【昼闇山&放山】北斜面マジック!はじめての頸城エリアBCスキー
山行日:2026年2月21日(土), 22日(日)
今回のBCスキー
天皇誕生日の三連休。
水曜に場所によっては、30~40cmほどの降雪。すでに有給をほぼ使い切っていたため、平日カードでのパウダーヒャッホーは断念。
木曜は曇りだが、金曜から三連休にかけては晴れが続き、さらに気温もこの時期としてはかなり上がりそうだ。特に日曜は、GW頃の陽気となる予報。
週末にパウダーが残っているとすれば、それなりに標高の高い北斜面だろう。しかし、白馬などの人気エリアでは、平日組に食われてしまっているに違いない。
そこで、競争が少なく、北斜面パラダイスという噂を以前から耳にしていた、頸城エリアに行ってみることに。
滑走シーン映像
初日の昼闇山にて、サクライさんの滑走シーンを撮影。
残念ながら斜面はギタギタだったけど、壮大なスケールのカール地形、そして頸城山塊と日本海がバックに見えるロケーション。
僕にしては結構上手く撮れたと思う。
Day1:昼闇山
ルートと所要時間の記録
最高点の標高: 1774 m
最低点の標高: 368 m
累積標高(上り): 1442 m
累積標高(下り): -1437 m
総所要時間: 06:50:18
- 08:00 スタート・焼山温泉(368m)
- 08:55 アケビ平(617m)
- 09:49 昼闇谷(896m)
- 11:55 稜線に出る・カールの端(1,610m)
- 13:04 ドロップポイント(1,754m)
- 14:03 ドロップ(1,754m)
- 14:47 ゴール・焼山温泉(376m)
山行詳細
ロングドライブ、かつ長めの山行なので、埼玉県飯能市のサクライさんちに3:30集合。

海から南へ車を走らせると、頸城エリアの山が近づいてくる。2,000m級以下とは思えない、迫力のある山容だ。やはり初めての山域はワクワクする。
スタート地点となる焼山温泉で、白馬から来たチアキさんとも合流。

焼山温泉は現在休業中とのことだが、「私有地につき駐車禁止」との張り紙が。笹倉温泉の駐車場も、山スキーの人の駐車はNGみたい。
なるべく邪魔にならないよう、除雪スペースに駐車。それにしても、まだ7:30くらいなのに、ものすごい車の数だ。競争少ないって聞いてたんですが…。
焼山温泉の敷地内には、モービルの方多数(施設関係者なのかな?)。予想外の後方スタートになった上、モービルにも抜かれて面ツルなくなるのではと心配してたけど、モービルの方はその辺で乗り回して遊んでいたようだ。意外とバックカントリーのアプローチに使う人いないんだね。

スキー場跡(といっても超緩斜面だけど)を抜け、山を正面に見ながら歩いて行く。うーん、遠いねw。天気は最高。

しばらく進むと杉林になる。春は花粉がやばそう。

昼闇谷は思ったよりも距離が長かったが、雪崩地形なので休まず歩く。日射と昇温の影響から、落石も転がっていた。

昼闇谷を抜けると、広大なカールが徐々に姿を現す。
カール内に、前日金曜のものと思われるトラックが見える。昨日は良かっただろうな~。まだ雪は生きているのだろうか…。

稜線を目指し、高度を上げていく。昼闇谷までは平坦に近く、ようやく本格的な登りだ。
それにしても、あれだけ車が止まってたのに、誰にも追いつかない。上を見ると、稜線上を歩く人達の姿が小さく見える。みんな何時に出てるの?

