【瑞牆】UFO Catcher(Day3):少しずつ、でも着実に…

クライミング日:2025年10月19日(日)
今回のクライミング
先週からはじめたUFO Catcher。

Day2の日曜はかなり疲れていて、あまりワーキングにもなっていなかった。
今回は前日に小川山のサンキストを登り、連登ではあるものの、先週に比べると体力十分。サンキストは思わぬ成果でもあったので、気分良くカンマンボロンに向かう。

ここ最近は秋雨前線の影響で、不安定な天気が多い。この日も朝から雨がパラつき、7時半時点でチップの駐車場は半分以上空いていた。
砂の塔(5.12a), Re
アップで中間部まで。核心以外はガバガバのイメージだったけど、下部からスローピーなホールドが多く、記憶よりも難しかった。

下りる時にUFO下部のヌン掛け。
❌UFO Catcher(5.13c), 3go(計3d10go)
1便目
先週に比べ、下部から明らかにホールドが持てる。疲れだったのか、はたまたフリクションの違いによるものなのかは分からないが…。
ランジのところで一旦テンションし、一つ上のピンにロープ掛けてワーキング。
ランジも先週より感触がいい。前回は右足を上げて発射体勢を作るので精一杯だったが、今回は多少タメも作れている。
だがしかし止まらない。手は痛くなるくらいしっかりとUFOホールドを叩いているのだが、叩いているだけと言えばそれまでの気もする。止まりかけたものの、振られに耐え切れず落ちたという感じでもない。惜しいのか惜しくないのか、よくわからない。
とりあえず上へ。前回ヌンチャクが掛けられなかった、8P目のボルト。今回は1手進み、もうボルトは目の前なのだが、バランスが取れなくて片手が放せない。ヌンチャクさえ掛かっていれば、安定した体勢で下から手が届くのだが…。
本意ではないが、エイドで8P目のヌン掛け。ゴボウで上がって探ると、右足キョンすればヌン掛け出来そうなことがわかった。これで次回はエイドしなくても大丈夫だろう。
しかし、そこから9P目の間がさらにわからない。持てそうなホールドも、踏めそうなスタンスも全然ない。いくら難しいルートでも、少なくとも「このムーヴとこのムーヴを試してみよう」という気にはなるんだけど、試すムーヴも思いつかない。ずっと何もしないままロープにぶら下がっていてもしょうがないので、仕方なく一旦下りる。
2便目
ランジは相変わらず止まらない。顔の向きを変えてみたり、飛び出す角度を気持ち上方向にしたりしてみたが、概して言うと同じフォールを繰り返しているだけの気もする。Hyakutaro先生のYouTube動画と、それほど動きは変わらないように思うんだけど、何が違うんだろう。
再び上へ。8P目はやはりヌンチャク掛かっていれば、普通にクリップできる。
問題の9P目手前のポイント。ここも地上でウェブザベしてきた。すると、全てではないが、なんとなくムーヴが繋がった。それにしてもゴミ足の連続だ。繋げたら前腕のパンプはもちろんだが、繊細な足置きを続ける集中力も重要だろう。
少し進んだが、またしても9P目のヌン掛けは出来ず。
3便目
日が短い秋シーズン。時間がなくなってしまったが、またウェブザベしたので、ヌンチャク回収ついでに9P目手前だけムーヴ探り。
Hyakutaro先生のおかげでまた1手進み、もうボルトは目の前。あとワンムーヴ起こせば安定してヌンチャクが掛けられそうだったが、怖かったこともあり、焦ってやや無理な体勢でヌン掛けしようとしてフォール。
ふりかえり
UFO CatcherのDay3。未だにバラシでもランジは止まらず、上も抜けられていない。それでも、少しずつだが着実に進んでいる。
ランジはマグレでもいいから(残念ながらマグレでは止まらなそうなランジではあるが)、1回止まれば何か掴める気がする。
上部のカンテパートは、悲しいくらい自分の力ではムーヴが作れない。考えてみれば、それなりのグレードの花崗岩カンテルートは、ほとんど経験がない。
しかし、ムーヴがわかってもできるとは限らない訳で、このあたりは一応成長を感じる。以前ならまず踏めなかったゴミ足たちを、今は一応拾うことができる。花崗岩特有の粒足スタンスの経験値は、確実に増えている。
UFO Catcherは今シーズンあと1日くらいかな。RPは狙えそうにないが、来シーズンに向けてランジをなんとか1回でも止め、上部のムーヴを作ってトップアウトしておきたい。
曇りのち雨の予報に反して、雨のち晴れだった1日。他のエリアに行ったパーティは、雨撤退続出だったようだが、カンマンボロンは当たり前のように1日登れた。
岩場には我々と、いつもの富山の激ツヨのお二人だけ。その二人もお昼頃に帰ってしまい、ほぼ貸し切りのカンマンボロンだった。