旭川BCスキーツアー

この記事は、2024年12月末に行った、北海道・旭川近郊(幌加内町)でのバックカントリースキーツアーについて書いたものです。
今回のスキーツアー
12月に入ると、各地のスキー場が続々オープンする。一方、年内のバックカントリーエリアはまだ藪が濃かったり、沢が埋まり切っていない場所が多い。11月に立山で滑った人も、本格BCシーズンインは年明けからというのが大半だと思う。
しかし、北海道では12月でも十分BCに行けるらしい。もっとも、シーズン序盤はゲレンデのピステンバーンで滑り込みした方が良いのかもしれないけど、僕はとにかく山で滑りたくて仕方ないのだ。笑
北海道でのスキーは2023年3月中旬、利尻島BCで滑った1回のみ(初の北海道スキーにしては、かなりマニアックな場所w)。その時はパウダーではなくザラメだったので、北海道の羽パウとやらを一度滑ってみたい!
BCスキーはガイドツアーに参加することが多いのだが、北海道を拠点としているガイドさんには当てがない。そんな中、白馬エリアでいつもお世話になっているパワーゾーンが、12月末に旭川でツアーをやっているという。願ってもない話で、11月末に申し込みを行った。
この時期の白馬BCは、まだ積雪が十分でないため、北海道まで遠征しているのだそう。結果的に2024年12月は、近年稀に見る大量降雪で、白馬エリアでもたぶん滑れたんだけども。笑
計画
ツアー日程
今回参加したパワーゾーンのBCツアーは、旭川をベースとして、コンディションの良さそうな周辺のエリアを滑るというもの。
僕は12月27日(金)~29(日)の3日間参加することにした。ガイドさんが毎朝、車でピックアップしてくれるということで、レンタカーは不要。
航空券とホテルのみ自分で予約。
航空券
12/27(金)からツアーに参加するためには、12/26(木)の内に現地入りする必要がある。当日の早朝便で飛ぶことも可能は可能だけど、かなりバタバタになりそうなのでやめた。笑
ツアー最終日は夜の便にすれば、その日の内に帰って来ることができるので、3泊4日の日程。
帰りの便はマイルを使ったけど、行きと帰りで価格が3倍も差がある!この時期は人の流れが東京→地方なんだね。
ちなみに、旭川空港から旭川市内まではバス移動。空港↔旭川駅が片道約40分で¥750。
行き(AIRDO)¥36,370
1h35m
帰り(ANA)10,500マイル
1h45m
宿泊
旭川駅に近いところが便利。ホテルはたくさんあるので、選択肢には困らない。
僕はルートインをチョイス。3泊で¥28,700。バイキング形式の朝食無料で、大浴場もある。夏の瑞牆・小川山では、素泊まり2千円くらいの自然の家泊まりなので、自分にとっては高級ホテル。笑
「OMO7旭川 by 星野リゾート」は、各社のスキーWAX、アイロン、ペーパー、ワックス台が無料で使えるらしい。
スキー宅急便
飛行機移動なので、スキー道具一式は事前にホテルへ送る。僕はWebsportsオリジナルのオールインワンケースを使っている。

バックカントリーは何かと装備が多いけど、余裕で収納可能。送料は片道¥4,000くらいだった。バックパックだけは機内持ち込み手荷物で。
帰りはホテルから自宅に荷物を送る。今回はツアー最終日の夜の便で帰ったので、仕方なく道具は濡れたまま突っ込んだ。シールだけは心配だったので、手荷物で持ち帰り。
ツアーの日の流れ
朝はガイドさんが8時過ぎにホテルまで迎えに来てくれる。普段は食パンにバナナ・ヨーグルとシンプルな朝食だが、せっかくのバイキングなので色々食べる。

途中で行動食の買い出しでコンビニへ。

車内から見える景色は一面雪。実に北海道らしい光景。

旭川市内から1時間ほどで、幌加内町に到着。今回は3日間とも、この周辺の里山を登って滑ったが、それぞれの日で違う山。滑れる斜面は至る所にある印象で、混雑とは無縁だった。



登りはじめの標高はわずか200mほど、山頂も600mくらいしかない。にも関わらず、ずーっと超ドライパウダー。白馬村の中心部が約700mであることを考えると、これは本当にすごい。
山頂付近についたらシールオフしてモードチェンジ。

