【城ヶ崎】パン1RP & 悪夢とサーカスおさわり
クライミング日:2026年1月12日(月・祝)
今回のクライミング
成人の日の3連休。土日は白馬でバックカントリースキー。月(祝)に日帰りで、今シーズン初の城ヶ崎へ。
当初のお目当ては、「悪夢」というルート名の5.13c。例によって、モトハシさんがどこかで情報を拾ってきたルートなのだが、周りに聞いてもトライした人はおろか、知っている人も全くいなかった。笑
❌悪夢(5.13c), 2go
トポ
100岩には、概念図(城ヶ崎全体のマップ)に小さく「悪夢(5.13c)」という記載があるが、悪夢があるエリアは収録されていないので、ルート図もない。
ROCK TOPOには登攀ライン付きの写真あり。あぶな根というエリアのようだ。
アプローチ
シーサイドとはやや違う場所にあるので、いつもの駐車場ではなく別のところ(いがいが根駐車場)に車を止めた。
今回我々が行ったエリア以外にも、トラッドのエリアがあるようで、クライマーはもちろん、釣りやハイキングの人も利用していて結構混むようだ。朝は早めに行った方が安心かもしれない。
ちなみに駐車料金は無料。


トイレの横からトレイルに入る。

5分くらいで海に出る。そしたら向かって右へ。海を左手に見ながら歩いていく。
途中、一か所だけ分岐があった。特徴的な木があったので、写真貼っておきます。ここを右に進む。

すぐに「あぶな根」と書かれた道標がある。この脇から海の方に向かって進むと、悪夢の終了点に歩いて行ける。

道標からさらに1分ほど歩くと、左手に入り江が見える。ここから倒木の下をくぐって下りて行けば到着。


駐車場から徒歩10~15分くらい。ほとんどアップダウンもなく、シーサイドのような懸垂も不要で、楽なアプローチ。
あぶな根エリア

小さな入り江の両側に壁がある。どちらの壁も高さはあまりなく、10mくらいだと思う。
入り江自体はたぶん東向き。悪夢がある方の壁は南面で、9時頃から陽が当たり始める。午後の遅い時間になると、反対側の壁に太陽が隠れてしまうかもしれない。
シーサイドのような暖かさはないが、アストロドームほど寒くもなく、居心地は悪くない印象。
スポートルートは悪夢のみだが、トラッドルートが何本かあり、この日も我々以外にトラッド目的のパーティが2組。
ルート解説

薄被りの前傾壁に引かれた、ボルト3本のショートハード。
簡単なマントルを返し、テラスに立ってからが実質のスタートとなるが、1ピン目が高いので、左側のクラックにカム(C2~3くらいかな)を入れてもいいと思う。
2-3ピン間が核心。このグレードとしては、ホールドはポジティブなのだが、向きと配置が悪い。そして何より、フットホールドが超細かい。全体的に岩が逆層気味なのだ。
核心ムーヴは、左手ガストン、右手がすぐその上のサイドカチから、左上にある遠い斜めカチを取りにいくところ。左手を出す体勢を作るための足上げがとにかく辛い。
ホールドはインカットしたカチが中心で、保持力よりも体幹が問われるルートだと思う。
核心だけでもかなりハードだが、左手ガストン&右手サイドカチを取るまででも5.13a近くありそう。僕は今回、核心より上はやっていないが、モトハシさんによると、ここも繋げると十分落ちられるらしい。最終的には繋げ核心になるのかもしれない。
トライ
この日は午前中に2トライ。
下部からすでに辛いが、左手ガストン&右手サイドカチまでは何とかなりそう。しかし、ここから全く足を動かせず、はりつけになってしまう。
モトハシさんはもう少しでバラせそうな感じ。上で書いた通り、ホールド欠損の情報はあるが、少なくともルートとしては成立してそうだ。
一方の僕は、今の実力だとかなりボルダー力不足を感じた。
移動
午後からはシーサイドに移動。あぶな根エリアから歩くにはちょっと遠いので、一度いがいが根駐車場に戻る。朝は5割くらいの埋まり具合だったが、戻った時には空きスペースわずかだった。
5分ほど運転し、いつもの駐車場に移動。連休最終日だったが、シーサイドは結構賑わっていて、人気ルートはいずれも複数人トライしていた。
あぶな根エリアではダウンを着ていても結構寒かったのだが、相変わらずシーサイドは別世界で、休憩中でもダウン要らず。
❌サーカス(5.12c), 1go
シーサイドの人気ルートだが、トライするのはこの日が初。
いきなり地ジャン、そこから数ピンはあまり下手に落ちられない感じで、最初から怖い。
今度は右にトラバース。ここはリーチがあるとガバ足になるので明らかに有利だが、落ちたら超振られそうで怖い。
カンテから正面のファイスに出て、有名なクロスムーヴ。露出感あり過ぎて怖い。
レストを挟み、見るからに遠そうな一手があるのだが、これがなぜか届かない。リーチには自信あるんですが…。
どうやらマントルを返す感じらしいのだが、しっかり立ち上がれるところまでプッシュできない。
何回やってもできないので、仕方なく下りる。なんとトップアウトできず。
✅パンピングアイアン1(5.12a), 3go(計2d4go)
サーカスが混んできたので、また別のルートを。
昨シーズンのシーサイド最終日、虎が登れた日にオンサイトを狙ったものの、惜しくもなく落ちたパン1(以下の記事参照)。

ルート解説
小核心とレストポイントを繰り返す持久ルート。
パン2に比べると、しっかり休めるポイントは多いが、部分的に見ると強度が高い。ややホールドが単調になりがちな城ヶ崎だが、 パン1は比較的ムーヴが豊富。
上部は下部に比べると易しいが、最後まで適度な緊張感があり、無駄なところがない好ルート。
トライ
あまり覚えてないので、1便目はムーヴ探り。前回よりも感触はいいが、不思議なほど腕が張る。
2便目は核心?のハングを越えたものの、そこから悪い足で、左カンテにあるガバを取りにいくムーヴでフォール。ヨレ半分、雑さ半分といった感じ。
朝から5.13c→5.12c→5.12aときたので、さすがにお土産持って帰りたい。
日没まで時間がないので、40分レストで3便目。取り付いた時からヨレヨレだが、ようやくムーヴがこなれてきて、さっきよりスムーズ。2便目で落ちた一手も止まった。
あとは大丈夫だが、ノーハンドに近いレストでも、なかなか戻ってこない。かなりしっかり休みながら上部を抜けてRP。
体感グレード
100岩では5.12aだが、ガメラ本では「ルーフ部のホールドが欠け、グレードアップ」と書かれており、5.12bになっている。
僕の体感としては、ガメラ本と同じ5.12b。アイロンヘッドやエアーダンスよりも難しいと思う。
タイプはやや違うが、パン2と同じくらいという気がする。ちなみにオンサインの難易度でいうと、ムーヴがあるパン1の方が難しい。
パン1はレストが絶妙で、完全に休めそうで完全には休めず、繋げると実に奥深い。オススメです。
ふりかえり
悪夢とサーカスでは、ボルダー力のなさを改めて痛感。
帰り際にパン1はなんとか登れたけど、やはりスキーシーズンに入って登る量自体は減っているので、持久力もやや落ちているかもしれない。
ところで、この日の都内は真冬らしい気温。しかし、こういう日のシーサイドは快晴・無風で灼熱になることが多い。実際の気温とはかなり差がある。
持ってきた水の量も足りず、前日は雪山にいたこともあり、午後はちょっとぐったりしていた。笑
