【二子山】唐獅子おさわりと快刀乱麻RP

きい

クライミング日:2026年4月5日(日)

今回のクライミング

前日土曜は、午前中にマルチ、午後から弓状。翌日曜は、一日中弓状で遊ぶ。

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雨は日付が変わる前に上がり、この日は概ね曇り予報だが、前日の冬のような寒さから一転、かなり気温が上がりそう。

フリクションの面で、日曜を避けて土曜にした人が多かったのか、休日とは思えないほどガラガラだった。

宿題の真珠入りは、昨日にも増してビッショリなので、今日も別のルートにトライ。

❌唐獅子牡丹(5.13b), 2go

土曜は10人回しだった任唐ラインも、この日は4~5人くらい。

トップシーズンだと、平日(特に水曜)でも6~7人待ちの時がある。

これはチャンス!ということで、唐獅子に初トライ。

ルート解説

弓状で過ごしていると、一日の内に何十回も見る同じフォールシーンがある。それがこの、唐獅子牡丹の核心だ。

通称、ゴミピンチと呼ばれるホールドからの遠い一手が、とにかく大きな壁となるルート。

ちなみにこのゴミピンチは、過去に一部が欠け?て、それをシッカーで埋めたものの、またそれが剥がれたりと、色々と歴史があるようだ。

すでに唐獅子をRPしていて、美しき流れ(5.14a?)にトライしている人でも、コンディションによっては、バラシでもこの一手が止まらなくなるらしい。

その核心があるのは、5ピン目と6ピン目の間。1ピン目は取り付きから手を伸ばしてクリップ。2ピン目までもガバだが、そこから5ピン目までがずっと難しい。ホールドは掛かりこそ悪くないものの、どれも小さくフィンガリーで、そして何より向きと配置が悪い。

しっかりムーヴとバランスが決まらないと、力だけでは決して登れない。唐獅子や流れに打ち込んでいる人達のムーヴは、本当に美しいと思う

核心までの間にレストポイントはほぼなく、そこだけやっても難しい核心が、下から繋げることで、さらに大幅に難しくなる。

今回は核心までしかやっていないので、それより上はまた別の機会に解説したいと思うが、核心後は任侠道と合流する。

合流部分は、下から任侠道を登るのとはまた違うムーヴになり、そこがまた難しいらしい。合流後も、よりハードな唐獅子ラインから繋げることで、求められる持久力が一段上になるだろう。

トライ

いつも弓状で、唐獅子や流れをトライする人たちを見ていて、ずっと思っていたことがある。あの核心、なんでみんなガストンじゃなく、ピンチしてるんだろう?

いや、ガストンしてる人もいるにはいるが、圧倒的にピンチが多い。ホールドを触ったことないので何とも言えないが、どう見ても持ちづらそうだ。

そんな訳で、僕はこの核心を一度やってみたかったのだ。

しかし、まずこの核心まで行くのが大変。2ピン目クリップホールドのドガバ(これはホントに片手でぶら下がれるくらいガバ!)を最後に、ガバと呼べるホールドは一切出てこない。

結構みんながシェイクしている、4ピン目のところの右手ガストンも、ガバ気味のカチであってガバではない。よくこんなところで休めるな~。

ずっと5.12前半クラスの核心が続く感じで、まったく抜きどころがない。

この日は任唐ラインが空いているとはいっても、それでも5人回しくらい。下から探っていると時間が足りないので、ヌンチャク掴みながら核心部へ。

さて、例のゴミピンチだが、陶器のように見るからにツルツルしていて、フリクションがなさそうだ。

とりあえず、考えていた通りガストンしてみる。悪いことは悪いが、驚くほどの悪さではない。

しかし、足位置が悩ましい。欲しいところに踏めるホールドがなく、強制的に高めの足位置になる。

そして、左手で取りにいくガバ(だとこの時は思っていた)は、なかなかの遠さだ。

試しにみんながやっているピンチ持ちもやってみたが、悪過ぎて即却下。ガストンを何度か試すも止まらず、一旦下りる。

再び僕の順番がやってきた。今回も下部は無視して核心へ。

さっきとは全然感触が違う。ホールドが悪いので、保持ばかりに目が行きがちだが、バランシーなムーヴのため、どちらかというとコツものなのかもしれない。

1回目のバラシで、左手で取り先の数cm下を叩いた。この時点で、今日止められることをほぼ確信。

2回目のバラシで、ついに左手が届いた!と思ったら、これガバちゃうんかーい!女性なんかはランジみたいなデッドでこのホールド取りにいってるが、よく止めてるよなぁ。

即右手でヌンチャク掴み、6ピン目にクリップ。今日の目的は果たしたので、上はやらずに下りた。

わかった事として、ガストンムーヴはある程度リーチがないと、そもそも選択肢に入らないかもしれない。ホールドが素直な下引きならまだしも、斜めなので、伸ばした腕がパツパツだと厳しそう。

しかし、それなりにリーチがある人でも、結構な割合でガストンではなくピンチしている。ガストンでのカチ持ちは、僕がかなり得意にしているムーヴなので、たまたまハマっただけかもしれない。