滑る斜面はその時のコンディションにより、オープンバーンだったりツリーランだったり。

ツリーランも適度な木の間隔で楽しい。




山頂付近で2~3本登り返してから帰り道へ。雪はずっと良いので、最後まで楽しい。



車に戻って来るのは15時くらい。この時期の北海道は、日の出が7時頃、日の入りが16時頃とかなり日が短い。
ちなみに地元のスキーヤーは、大体登り返さずに1本だけで帰ってしまう。駐車スペースに戻って来るのは、毎日我々が一番最後だった。
もったいない!と思ったが、いつでも来れるからということなのだろうか?だとすると羨ましい話だ。笑

旭川市内に戻り、夜はガイドさん・他のツアー参加者と北海道のおいしい物を。旭川駅正面から延びる道は歩行者天国になっており、「平和通買物公園」と呼ばれている。
街中ではあまり欧米系の人の姿は見かけないが、アジア系の方々はかなり多い。スキー・スノーボード目的の人もいるが、雪を見に来たという感じ。このあたりは白馬よりも、湯沢の雰囲気に近い。




エリアと雪質
今回滑った旭川エリアは、北海道の中央、内陸部に位置する。日本海側のニセコ・小樽方面に比べると、積雪量は少ないようだが、その分乾いた軽い雪が降る。
道東エリアも気温は低いものの、あまり雪は降らないため、スキーの目的地となることは少ないようだ。斜里岳などはBCスキーで行く人もいるらしいけど。
今回、前日入りした12/26(木)は、旭川市内で+2℃くらいまで上がったらしい。その影響で、初日27(金)の雪はやや重かったが、それでも白馬だったら完全に当たりの雪。
2日目以降は、街中の最高気温が-5℃、最低気温が-8℃くらい。この時期の旭川としては標準的な気温だと思う。
滞在期間中、雪は降ったり止んだりを繰り返していた。この辺りの天気は変わりやすく、毎日陽差しが出る時間帯もあったが、いつもこんな感じらしい。
晴れてもこの時期の北海道の日射しは弱く、雪質はドライに保たれている。ガイドさんいわく、厳冬期の北海道では斜面方位を気にする必要がないらしい。
毎日少しずつ降ってくれるのは、スキーヤーにとっては最適な降雪サイクルと言える。一晩で1mも積もってしまった日には、深過ぎてターンが出来なくなってしまう。
斜面としては、全体的にメローな場所が多く、急斜面はあまりない。ツアー初日は雪がやや重く、少し滑りづらかったが、2・3日目は快適だった。
あまりに軽い雪の場合、緩斜面ではなかなか進まないイメージがあったけど、北海道内陸部の抵抗が少ない羽パウはよく板が走る。やはりショートターンが中心ではあるけど。
今シーズンは早くから言われていた通り、ラニーニャ現象によって日本海側はシーズン序盤から大雪になっているが、旭川エリアは特別多い訳ではないとのこと。それでも藪が濃くて気になるといったことはなく、多少地形が出ている場所はあったが、すでに十分な積雪量だった。
ちなみに板は、浮力抜群のATOMIC BENT CHETLER 120が大活躍。
はじめてのVlog作成
今回撮った写真と、ガイドさん・他のツアー参加者が撮影してくれた動画を使い、はじめてVlog的な動画を作ってみた!
編集には、いつものクライミング動画と同様、Wondershare Filmora(Windows版)を使用。基本的には写真と動画を繋いだだけで、テロップも何も入ってないけど。笑
ふりかえり
はじめて味わう北海道内陸部の雪は素晴らしかった。これは本州では体験できないだろう。人も少なくて、ノートラック争いのための競争とも無縁だった。
そして意外に近い北海道。羽田から旭川までわずか1時間半強。白馬まで3時間半くらいかかることを考えると、このアクセスは決して悪くない。自分で運転する必要もないし。
一方で、白馬エリアの魅力も再認識。北アルプスの圧倒的な景観とスティープな斜面。そしてスキー場の乗り物を使った機動力と滑走距離。
すでに今シーズンは、白馬BCも仕上がってきている。年が明けたら、また大きな斜面で大きなターンを刻みたい。