【御前岩】最終便の男?グレイハウンドRP

きい

クライミング日:2025年1月19日(日)

サムネイルはフリー画像。グレイハウンドってこんな感じの犬なのね。

今回のクライミング

前日土曜は城ヶ崎で虎の穴(5.13a)をRP(以下の記事参照)。

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翌日も城ヶ崎に行こうかと思ったけど、伊豆方面は午後から雨の可能性がありそう。おまけに伊東市内でマラソンイベントがあり、渋滞も心配だ。

都内近郊も快晴とはいかないが、雨の心配はない。

二子は標高が高いので、曇ってしまうとこの時期は極寒。奥多摩ももちろん寒いけど、焼き石あれば何とかなるかということで、真冬の御前岩へ。翌週に沖縄・辺戸岬でのクライミングツアーが控えていたので、そのための石灰岩トレーニングとしてはちょうどいい。

過去にトライ(以下の記事参照)したものの、かなり難しく感じたグレイハウンド(7c)狙い。

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グレード的には、本命のルートを落とした後などに、余った時間でサクッと登りたいところ。しかし、前回の感触ではとてもそんな感じではなかったので、朝から本腰入れてやることにした。

✅ドラゴンホール(6b+), Re

思った以上に朝は晴れていて、陽が当たっているエレファント東面はアップ渋滞。

下りる時にグレイハウンドのヌン掛けもできるので、日陰だけどドラゴンホールでアップ。

3年ほど前、御前岩で初めて登ったルート。その時は結構パンプした記憶があるけど、今回はさすがに余裕で成長を実感。

岩はもちろん冷たいことは冷たいが、手の感覚が無くなるほどではない。やはり秩父に比べると、朝の気温は高いようだ。

✅グレイハウンド(7c), 6go(計3d8go)

ルート解説

ルートのライン取り

平山ユージさん初登のルート。

上部は大人気の蒙古タンメン(7a+)と共通。ドラゴンロックの一番右端のルートかと思いきや、実は一段下がったところにFragile(7b+)があるので右から2番目。

終了点を除いて6クリップ。細かいホールドでの垂壁クライミングだ。特別悪い一手というのはないが、逆に簡単なところもないエンデュランスルート

手もそれなりに悪いのだが、とにかく足が悪い。細いスリット状のホールドが多く、手はそれなりに入っても、シューズは先端のわずかな部分しか入らない。

3~5P目にかけてはトラバースで、ここもいかにも滑りそうな外傾フットホールドが連続する。クリップも怖い。

ホールディングはカチが中心だが、上で書いた通りスリットが多いので、フルクリンプできずにしばしば強制オープン持ち。

5P目にクリップ後、レストしてから蒙古タンメンの核心。

100岩に書かれている通り、3P目右上の棚は限定だが、特に不自然な感じはない。

トライ

以前触ってはいるものの、ほとんど覚えてないので一からムーヴ作り。長いルートではないが、ずっと一定に難しく、探りに時間がかかる。テンテンながら、なんとなくムーヴは決まった。

2便目から狙っていくが、下部で取り先のスリットホールドをわずかに外してフォール。3便目はトラバースでヨレ落ち。4便目は外傾フットホールドでスリップ落ち。

落ちれる要素が多過ぎる…

5便目は明らかに疲れによるヨレ落ち。傾斜はないが、ずっと細かくて悪いホールドが続くので、カチ筋が終わっている

この日中の完登は厳しそうだが、日没寸前に6便目。序盤からヨレを感じるが、なんとか下部は抜ける。

3P目のクリップ

一番怖い3P目のクリップ。絶対に手繰り落ちは許されない高さにも関わらず、外傾フットホールドとバランシーな体勢で緊張する。

3P目から左に向かってトラバースするので、定石ではヌンチャクのカラビナは右にゲートを向けるが、ここはクリップのしやすさ優先で左ゲートにした。

トラバース

トラバースはヨレていてプルプル状態。一手一手ギリギリで繋いでいく。

蒙古タンメン合流後のレスト

4P目のクリップで手繰り落ちしそうになるくらい余裕はなかったが、奇跡的に蒙古タンメンと合流する5P目に到達。

しかし、この時点で残りHPわずか1%。レストポイントもそれほどガバではないので、「蒙古タンメンの核心で絶対落ちるな」と思ったけど、瀕死の状態から予想外の急回復!

