~29日の3泊4日。
4日間滑り倒すつもりで、早朝出発、夜帰着の飛行機にした。10月中旬に予約して、往復¥38,330。
行き(AIRDO)
1h35m
帰り(AIRDO)
1h45m
レンタカーとスキー宅急便
旭川空港前のトヨタレンタカーで、W1クラス(シエンタとか)を4WD指定で予約。4日間で¥55,671。
ちなみに、スキー道具一式は事前にスキー宅急便で送り、このトヨタレンタカーで受け取ってもらった。とても楽だが、スキー宅急便も値上がりしていて、往復で¥9,958。郵便局だともう少し安いという話を聞いたので、次回は要検討。
宿泊
旭川駅から車で15分ほどの場所にある、Airbnbの宿をジャッキーさんが予約してくれた。
3泊4日で¥49,400。1人1泊あたりで計算すると¥5,500くらい。
ツアーの様子
Day1:ほろたちスキー場
東京北西部の自宅を4時過ぎに出発し、早朝限定のバスで羽田へ。

冬の北海道遠征では避けられないリスクだが、条件付き運航の案内。パウダー滑りに行く訳なので、降ってくれているのはありがたいんだけど…。
幸い?現地の雪は落ち着き、問題なく旭川へ。レンタカーを借り、スキー宅急便で送っておいた荷物を積み込み、いざ出発。
雪少なっ!
本州は記録的な積雪に恵まれた昨シーズンだが、1年前の2024年末に旭川を訪れた時は、例年の同時期より雪が少ないということだった。
それでも一面の銀世界だったのだが、今回は畑の土が見えている部分もある。
この日は時間的にBCは厳しそうなので、ゲレンデで滑る予定。あえてローカルなスキー場に行ってみるのも面白そうということで、幌加内町にある、ほろたちスキー場に行ってみることに。
旭川空港からほろたちスキー場までは、車で1時間20分ほど。幌加内の峠道に入っても、周辺の斜面には藪や笹がかなり目立つ。翌日はこの周辺でBCの予定だが、大丈夫だろうか…。今夜からの降雪予報に期待したいところだ。

11時頃にスキー場へ到着。平日ということもあると思うが、止まっている車は上の写真で全部w。

ペアリフトが1本のみ、全4コースのコンパクトなスキー場。1日券が¥3,500という安さ。遅めの到着だったので、我々は4時間券(¥2,500)を購入。ちなみに、ゲレ食も白馬に比べると半額くらいの値段設定だった。
ゲレンデを見渡すと、わずかながら土が出ている部分もある。ツアー直前の公式インスタグラムには、「こんなに雪の少ないクリスマスイブ、過去にあっただろうか?」と書かれていた。
1週間前には記録的な高温となり、この時期の幌加内ではあまり考えられない雨が降ったらしい。そこから気温はやや下がったものの、ほとんど雪は降らず。この日のゲレンデコンディションは、氷の上に2cmパウダーという修行系w。
にも関わらず、ほろたちスキー場はどのコースもなかなかの斜度。初心者コースも、本州のスキー場だったら中級だろうな。

パウダー用のファットスキー(ATOMIC bent chetler 120)しか持って来てなかったこともあり、なかなか大変だったw。パウダー降った日は最高だと思う。
シーズン序盤の足慣らしとしてはハードモードだったが、初日は軽めに滑って終了。
夜はトリトン旭神店へ。このお店、今年8月のクライミングツアー最終日にも来たんだけど、その時は混雑(平日の16時で27組待ち!)で帰りの飛行機に間に合わず敗退。

今回は16時過ぎに到着し、18組待ちくらいだったかな?40分くらいで入れた。相変わらず美味でネタがでかい。

Day2:幌加内で里山BC
昨日の夜から、予報通り雪が降り出した。

朝起きてみると、シエンタがこの状態!40~50cmくらい積もったと思う。
この日は幌加内の里山へ。前日とはかなり景色が変わったが、旭川に比べるとやや降りが弱かったようで、標高約200mの麓で20cmくらい?
日中も降り続く予報だったけど、標高600mほどの山頂が近づくと晴れ間も。上の方は積雪が増えて、新雪40cmくらいだったかな。我々パーティーが一番乗りだったので、3人で交代しながら最後までラッセル。

気温も低くて雪質は極上!


ただ北海道内陸部が誇る羽パウは、結構降ったと思ってもその軽さゆえ、意外と底突きするw。
下地は昨日ゲレンデで滑った氷。そのおかげで、傾斜のないところでもスピードは出たけど。


楽しく3本滑って下山。昨年に比べると、下の方は笹薮がやや気になったけど、この時期の本州に比べると全然マシ。
夜はジンギスカン。大黒屋が有名なようだが、開店1巡目(16時~)の枠しか予約ができないので、滑りに行く日だとちょっと厳しい。
ひつじ家は、冬の時期は時間指定での予約が可能(普通の観光だと北海道の繁忙期はやはり夏なのかな)だったので、事前に18時から予約を入れておいた。
服に匂いが付くのはやや気になるが、やはり北海道に来たらジンギスカンは外せない。

