【小川山】ジャックと豆の木RPと帰ってきた開拓王Day2

きい

クライミング日:2025年9月15日(月・祝)

今回のクライミング

敬老の日の3連休、最終日。

朝から雨の予報もあり、廻り目平は激混みだった昨日が嘘のようにガラガラ。

恐らく、この夏最後のトラッドデイ。先週末、1トライだけしたジャックと豆の木のRPを狙う。

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✅ジャックと豆の木(5.10c), 2go(計2d3go)

トラッドのアップって何したらいいのかよくわからないので、いきなり取り付いてみる。

2日前の土曜は明け方まで雨、前日日曜も雨がパラつく時間があった。出だしは前回よりもしっかり濡れているが、登れない訳ではなさそう。

一応狙ってみたけど、下部で早速テンション。めっちゃヨレるー。

相変わらずカムの選択に時間がかかってしまう。クラックに入れてみたもののサイズが合わず、交換している内にパンプする。

テンテンで上まで抜ける。これは今日のRPは厳しい?

ロワーダウン中、カムを回収しながら、セットした位置と番手を記憶。次の便では、ギアラックにカムを使う順番に並べる作戦だ(普通にみんなそうしてるかw)。

2便目。やはり下部は力を使うが、カムセットの時間が短くなったことで、なんとか核心まで到達。

ここはジャムの効きが甘い。ベースキャンプ入間で、たまにクラック技術を教わっているサトーくんは言っていた。

サトーくん
サトーくん

効きが悪いハンドジャムをどう効かせるかより、しっかりフットジャムで立ち上がって距離出して、効きが悪い部分を飛ばすことをまずは考えた方がいいですよ

そのアドバイス通り、なるべく高い位置にシューズをねじ込み、思い切って立ち上がる。すると、それなりにハンドジャムが効くところまで手が届いた!

そこからはガムシャラに体を引き上げる。斜めカチに右手が届いた!

レイバックの体勢になり、ここで大レスト。スポートルートでは、最近あまり経験ないほどのパンプ。正直、この便で核心を抜けられるとは思ってなかった。こうなったら意地でも決めたい。

フェイス面のホールドも使うが、たった1週間前の前回と比べても、ジャミングが上達したと感じる。休めるところではしっかり休みつつ、慎重に上部をこなして終了点へ。

出来てしまった…。カサブランカまでは順調に登れても、苦労する人が多いというジャク豆。これは嬉しい。フェイス力を惜しみなく使ったことは否めないけど。笑

この後、クラックの師匠のゆきりんもRP。手のサイズの違いか、核心がとにかく苦手そうだったけど、そこさえできれば他は問題なかったみたい。

ドパンプした僕と違い、大して腕も張らなかったとのこと。同じRPでも大違い。まだまだですな。笑

ジャク豆を登るゆきりん

❌帰ってきた開拓王(5.11c), 2go(計2d4go)

不安定な天気だが、まだすぐに雨は降らなそう。

はじめてこのルートにトライしたのは、確か昨年の6月。その時は2便出し、上部のスラブまでは繋がったものの、最後のムーヴが解決していなかった。

開拓王を登るゆきりん

序盤は花崗岩らしい、カチと細かいスタンスのフェイス。

見上げる先は、船底のように反り返っていて、左右対称に近いカンテを持つ。

左カンテ

すでにオンサイトではないので、登りながら仲間にムーヴを聞く。言われた通り、左カンテ→フェイスのホールド使いつつ右カンテ→右手をデッドで頂点をラップ持ちしたら止まった。

マントルを返すと、一旦完全レスト。いま船底を抜けてきたのに、また目の前に船底が出現する。

2つ目の船底

今度はオーバーハングではなくスラブ。前回トライした際は、まったくフットホールドが見当たらなかったが、花崗岩の経験値が増えたからだろうか。踏める場所が見える!

気分はフラッシュトライ。下からムーヴを教えてもらい、再び両カンテを押さえたが、最後の指示が間違っていて(人のせいw)フォール

船底の頂点にデッド?ランジ?したのだが、その前に右足をカンテの向こう側に上げる必要があった。今となっては、ここは細かい足が踏めるかどうかより、バランスとムーヴの組み立てが重要な気がする。

オンサイトしている人も少なくないようだが、1つ目のハングした船底の頂点までで、すでに5.11cあると思う。上部は落ちない前提?

グレードはとにかく、以前は絶望的だった上部ができるようになっていて嬉しい。次の便で登れそうだ。

と思った矢先、突然の大雨!

少し待ってみたが、すぐには止みそうにない。すでに上部のスラブ面は濡れていそうだが、ダメ元で取り付いてみる。

1つ目の船底がハングしているため、フェイス面はあまり濡れていない。しかし、両カンテからはすでにすだれ状に雨が流れ込んでいる!

なんとか核心に到達。左カンテを押さえるが、もちろんしっかり濡れている!さすがに持ち切れなくてフォール。笑

スラブ面はさらにビショビショだったので、どっちにしろRPはなかったんだけども。笑

せっかく登れそうだったのにツイてないー。

ただ予報に反して、夕方まで登れただけでもラッキーだった。人気のマラ岩も、3連休とは思えないほどガラガラだったし。

ふりかえり

今年5月から始めたトラッド&クラック。主にマルチのためだったけど、知らず知らず上達していたみたい。

今シーズンのうちに、ジャク豆まで登れるとは思ってなかったので嬉しい。

そろそろ秋が近づいてきたので、これからは基本スポートになりそうだけど、また来年の夏にいろいろ登りたい。

クラック四天王の残りの1本、クレイジージャム(5.10d)、その次はアストロドーム(5.11a)とかが順当なのかな?

スポートと違って、トラッドはまだ登るもの山ほどあるので楽しみだ。

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ABOUT ME
きい
きい
登ったり滑ったりする人
1988年生まれ、愛媛県出身
東京の北西部に住み、週末は専らさらに北や西に出かける
仕事は電機メーカーのエンジニア
クライミング:2021年からリード&外岩を始めて本格的に
スキー:2017年からバックカントリーにハマる
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