この辺はやはり垂壁といったところか。城ヶ崎の傾斜だったら、どんなにガバでも戻らないくらいヨレていた。

1分半くらい休んで蒙古タンメンの核心へ。さっきまであれほどヨレていたのに、レストでほぼ全戻しで余裕があった。

自分でもビックリのRP。

グレード感

あまり僕の得意なルートではないのかもしれないが、それにしても難しかった。体感は7c+

タイプとしては、同じ御前岩でいうと89番目の星座(7c+)が近いと思う(以下の記事参照)。

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手のホールドは星座も結構細かくて悪いけど、グレイハウンドはとにかく足が悪い。実質的な手数もグレイハウンドの方が多いと思う。明らかに星座の方が簡単。

リーチの問題はあるのかもしれない。グレイハウンドの特にトラバース部分はフットホールドが限定的で、強制ハイステップを強いられる場面が多かった。

外傾したオープンホールドが多いので、体を下げて効かせたいんだけど、自然と体が上がってしまって力を使う。少し小柄な人の方が登りやすいのかも。

僕はこれまで登った御前岩の7台の中で一番苦労した。アスリーツ(7c+)とかDAIJA(7c+)よりも難しい。まぁこのあたりはタイプが違うので、単純な比較はできないけど。

最終便の男

最近、なぜかその日の最終便で登れることが多い。つい2週間前も、シンデレラを日没と同時にRP(以下の記事参照)。

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ダメ元という気持ちでリラックスできたとか、精神的な面もあるのかもしれないが、疲れて前の便では一度高度が下がってからの再浮上。マグレでは登れないスポーツなので、何かちゃんと理由があるのかも。

ということで、思い当たる理由を備忘録的に書いておきたい。

筋膜リリース

最近流行りのマッサージガン。僕も連登の時など、家や宿に戻った後にやることはあるけど、岩場ではほとんどやらない。

そもそも岩場にマッサージガンを持って行く習慣がないんだけど、シンデレラとグレイハウンドの時は、その辺に落ちてた細長い石で前腕をグリグリしてみた。

岩場用に小型のマッサージガン買おうかな~。

昼寝と再アップ

シンデレラとグレイハウンドの時の共通項を思い返してみると、最終便の前の便の前に昼寝をしていた。

昼寝直後の便は全然体が動かないんだけど、それがアップのような役割を果たしたのか、最終便ではいい感じに。

また、この時期の日没前はかなり寒くなる。ダウンを着た状態でしばらく歩いたり、その場で繰り返しジャンプしたり、この2回の最終便の前は体をしっかり温めた。

まぁ一応諦めてなかったからこその行動で、結局大事なのはメンタルという結論なのかもしれないけど。

おまけ:写真撮影

久しぶりに一眼を持ち出し、蒙古タンメンを登るさやてぃーを撮影。

ドラゴンロックは岩に沿って下地が傾斜しているので、キルフィンガーの取り付き辺りまで上がれば、ロープにぶら下がらなくても少し上から撮れる。

ただし、午前中は岩に陽が当たらず、背景の方が明るくなってしまって難しい(上の3枚はこれでもRAW現像の時にかなり補正している)。

人間の目は、基本的に写真の一番明るい部分に注目する。特に暑い時期のクライミングでは、日陰の岩場で登ることが多いので、撮影としては難しい。

ちなみにさやてぃーは蒙古タンメンを余力たっぷりでRPし、午後からは悪名高いキルフィンガー(7c)をわずか2便でいいところまで仕上げていた。前日も慣れない城ヶ崎で、若干苦労はしていたけどエアーダンス(5.12a)をしっかりワンデイ。最近リードのモチベが高いみたい。

ふりかえり

久しぶりに伊豆を離れ、真冬の奥多摩で登った。寒過ぎてクライミングにならないかと思ったけど、心配していた程ではなかったな。焼き石とかも含め、寒い中で登るコツも以前に比べるとわかってきた気がする。

グレイハウンドは予想通り苦戦を強いられたが、なんとか決められてよかった。同じくドラゴンロックの7cで、割とみんな苦戦している印象のキルフィンガーも気になるね。

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ABOUT ME
きい
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登ったり滑ったりする人
1988年生まれ、愛媛県出身
東京の北西部に住み、週末は専らさらに北や西に出かける
仕事は電機メーカーのエンジニア
クライミング:2021年からリード&外岩を始めて本格的に
スキー:2017年からバックカントリーにハマる
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