【瑞牆】UFO Catcher(Day4):形になったランジ、依然厳しいカンテ

きい

クライミング日:2025年10月25日(土)

今回のクライミング

久々に「打ち込むクライミング」で狙っているUFO Catcher。

Day1&2
【瑞牆】UFO Catcherはじめました
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Day3
【瑞牆】UFO Catcher(Day3):少しずつ、でも着実に…
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10月最後の週末。今年の10月は週末に限って雨が多い。

この土日も2日間とも雨予報。UFO Catcherは雨が降っても濡れることはなさそうだけど、アプローチに時間がかかるカンマンボロン。

土曜の朝は大丈夫そうだったので、濡れずに岩場へ到着できそう。ということで、今週は日帰りで瑞牆へ。

砂の塔(5.12a), Re

前回と同じく、アップで中間部まで。

ホールドが大きいので、少し手がかじかんだ。

❌UFO Catcher(5.13c) 2go(計4d12go)

Day1~3は、いずれも連登の2日目以降だったので、はじめてフレッシュな状態でのUFO Cathcer。

ワーキングははかどるが、下引きできるホールドがほとんどないので、結局保持力では解決できない。

まずは横っ飛びランジ。飛び出す時のタメは、これまでで一番作れているが、やはり止まらない。

ランジの振られに耐えるには、右手でUFOホールドの良い部分を取りたいので、左手はそのスペースを空けておくことが重要そうだ。しかし、そんなにピンポイトでは狙えそうにない。

試しに、AYABEさんムーヴを再びやってみることに。富山クライマーさんもこのムーヴだったと教えてくれた。

これまでのランジ発射体勢

これまでは左手で縦カチを持った状態から飛んでいた。

AYABEさんムーヴ

AYABEさんムーヴは、左手で一旦粒カチを持ち、そこから発射する。この粒カチ(というかただの粒)は、仮に足で使っても決して良いとは言えないくらい小さいので、あくまでも中継ホールドといった感じ。持つというより摘むだけ。

Day2に初めて試した時は、そもそも左手を縦カチから離せる気がしなかったのだが、改めてやったら2回目で粒カチが取れた!

発射

発射の瞬間、これまでよりもしっかり体が上がっている感覚がある。

右手寄せ

右手もしっかり寄った!

振られに耐える

ここから振られに耐えるのだが、わずかに手の掛かりが甘かった!

右手から外れて…
フォール

これまではあまり惜しくなかった気がしていたが、これは明らかに惜しい。あとは右手をもう少しラップ気味に持てれば止まると思う。

「できる」という確信が持てたので、次は上部のカンテパート。

前回できなかった9P目のヌン掛け。

左手カンテピンチ取り

右手ピンチから、左足ヒールフックで左手カンテピンチ。ここはかなり安定した。

尾根上の「風のエリア」が強風の日でも、UFO Catcherがある「砂のエリア」は無風のことが多く(そのためかガスガスの時も多い)、同じカンマンボロンの中でも体感気温にはかなり差がある。

右手縦クラック取り

右手で縦クラック(縦カチ)を取る一手だが、そもそもこのムーヴで2回に1回くらい落ちる(もちろんバラシで)。

右手縦クラックを効かせて左足をハイステップしたいのだが…

右足を上げて一旦レイバックで右手縦クラックを効かせ、そこから左足ハイステップすれば、左足にかなり乗り込めてレストできるらしい。

そこで腰より下の位置でクリップするそうだが、逆にそこまではクリップできるポイントがないため、マスターが本当に大変だ。

左足ハイステップが上がらずフォール

バランスが上手く取れず、右手縦クラックが効いてこないので、左足ハイステップが上がらない。

ロープと足の位置関係に気を付ければクリーンフォールではあるのだが、毎回ボルトが目の前の位置まで来て落ちるので、恐怖心も動きに影響しているのかもしれない。この日はここで何度も同じ落ち方をしたが、なかなか慣れない。ゴボウでの登り返しも大変だ。

ヌンチャクが掛かっていれば、とりあえず掴めるのだが、マスターだとなかなかワーキング効率が上がらんなぁ…。

ふりかえり

UFO CatcherのDay4。

ダブルダイノはまだ完全には止まっていないが、大きな進展があった。一方の上部カンテはやはり難しく、一応進んではいるが牛歩ペース。

ちなみに、「砂の塔」終了点からUFO終了点までトラバースし、UFOのヌン掛けが可能という話を聞いた(結構怖いらしいけど)。なるべく下からマスターで出来るに越したことはないけど、そこまで強いこだわりもないので、次は効率優先でいきたいと思う。

Day4でまだトップアウトすら出来ていないのは気掛かりだが、5.13cとしてそこまで高い持久力が求められるルートではないと思う。全ムーヴが解決すれば、RPまで割とすんなりいく可能性もあるだろう。

とはいえ、あと1,2日で登れる感じでもない。砂のエリアは風はさほど吹かないが、一日中陽が当たる訳でもないので、寒がりな自分にとってはそろそろ辛い。また来シーズンかな。

晴れれば小川山のゴジラ岩や5峰はまだいけるけど、すでにかなりの期間、小川山・瑞牆で登ってきた。そろそろ石灰岩や、他の岩場にも行きたいところ。

小川山・瑞牆は標高が高いので、夏でもそれなりに快適に登れるが、フリクションに最も左右されやすい花崗岩の岩場。少なくとも僕の実力だと、高グレードが狙える時期は限られているのが悩ましい。

夕食は久しぶりにみずがき食事処(鹿ロースト丼¥1,700)

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ABOUT ME
きい
きい
登ったり滑ったりする人
1988年生まれ、愛媛県出身
東京の北西部に住み、週末は専らさらに北や西に出かける
仕事は電機メーカーのエンジニア
クライミング:2021年からリード&外岩を始めて本格的に
スキー:2017年からバックカントリーにハマる
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