【城山】RP!ケレンジとダスキン多摩

クライミング日:2024年12月22日(日)
今回のクライミング
先々週、先週とトライしたケレンジ(以下の記事参照)。今週こそは決めたいところ。


相変わらず冷え込みが続いている。冬型の気圧配置により、日本海側では大雪、太平洋側は快晴。
前日土曜、城山は久しぶりに雨が降ったそうだが、影響はまったくなし。気温も低過ぎず、例によって午後から風が強まる予報が出ているものの、先週ほどではなさそうだ。
少しゆっくり目に、駐車スペースへは8:15頃到着。すでに10台くらい止まっていて、いつもの賑わい。
クライミングとスキーの両立
ここ数年、休みの日は基本的にすべて岩の僕だが、冬は例外。
とはいえ、以前は冬のクライミングの割合は低かったものの、最近はスキーと50:50くらい。岩と雪の二刀流生活だ。
この週末も、土曜は新潟のかぐらスキー場で今シーズン初滑り、日曜は伊豆城山でクライミング。

よく「体力あるね~」と言われるが、2日続けてクライミングするより、実は楽に感じている。というのも、スキーは下半身中心(実は上半身の動きもすごく大事だけど)、クライミングは上半身中心(細かいスタンス踏めない僕は特にw)のスポーツ。疲労が分散される感じ。
確かに車の移動はそれなりに大変だが、以前は軽のハスラーでこの二刀流生活をしていたことを考えると、アイサイトを手に入れた今は楽なものだ。
かぐらは新潟・湯沢にあるスキー場で、新潟というとかなり遠い気がしてしまうが、自宅から2時間ちょっと。埼玉にある二子山とほぼ変わらない。
ちなみに、スキーの翌日はなぜかクライミングの調子が良いことが多い。登山の翌日も同じ。アクティブレスト的な効果があるのだろうか?
今はスキーよりクライミング熱の方が高く、基本的に楽しく滑っているだけだが、なぜか毎年上手くなっている気がする。クライミングで体幹が鍛えられているからかもしれない。
前日の初滑りでも、夏の間はスキーのトレーニングは全くやってないにも関わらず、滑りの安定を感じた。組み合わせにもよると思うけど、複数のスポーツをやることは、良い相互作用があるようだ。
✅オンリーイエスタデイ(5.10d), Re
今日も朝のストーンフリーは激混み、オンリーイエスタデイはガラ空き。うん、何回登っても難しい。
無風快晴でポカポカ。
✅ケレンジ(5.13a), 2go(計3d13go)
まずは1便目。核心4手のうち、最初の右手3本指ポケット取りでフォール。RPしたい気持ちと体が噛み合わず、動きが硬い。
問題の核心4手目、右手スローパーからの左手ガバ穴取りは、3回目で止まった。やはりここは確率ゲー。
最初は結構難しく感じていた上部カチパートは、かなり楽にこなせるようになった。ヒールトゥのレストもいい感じ。
2便目。下部からいい感じ。核心1手目、2手目、3手目まで問題なし。そしてついに4手目が止まった!

実は5級くらいのランジ決めつつ…

ヒールトゥのレストへ。

繋げたらこの時点でかなりヨレてる想定だったが、思いの外パンプしていない。もはやノーレストでもいけそうだけど、ヒールトゥレストでしっかり休む。この時点でほぼ勝利を核心。
上部は得意のカチパート。RPトライでは余裕で落ちれると思っていたけど…

全く問題なかった。最後は5.8くらいのウイニングラン。計3日13便。そんなにかかったことが不思議に感じるほど、余力たっぷりのRPだった。
グレード感
前回まではHard 5.13aと感じていたけど、RP後の感想としてはSolid 5.13a。現在、ロクスノで「グレードの基準となるルートを選定する」という企画が行われているが、そこで5.13aのテストピースに挙げたいほど、ど真ん中5.13a。
最初の印象としては、「ボルダー核心中心、だけど繋げる難しさも結構ある」だったが、思った以上に核心部のウェートが高かった。
ルートの構成としては、御前岩のアスリーツボディ(7c+)と似ていると思う。ちょうど中間部に核心があり、難しくはないもののノーダメージではない前半、核心抜けた便で決めたい感じだけど落ちられる後半。