ちなみに僕の場合、スタだと微妙に左手が届かず、ハーフデッドになったが、強い人だと固めて左手が取れると思う。しかし、下から繋げることを考えると、勢いよく下から出た方が可能性が高いかもしれない。

「唐獅子の核心は、背が高いと足位置が高くて、それはそれで大変」という話を聞いたことがある。それは確かにそうかもしれないが、何より左手の取り先が単純に遠いので、トータルすると明らかにリーチがある方が有利だろう。

あと、下りてからkjが教えてくれたのだが、左手ガバカチをプッシュする意識も重要らしい。結構複雑な動きなので、慣れればもう少し楽になる気がする。

それにしても、核心までが思っていた以上に難しい。基本カチなので、ホールドは得意系なんだけどなぁ。

ちゃんとワーキングしてムーヴ作ってみないとわからないけど、核心に到達した時点で、すでにヨレヨレになっているイメージしかない。繋げて核心を抜けるのは至難の業だろう。そしてその先も、任侠との合流が待っているのだ。

ルートとしては魅力的なんだけど、順番待ちがなぁ~。

✅快刀乱麻(7b), 3go

ルート解説

100岩では5.11cになっているものの、乾杯登ってるナオイくんが苦戦していたことで有名?な、悪名高いルート。

その影響なのか、隣の藍より青く(同じく100岩5.11c, フレンチ7b)はそれなりに登られているものの、快刀乱麻を触る人を直接見たことはない。笑

序盤は藍青と共通。テラスでの完全レスト後、パワフルなハングの乗っ越し、そこから右にトラバースする部分が核心。ここは手のホールドは大きいが、細かいフットホールドとサイド・アンダーの組み合わせで、体幹とバランスが重要。

悪魔の指までトラバースすると完全レストでき、あとは特に難しくない(特に限定はなし?)。

長さはあるものの、実質短しい系で、弓状では珍しいボルダリーなルートだ。

トライ

藍青は2023年11月に登っているが、ハング越えのムーヴはすっかり忘れている。

再びムーヴ作り。ハング越えの次のクリップから、藍青と快刀乱麻でボルトが分かれているためか、無意識にやや右寄りのライン取りを選んだようだ。家に帰ってから、藍青を登った時の動画を見ると、その時は左回りだった。

そして右トラバースの核心。ここはホールドが限られているので、割とすぐにムーヴが決まった。それでも、5.12前半のムーヴとしては結構悪い。ちなみに、核心直後のクリップの仕方が最初わからず、落ちたらめっちゃ振られそうで怖かった。笑

終了点手前が少しだけ悪いけど、核心を抜けたらあとは大丈夫そうだ。感触としては、2撃できるか五分五分といったところ。

2便目。ハングの乗っ越しは問題なし。ここはムーヴが決まればそれほどでもない(リーチ差は出そうだけど)。しかし、右トラバース核心の最後の一手でフォール。

うーん、惜しかった。繋げるとわずかだがヨレる。夕方の湿気だろうか。ややフリクションの低下も感じた。

落ちたところだけムーヴを確認し、上はやらずにそのまま降りる。

次こそ決めたい3便目。今度もハングの乗っ越しはスムーズ。

核心右トラバース、この時の足が悪い
バランシーな左手ガストン取り、右手はガバなので体幹勝負
さっき落ちた一手、このガバカチが止まればほぼ勝利

結構ヨレてて危なかったが、なんとか核心を突破。あとは休みつつ、ガバを繋いで高度を上げる。終了点前でややモタついたものの、落ちる感じではなかった。無事RP。

体感グレード

核心ガツン系なので、グレーディングは難しそう。

7b+くらいあるかなと思ったけど、帰ってから数少ない他の人の完登動画を見ると、もう少し楽なムーヴがありそうだ(ちなみに背が低い人は、右トラバースで違うライン取りになるかも)。

ということで、小鹿野クライミング協会のフレンチグレード通り、7bなのかなと思うけど、恐らくHard 7b

弓状であまり情報がないルートをやるのは、新鮮で楽しかった(いつもは人にムーヴ聞いてばかりw)。

ふりかえり

暑過ぎも心配していたが、予報通り午後からは雲が出て、ちょうど良い気温だった。それでも、かなり寒かった前日に比べると、嘘のような陽気。春は寒暖差が激しいね。

一度やってみたかった唐獅子(の核心)も触れて、一方で唐獅子とは正反対のマイナールートを登って楽しい一日。

2月下旬から、久しぶりに弓状通いをしたが、恐らく春シーズンは今回が最後かな。

秋シーズンは本腰入れて真珠入りやろうと思う。

唐獅子は平日カード使ってワーキングして、混んでる週末はRPトライだけにできればいいんだけど、少なくとも今の実力だと、有休が何日あっても足りなそう。笑

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ABOUT ME
きい
きい
登ったり滑ったりする人
1988年生まれ、愛媛県出身
東京の北西部に住み、週末は専らさらに北や西に出かける
仕事は電機メーカーのエンジニア
クライミング:2021年からリード&外岩を始めて本格的に
スキー:2017年からバックカントリーにハマる
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