まだ良さそうな斜面はないので、とにかく歩くしかない。

キックターンを繰り返し、ようやくカール上部の端に到達。ここからドロップできる小さな沢地形があり、ノートラックではあるのだが、せっかくなので大カールの中を滑ってみたい。
それに、カールの中央がちょうど真北になる。この晴天なので、雪質の面でも、少しでも日射の影響が少ないところが良いだろう。このまま先へ進むことにする。


しばらくフラットな稜線歩きが続く。景色は最高。南側には、雨飾山なども見える。
再び斜度が増し、急登を上がっていく。この日はシールのまま行けたが、雪質によっては板を担ぐ必要があるかもしれない。

稜線のカール側は、雪庇が発達していることもあり、ドロップポイントは意外に限られている。

山頂の奥(北西面)はトラックが少ないが、なんだかシュプールが浅く見える。そっちは雪が硬いのだろうか?

トラックは多いが、山頂まで標高差100m弱を残し、ここから滑ることに。
ちょうどこれから滑るパーティーがいたので、しばらく順番待ち。雪は悪くなさそう。リグループポイントまで、かなり長い1本だ。

みんなの滑りを撮影し、最後に僕がドロップ。雪はやや重たいが、紛れもなくパウダー!

これがノースフェイスマジックか!登っている時は、あまりの暑さに、さすがに北斜面の雪もやられているのでは?と思っていた。恐るべし昼闇カール。
こんなお帰り時間帯のガラガラ沢のようなトラック数は想定外だったが、噂通りの素晴らしい斜面だった。
ここからは斜度が落ちるので、海を見ながらのパーティラン。下部はすぐストップになると思っていたけど、板が走る熟成パウダー。ドパウなら下りラッセルになりそうな緩斜面だが、スピードが出て楽しい。やはり雪は滑ってみるまで分からない。
昼闇谷の途中から、徐々に妖怪が出現し始め、杉林に入ると鬼ストップにw。まぁここは単なる帰り道だからいいんだけどね。
ハイクアップしている時は、下りもストックでかなり漕ぐ必要があるかなと思っていたけど、トラック多数だったこともあり、楽に下りられた。モービル跡のアップダウンは、疲れた足に堪えたが。笑
登りは5時間かかったが、下りはたったの45分。あれだけ止まっていた車は、ほとんどいなくなっていた。

白馬に戻るチアキさんと別れ、他の三人は、ゆきりんが予約してくれた親不知観光ホテルへ。
普段はなるべく安い宿に素泊まりが多いけど、今回はせっかく日本海まで来たので、宿で海の幸を楽しむことに。
1泊2食付きで、一人¥11,000くらいだった。建物は結構年季が入っているけど、食事の質とボリュームを考えると、かなりリーズナブルだと思う。お風呂もオーシャンビューだし、大満足。
さて、問題はパウダーもザラメも期待できそうにない翌日、どこに行くかだな。笑
Day2:放山
ルートと所要時間の記録
最高点の標高: 1185 m
最低点の標高: 518 m
累積標高(上り): 236 m
累積標高(下り): -726 m
総所要時間: 03:25:35
- 10:40 スタート・スキー場トップ(1,009m)
- 11:45 放山山頂(1,189m)
- 13:26 ドロップ(1,189m)
- 14:07 ゴール・スキー場ボトム(518m)
山行詳細
この日はゴールデンウィーク頃の陽気となる予報。まだ2月なんですが…。
焼山(標高2,400m)まで行けばパウダーあるかもしれないが、昨日の昼闇よりもさらに遠いので、そんなところまで歩く元気はない。
ザラメになっているとすれば、低標高の南斜面だろうか。しかし、このエリアは基本的に日本海側から南に向けて歩き、また海の方に滑って戻るルートになるので、皮肉にも北斜面ばかりだ。
白馬とかに転戦したところで、良い斜面は昨日すでにギタギタだろうし、三連休中日で大混雑必至。
ということで、この日は滑りのことは忘れ、ピクニックBCにすることに。
選んだのは、シャルマン火打スキー場のリフトが使えて、わずかな登りで登頂できる放山(標高:1,189m)。
ホテルで優雅に朝食をいただいてから出発。シャルマンに着いたのは、なんと10時。笑

