【瑞牆の麓】レッド&イエローエリア

takusuku

クライミング日:2024年7月20日(土)

アプローチなど

今回のクライミング

メンバーはモトハシさん、イイヅカさん、かいてぃー、みずかみさん、僕の5人。

全員初めてとなるレッド&イエローエリアへ。トポを見る限り、5.11~12前半の手頃なグレードが多く、夏の時期のエンクラにはちょうど良さそうだ。

車でのアクセス/駐車スペース

須玉方面から瑞牆に向かう場合、塩川ダム(みずがき湖)近くの交番がある分岐を左に行くが、レッド&イエローエリアへはここを右折する。

増冨温泉街を抜け、増冨ラジウムラインを進むと左側にアプローチの入口。

アプローチ入口、車1,2台止められそう

ここから100mくらい先の右側にもう少し大きな駐車スペース。この日は全部で6台止まっていた。

アプローチ入口付近の駐車スペース、写真の枠外にもう1台止まっていた

ラジウムラインは渓流沿いに走っていて、こんな感じの駐車スペースが点在している。釣り人もラジウムライン沿いの駐車スペースを利用しているようだった。

増冨温泉街に無料駐車場があったので、現地集合の場合はここで乗り合わせるのもありかもしれない。

増冨温泉街の日帰り湯

以前、日帰り入浴可能な増冨の湯に行ったことがあるけど、現在は休業中。いくつか温泉宿があるけど、基本的には日帰り入浴不可のようだ。増冨佼成寮は日帰り可とのこと。ただし、時間は19時までなので注意。

アプローチ

入口から岩場までは徒歩10分弱といったところ。短い急登があるものの、概ねトラバースなので、とても楽なアプローチ

岩場解説

1F 西面前傾壁

瑞牆本を見ると、エリアが細かく分かれているように見えるけど、大きく分けると1階と2階といった感じ。1階と2階の間にもルートが引かれているようだ。

北西向きの1階は木が生い茂っていて、陽はあまり当たらないけど、風も通らない。すぐ下に川が流れているので、湿度も高い感じがした。

2階は南東向きで、特に午前中はよく陽が当たる。風がよく通るので、午後からは涼しい。

ただし、瑞牆や小川山に比べると少し標高が低いので、比較的気温は高いと思う。

1階・2階とも、広くはないけど平らなスペースあり。混まなければ快適度は低くない。

1階から2階へ行くには急登を上がる必要があるけど、5分もかからないので、岩場全体はとてもコンパクトにまとまっている。

岩は花崗岩らしいけど、瑞牆や小川山に比べるとあまりフリクションがない感じがした。

ちなみに、近くにコクシネルロックという岩場もあるらしく、こちらは凝灰岩のようだ。もしかすると、レッド&イエローエリアも少し凝灰岩が混じっているのだろうか?

マイナーな岩場だと思うけど、瑞牆本に載ったことで、それなりにクライマーは入っていそう。この日も我々の他に2パーティー。

天気とコンディション

梅雨明け直後の土曜日。晴れて気温も夏本番といった感じだった。

特に西面前傾壁(1F)のルートは、スローピーなホールドが多いこともあり、結構滑りを感じた。

瑞牆や小川山が寒いくらいの時期がベストシーズンかもしれない。

各ルート解説と成果

❌BONSAI.テラス(5.11b) 1go

まずは2Fのこのルートでアップ。一見するとかなりコケが生えているように見えるが、使うホールドは一応問題なさそうだ。

出だしからホールドが細かく、さらに2P目クリップ後の一手がめちゃくちゃ悪い!何度かフォールを繰り返し、ようやく抜けられた。

その後、5P目くらいまではライン取りが重要。上部は気持ちの良いビクトリーロードだが、日当たり抜群でいきなり大汗かいた。

✅甲斐の山々(5.12a) 3go

下から見ると3P目くらいまでは5.9といった感じだが、意外にホールドがスローピーで、 出だしからしっかりクライミング

これといった核心はないけど、逆に簡単なところもなく、傾斜が強いためかなりパンプする。

それほど長くはないけど、ムーヴもあり、総合力が求められる好ルート。

オンサイトトライはかなり惜しかったけど、終盤でフォール。

ちょっと混んでいたので、デキシーキング(5.12a)を先にやって午後また戻って来た。マスターでの2便目は、油断していて下部でフォール…。そのまますぐロープを結び直し、3便目でなんとか回収。

✅デキシーキング(5.12a) 3go

ボルダー要素の強い短しい系。出だしから油断できない。

2P目にクリップし、距離のあるポケット取り。このポケットのホールディングが悩ましい。

最後はマントル2連発。これも楽しいルート。

❌獅子奮迅(5.12c) 1go

甲斐の山々(5.12a)の左隣にあるルート。終盤まではスローピーなカチが主体の前傾壁を登ってから大レスト。ここまでで5.12a(甲斐の山々と同じかやや難しい?)くらいだろうか。

最後はやや傾斜が寝るが、最終クリップから終了点までが核心部。瑞牆本には、「最終ボルトから激レアさん(5.12a)の核心も登ることになる」と書かれている。しかし、終了点以外は両ルートのボルトは独立しており、最終ボルトも激レアさんとは異なる。

ボルト沿いに素直に登ると、激レアさんとは少し違うライン取りになる(トポの「ガチャガチャしたポケット」と思われるホールドを使わない)と思うんだけど、いずれにしても難易度はそれほど大きく変わらないようだ。

僕は激レアさんの核心を行くラインでやってみたが、これがなかなか難しい。恐らく10回近くフォールを繰り返し、何とか終了点へ。

前傾壁パートを抜けた後にかなり休めるので、この終了点前の核心はバラシで出来れば問題なさそうだ。

しかし、この時点で計8便目。さすがにヨレていて、もう1便出しても前傾壁パートで落ちそうだったので、代わりに激レアさん(5.12a)をやることに。

✅激レアさん(5.12a) 1go

獅子奮迅(5.12c)で書いた核心まではガバガバのアプローチ。さらにノーハンドに近いレストもあるので、実質は「ガチャガチャしたポケット」を使う核心にグレードが付いている。

ただし、1手ものという訳ではなく、終了点のクリップホールドを取るまでは落ちられる。

獅子奮迅のトライで、激レアさんの核心ムーヴをしっかり探ったので、1便目でRP。

おまけ(夕飯情報)

最近オープンしたという、はらぺことよちゃんという食事処に行ってみた。

かいてぃーは、はらぺこチャーハン¥770(なぜか大盛りしか選べないw)を注文。なんと米の量は3合

完食してたけど、さすがのかいてぃーも苦しそうだったw

みずかみさんと僕は野菜炒めをチョイス。こちらもチャーハンほどではないけど、かなりの大盛り。でも箸が進む味付けで、意外とペロッと食べられた。

最初は一皿に二人分盛られてるのかと思ったけど、これで一人前

ガッツリ食べたい人にはオススメです。

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ABOUT ME
きい
きい
登ったり滑ったりする人
1988年生まれ、愛媛県出身
東京の北西部に住み、週末は専らさらに北や西に出かける
仕事は電機メーカーのエンジニア
クライミング:2021年からリード&外岩を始めて本格的に
スキー:2017年からバックカントリーにハマる
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