【瑞牆】おいぼれランド・祭りの後(5.12b)

クライミング日:2025年7月26日(土)
今回のクライミング
ここ数年、夏の間、瑞牆・小川山で5.12ハンターをやってきた。有名どころや、アプローチが手軽なルートは、結構登ってしまった。
そのため、最近はマイナーだったり、アプローチが遠いルートに行くことが増えてきた。
今回も、あまり登ったという話を聞いたことがなく、アプローチが大変で、さらにはその1本しかないというルートを登りに行った。
❌祭りの後(5.12b), 2go
アプローチ
まずはおいぼれランドの、ハナタレフガフガ(5.12a)などがある野良猫岩を目指す。
いつもはチップの駐車場に車を止めるけど、今回は満車だったこともあって植樹祭駐車場から歩いたが、こっちの方が楽かもしれない。
野良猫岩の向かって左側に尾根が見える。この尾根を乗り越えると、みんなが私を探してる(5.12c)。
祭りの後へは、この尾根を越えず、沢状の地形をジグザグに上がって行く。明瞭ではないが、一応踏み跡あり。
ルート解説

15m弱くらいの薄被りの前傾壁。恐らく西面だが、向かい合うように別の岩があるため、陽が当たる時間は長くないと思う。
3P目くらいまで、フレークに沿って登っていく感じ。ホールドは悪くないものの、バランシーで思いのほかヨレる。
そこからは花崗岩らしいカチフェイス。特別悪いホールドはないが、一定の強度が続き、どんどんパンプしてくる。
スローパーでのちょっとしたレストを挟み、終盤の核心部へ。右手で外傾した突起状ホールドを押さえ、左手で遠いホールドを取りにいく。ここはリーチがあれば、右手で右上のガストンガバカチも使える。
長さはないものの、構成が良くて、リードクライミングらしいルート。アプローチが近ければ、かなり人気が出そう。
トライ
まずはムーヴ探りの1便目。細かいながらも、掛かりの良いカチが多く、思った通り得意系だ。
上で書いた通り、最後の核心はかなりリーチが活きる。これは2撃パターン。
決める気満々の2便目。しかし、下部でもたついてしまう。中間部も繋げると結構ヨレる。核心前でフォール。
その後、もう1回テンションを入れたが、ほぼワンテン。
次こそはと思ったところで、雨が降り出す。しかもかなり強め。ルートは薄被りではあるが、徐々に上から流れ込んできて、中間部くらいまで完全に濡れてしまった。
仕方なく、雨が止んだタイミングでヌンチャク回収。終了点まで歩いて行けるルートで助かった。
撮影
このルートは、歩いて終了点まで行くことができる。
向かい合った岩との間を登って行くこともできるようだが、一度取り付きから少し降り、右側から沢状地形を歩いて行った方が楽そうだ。








ふりかえり
夏の瑞牆・小川山の風物詩ともいえる雷雨により、強制終了となってしまったが、良いルートだった。1便目での詰めが甘く、2撃できなかったのが悔やまれる。
また来ないと。