シャルマン火打。PJなら耳にしたことがある名前だと思うが、僕は来たことがなかった。今回は、ゲレパウの時のための下見も兼ねている。

コンパクトなゲレンデだが、ピステンされているのはごく一部。ほとんどが非圧雪エリアのようだ。斜度もそれなりにありそうで、これは確かに降ったら楽しそう。東京からは遠いけど。
パウダーの日は目が血走った連中で溢れていそうだが、この日はそれなりに車は止まっていたものの、シーズン中で一番スキー場が混雑する日だというのに、ゲレンデには人がまばら。
ただのローカルファミリーゲレンデといった感じで、のんびりとした空気が流れていた。
ゲレンデトップまでは、クワッド1本で行けるが、この日は動いていなかったので、ペアリフトを2本乗り継ぐ。1回券ペア¥300×2枚=¥600。
最近は、八方のアルペンラインなんかも高くなってしまったので、この値段は助かる。
スキー場トップから、尾根上を少し滑り下りたところでシール装着。あまりの陽気に、最初からTシャツ。

景色を楽しみつつ、かなりのんびり歩いたが、それでもわずか1時間で山頂へ。
放山の山頂は広く、絶景を見ながらランチしている人も多かった。BCもいるが、登山者もなかなかの数だ。
我々はせっかくなので、雪でテーブルを作ることに。たまにはショベル使わないとねw。


コンビニで買ってきた食べ物を広げる。Tシャツで座っていても寒くなく、2月ということを忘れてしまいそうだ。
山頂で1時間半ほどのんびりしてから、ようやく滑走タイム。
スキー場の方にそのまま戻っているシュプールが多いが、一番下までオフピステを滑れるようなので、そちらに行ってみる。まぁたぶん修行だろうけど。笑
山頂から緩斜面を少し滑り、地形図を見る限りでは(斜度は)良さそうなバーンへ。雪には1mmも期待せずに滑り込んでみると、なんとパウダー!フォー!

確かに真北だが、標高はわずか1,000m程度。恐るべしノースフェイスマジック…。こんなことなら、山頂でのんびりする代わりに、登り返してもよかったな。笑
しかし、良かったのは本当にここだけで、あとはほぼずっとストップ雪。笑
しばらく斜度のない沢地形をストックで漕ぎ、今度は右に右にトラバース。うーん、確かにお手軽BCではあるが、ここは単なる移動という感じでもったいない。山頂付近で良いところがあるなら、登り返して遊んでから帰るのがよさそう。
下部はメローながらも、薄パウだったら十分楽しい斜面。昨日の昼闇とは違ってトラックも少なく、雪はストップだが極悪というほどでもなくて、期待値からすると十分だった。
橋を渡ってゲレンデ復帰。
下界は半袖日和だった。コンビニでアイス買って食べてから帰路へ。長距離運転してくれたサクライさんに感謝。
ふりかえり
はじめての頸城エリア。
昼闇カールは、長い林道歩きをこなす価値がある素晴らしい斜面だったが、ここ最近で人が増えたのだろうか。こういうブログを書いている僕が言うのもなんだが(ホントに知られたくないところは書いてないですw)、良い斜面の情報は、SNSであっという間に広がってしまう。
そういうものなのだ。仕方ない。BCの場合は駐車スペースの問題があるので、あまり吞気なことも言ってられないけど。
白馬や妙高(少し前までは、まだ比較的インバウンド少なかったが、今は白馬と変わらない印象)と違い、You達の姿は見かけなかったけど、それも時間の問題かも。
ちょっとネガティブな話になってしまったが、頸城エリアは、
という魅力があります。今回は暑かったけど、天気が良くて景色が最高だった。
東京からは距離があり、基本的には長いアプローチが必要になるルートが多いけど、運転と歩くの嫌いじゃない人にはオススメです。
