【二子山】シュクァーとジョナサン
クライミング日:2026年3月20日(金・祝)
今回のクライミング
春分の日の祝日。
せっかくの3連休なので、普段行かない岩場への遠征も考えたけど、仲間と都合が合わず断念。
今日も日帰りで弓状へ。
✅ペトルーシュクァー(5.12c), 2go(計2d6go)
まずは先週宿題となった、シュクァーにトライ。

トライ
この日の最高気温は、3月としては低めの予報で、空は朝から分厚い雲に覆われている。こういう日の朝は、逆にそれほど冷え込まないことが多いんだけど、岩は予想に反してめちゃめちゃ冷たい。
まずはアップ兼あわよくば便。下部から動きが硬く、なんとシュカとの共通部分でスリップ落ちw。上まで一通りムーヴ確認。核心の手前でより楽なムーヴが見つかったのは収穫。
2便目。一日を通して陽射しがあったのはこの時間帯だけで、結果的には良いタイミングでトライできた。
下部から順調。ホールドはまだ冷たいが、1便目に比べるとかなりマシ。
先ほど新たに作ったムーヴで、核心への入りもスムーズ。そして強度のある左手ピンチ取りが止まった!
ドガバで3分ほどレスト。かなり腕は戻った。
Day1の2便目で落ちた、最後のバランシーな垂壁パート。今回はムーヴが固まっている。また腕が張ってくるが、落ちる感じはしなかった。やや余力を残して終了点へ。
体感グレード
決して一手ものという訳ではないのだが、核心の左手ピンチ取りは強度があって、ここは得意不得意が出そう。僕のコルネマッチムーヴは一般的ではないようだけど、自分の得意ムーヴに持ち込めたと思う。
それでも、シュカとの共通部分を含め、核心までを最適化しないと繋げるのが難しかった。終了点直下も、ドガバレスト後とはいえ、決して簡単ではない。
普通のグレーディングの岩場にあったらSoft 5.12dだと思うけど、弓状の5.12cの中では登り易い方で、穴のムジナと同じくらいな気がする。
長さがあり、明確な核心がありながらも、最後まで気が抜けない。リードクライミングらしい好ルート。
人気のペトルーシュカ(5.12b)の派生ルートという見方が多いと思うけど、かなりオススメ。
✅ジョナサン・リビングストン・シーガル(5.12b), 2go
やりたかった弓状5.12cシリーズが一通り終わったので、5.12bとしてはかなり悪いという噂のジョナサンにトライ。
ルート解説
悪魔のエチュードのエクステンションルート。
悪魔の指の上に立ち、一旦完全レスト。そこから5.11前半くらいの左カンテ沿いを登り、快刀乱麻の終了点を通るラインで凹角に入り、再び完全レスト。
凹角から右に出ると、そこから終了点までは明確なレストポイントがない。
終了点前最後のクリップまではホールドが大きいが、スタンスが限られた中でのアンダーの処理など、決して簡単ではない。
終了点目前の腕が張ってきたところで、細かいフィンガリーなホールドの5手ほど。ここが核心だろうか。
トライ
悪魔のエチュード終了点から、まずは素直に左カンテ沿いに登っていく。ずっとGo on the boltするのは、少なくとも僕には厳しそうだったので、自然と左カンテ奥の快刀乱麻終了点の方へ。
凹角の右面(ボルトラインから見ると左カンテの奥)はガバが続いているように見えるが、ここはさすがにボルトラインから外れ過ぎなので、レストポイントから少しカンテを登り、次のクリップからフェイスに出た。以降は左カンテは使わず、終了点までフェイス登り。
終了点直下でホールドが急に細かくなるが、ここは僕の得意系。それほど苦労することなく、一通りムーヴが作れてしまった。5.12bとしてはかなり難しめ、と聞いていたが、みんなとライン取りが違うのだろうか?
2便目でRP。終了点前の核心に入った時点で、ややパンプしていたが、なんとか押し切ることができた。
体感グレード
僕が登ったライン取りだと、トポ通りの5.12bくらい。
終了点からのロワーダウンの途中、改めて壁をよく見てみる。凹角での完全レスト後、僕がカンテ沿いに登った部分と同じ高さのフェイス上にコルネがあり、チョークが付いている。
トップロープ状態で、凹角からすぐ右に出るラインを試してみた。フェイス上にあるコルネを右手で持つことで、左カンテとの間でコンプレッションが効く。ここは手も悪いが、フットホールドがあまりなく、ムーヴ作りが楽しそう。
僕はちょっと触ってすぐに降りたが、もしこのラインで登る場合、明らかに凹角から出た直後が最大核心だ。横リーチがないとさらに厳しい。
僕が登ったラインでの核心と書いた終了点直下も、さらにパンプした状態で入ることになると思うので、より大変だ。
確かにこのライン取りだと、5.12bとしてはかなり難しいと思う。
初登時はどういうライン取りだったのだろうか?と想像するのは楽しい。

✔️ペトルーシュカ(5.12b), Re
翌日の三連休中日はレストの予定なので、最後に追い込み筋トレ便。
僕がはじめてワンテン地獄を経験したルート。RPはシーズンを跨いだ2022年10月26日。ノースは何度か再登しているが、恐らくペトを登るのはその時以来。実に3年半ぶりのトライだ。
とはいっても、クァーで再び下部はやったので、大レストまではそれほどパンプしない。
シュカの核心部は、当時よりもずっとホールドはポジティブに感じた。そして何より、あれだけ困っていたスタンスは、「どこでも踏めるじゃん」と思えた。保持力だけでなく、外岩を登る技術や経験値が上がったことが嬉しい。
とはいえ、最後のサイドガバは一発で良いところが取れず、右手を寄せるのに必死だったがw。ここで左手をもう一発送るのか、右手をマッチするのかは悩ましいところ。この日も、サイドガバを左手で止めた時の掛かりが甘く、フォールしたクライマーの悔しい叫び声が聞こえた。
ふりかえり
午前中に少しだけ陽が出る時間帯があったが、概ね予報通りで曇りの一日。2月後半から弓状通いをして約1ヵ月。この日が一番寒かった。風が弱くてまだ助かったな。
やはり気温よりも陽射しが重要だ。この標高で冬でも登れる(もちろん寒いが)のは奇跡だと思う。
2月中旬までひたすらスキー。岩復帰してからも、週末はずっと登りっぱなしだったので、3連休の中日(この日の翌日)は久しぶりにレストすることにしていた。
しかし、晴れ予報の休日に登りに行かないことに、どこか罪悪感のようなものを感じるのは、病気なのだろうか。笑
弓状でまだ登ってない5.12台も、かなり少なくなってきた。5.13台に打ち込む時期が近づいてきている。たぶん。笑