Day3:江丹別峠から鷹泊山
雪の降り方は、初日の夜~明け方がピークの予報だったが、まだアルパインエリアは天気が荒れていそう。ということで、この日も低山で遊ぶ。
今朝のシエンタのルーフの上には15~20cm。昨日の状況を考えると、これで底突きがなくなり、なおかつ深過ぎない絶妙な積雪量。期待が高まる。
天気は徐々に回復する予報だったのだが、江丹別峠へ近づくにつれて、逆に降雪が強まってきた。風もあり、駐車スペースで凍えながらハイクアップの準備。
江丹別峠の駐車スペースは標高470mほど。653mの鷹泊山の山頂まで、標高差は200mもない。
楽勝だと思っていたが、このルートはほぼフラットな太い尾根が延々と続く。しかも昨日とは逆に、この日は旭川よりこちらの方が降ったようで、新雪40~50cmほど。
札幌から来たという6人組パーティーとたまたま一緒になり、9人でラッセルを回すが、膝ラッセルでペースは上がらない。自分のラッセル順は大変だが、後ろでついて行くだけの時は、かなり寒かった。

2時間ほどかかって山頂へ。ブルブル震えながらモードチェンジ。

ハイクアップ中の雪の深さを考えると、今日は緩いところだと恐らく進まない。斜度がある山頂東面に滑り込んでみるが、ここは吹き溜まっていてさらに深かった!ほぼターンできず!

尾根上の帰り道はトレースが消えかかっていたこともあり、シールを付けて下山。
途中で良さそうな斜面を見つけて滑り込んでみたけど、やはり深過ぎた。この時期はまだ地形が出ていて、アップダウンがあるとスピードに乗りづらい。沢に落ちないように注意も必要。今日は斜度があってハイクアップ不要な、ほろたちスキー場が正解だったか!?
パウダー入浴の日になってしまったが、気持ちを切り替えて夜はまたグルメを堪能。旭川駅からは少し離れたところにある、スープカレー奥芝商店へ。
以前、夏のランチタイムに来た時は並んだ記憶があるが、今回は待ち時間ゼロで入れた。

Day4:三段山
昨日の夜でようやく雪は止んだ。この日は気温が上がり、旭川で+3℃予報。Day2,3は-5,6℃だったので、10℃近く高くなる。
一方で、あまり晴れ間も期待できそうにない。どこに行くか悩ましかったが、低山は雪が重くなりそうだったので、標高を上げることにした。
選んだのは、十勝岳の近くにある三段山(標高1,748m)。登山口は白銀荘のある、標高約1,005m地点。行ったことのある、ジャッキーさんがリードしてくれた。
午後から天気が崩れそうだったので、少し早めに出発し、7時半過ぎに白銀荘へ到着。人気の山なのか、すでに多くの車が。

ありがたく先行者のトレースを使わせてもらう。幌加内に比べると、このエリアはそこまで降雪量が多くなかったようだが、やはりラッセルがないのは楽だw。
標高の割には寒さも感じず、シェルを着て歩いていると、少し暑いくらいだった。
しかし、森林限界付近になると、次第に爆風に。

最初から山頂は厳しいかなと思っていたが、下部はあまり斜度がないので、せめてもう少し登りたい。だが、先ほどまでが嘘のように、風でとにかく寒い。視界もなくなってきた。
先行者も早々にドロップしてくる。我々もこれ以上のハイクアップは諦めて滑ることに。
雪質は文句なし。底突きはするが、Day2と違って下が柔らかいので、それほど気にならなかった。

緩斜面でも板がよく走る!トラックはやや多かったが、雪質が良いのであまり気にならない。
ちょっとだけ登り返しておかわりしている内に、樹林帯も風が強まってきた。これ以上は修行系になりそうだったので、早々に下山。

白銀荘まで下りてくると、時刻はなんとまだ10:30。せっかくなので、ここからは観光モード。

まずは白銀荘の温泉で体を温める。とても人気のようで、この温泉を目当てにやって来る人も少なくないようだ。午前中にも関わらず、結構混んでいた。
ランチは上富良野の「キーマのチュートン」へ。富良野エリアも観光の本番は夏のようで、冬は閉まっているお店も多かったが、このお店は営業していた。

お次は美瑛観光。夏に写真を撮りに来たことはあるけど、冬はもちろん別世界。

上の写真の木は特に名前も付いてないと思うけど、「クリスマスツリーの木」へ行く道路はかなり渋滞していた。

道の駅「丘のくら」でまた食べる。クライマー3人でのツアーとは思えないが、たくさんラッセルしたのでまぁいいかw。

有名な青い池。観光バスもたくさん来てた。一度夏に来たことあるけど、その時は駐車場無料だったような…。
冬はもちろん凍っているが、雪面が青くライトアップされていたw。

レンタカーを返却してパッキング。トヨタレンタカーで贅沢に荷物を広げさせてもらったw。

もはや食べたくて食べているのか分からないが、旭川ラーメンで食のティックリストをコンプリート。脚も胃袋もやり切ったw。
あとがき
ツアー前の現地は気温が上がり、まさかの雨。そこから冷えて氷となり、初日はどうなることかと思ったけど、予想以上の降雪で2日目以降は羽パウを楽しめた。
しかし、北海道内陸部の雪はその軽さゆえに、浅過ぎても深過ぎても難しい。コンディションに合わせた行き先の選び方も重要で、このあたりはプロのガイドには敵わないが、自分たちであれこれ考える楽しさもあった。
山のコンディションが悪い時も、北海道は観光・温泉も充実している。そして言うまでもなく、美味しい食べ物の数々。
恐らくラッセルで消費したカロリー以上に食べたツアーだったw。