ケレンジの方がルート長は短いが、その分一手一手の強度は高い。
アスリーツは標準的なデシマルグレードの岩場にあったら、恐らく5.12d。持久的な難易度はケレンジも同じくらいだと思うけど、核心はアスリーツよりも難しかった。はっきり1グレード差あるんじゃないかな。
結果的に思ったほどの持久要素はなかったけど、核心を抜けた後のレストはトリッキーだし、繋げる難しさはしっかりある。
色々なムーヴが要求され、登っていて楽しかった。ロケーションも抜群。岩がもう少し安定していたら三ツ星?
✅ダスキン多摩(5.12c), 2go
ケレンジを登った後、例によって二間バンドは風が強くなってきた。かさぶた(5.12c)をやろうかと思ったけど、僕に続いてモトハシさんもケレンジを落としたので、エリアを移動することに。
生と死の分岐点(5.12b)があるチューブロックは混んでいる。ワイルドボアで空いているルートをやることにした。
ルート解説
ポコチン大魔王(5.12d)と並び、下ネタで有名?なルート。あと、グレードがかなり甘めと聞く。
終了点を除いて9クリップ。1P目が高いが、出だしはそれほど簡単ではないため、余程自信がある場合を除いてプリクリが無難だと思う。
3P目のリッジで一旦完全レスト。その後もしばらくは難しくなく、5P目がある小ルーフからが本番といった感じ。
5~8P目まで、城山らしい細かいポケットを繋いでいく。フットホールドもスローピーで、傾斜はないものの、結構パンプする。
見た目より悪いスローパー棚でのレストのあと、8~9P目が核心だろうか。ここはムーヴがとても面白い。
最後のマントルも気が抜けない。
トライ
1便目、一応オンサイトを狙う。悪いトライではなかったけど、7P目付近のライン取りを見誤り、最終的にヌンチャクにA0。
その後、ムーヴ探ってトップアウト。恐らく次の便で決められそうな感じ。
2便目。スローピーなフットホールドでのデッド。ここはオンサイトトライでも止めたけど、結構強度がある。

その後はさっき左に行ってしまったパート。今度は決めておいた通り右へ。7P目のクリップは飛ばし、スローパー棚でのレストポイントに到達。

8P目にクリップしつつ、ここでしばらくレスト。しかし、思ったほど休めない。パンプを引きずりつつ核心へ。左手サイド、右足ヒールでのコンプレッション。

右手を甘いピンチに寄せ、左手でガバポケット取り。ここまでが核心部といったところか。
最後も決して簡単ではないマントルを返して終了点へ。結構パンプしたけど無事2撃。
グレード感
事前に聞いていた通り、5.12cというのはかなり甘めだと思う。体感では5.12a~5.12bくらい。
限定があるという話も聞くが、レストポイントのスローパー棚がそうなのだろうか?ボルトラインからは特に外れていないと思うんだけど…。
グレードとネーミングはともかく、小ルーフからの10手弱のエンデュランス、スローパー棚での絶妙なレストからの核心、そして油断できないマントル。素晴らしいルート構成。核心のムーヴも面白い。
✅ジゴロ(5.11b/c), Re
最後に城山三大イレブンの1本で締め。このルートは、2022年の9月3日にRPしている。
特別悪いところはないが、逆にしっかり休めるところもなく、素直な持久ルート。
2年前にトライした際は、なんとか2便目で登れたんだけど、めっちゃパンプした記憶がある。
細かいムーヴは全く覚えてなかったが、今回はそれほど腕も張らず再登。成長を実感できて嬉しい。
ふりかえり
恐らくこれが年内最後の外岩クライミング。
今年の宿題、今年の内に。ケレンジも登れたし、良い登り納めが出来て満足。これで心置きなく滑りに行ける!(ちなみにこの記事を書いているのは旭川スキーツアーの最中)。
クライミングは年が明けたら城ケ崎かな~。昨シーズンの宿題シンデレラボーイ(5.13a/b)、それから虎の穴(5.13a)を登りたい。
2025年もたくさん登れる年になるといいな~。