【城山】2026年初登り!ポコチン大魔王RP
クライミング日:2026年1月4日(日)
今回のクライミング
2026年、最初のクライミング。
年末は決まってスキー三昧、そして食べて寝るだけの正月。なのに新年1回目のクライミングは、なぜか毎年調子がいい。普段は登り過ぎで、慢性的にパンプしているということなのか!?
約1年前、ケレンジを登って以来の城山へ。

今回はポコチン狙い。いつもポカグレ・リキフィンとかをやっている人も合わせて、混んでいるイメージ。正月明けで空いているといいのだが…。
7時過ぎに駐車スペースへ着くと、我々がまだ2台目。しかし、その後どんどん他のパーティーがやって来た。
✅OVERDRIVE(5.11d), FL
まずはアップで、城山イレブン三部作のうちの1本。ジゴロ(5.11b/c)とジャンバラヤ(5.11c)はすでに登っているので、最後の1本だ。
特別難しいところはないが、休めそうで休み切れず、ずっと小悪いホールドが続く純粋な持久ルート。
前半と後半で傾斜が変わる。被っている前半の方が難しいが、やや傾斜が死んだ後半は縦ホールドが多く、足も悪くて十分落ちられる。終了点前はオンサイトだとライン取りが悩ましい。
仲間のトライを見た後だったが、1P目がやや高く、出だしからホールドが細かそうだったので、念のためプリクリでトライ。
それほど迷わず前半を突破したのに、めちゃくちゃパンプしてしまった。ホールドが冷たくて手の感覚もなくなり、首で温めつつシェイク。しかし、なかなか戻ってこない。
上も全然楽勝ではなかった。終了点前は事前にムーヴを聞いていて、わかっていれば問題ない。
無駄な部分がなく、リードクライミングらしい好ルート。強い人のアップにも良さそう。
ジゴロやジャンバラヤよりは難しかったけど、Soft 5.11dくらいだと思う。ちなみに、小柄な人はジャンバラヤが登りづらいらしい。
✅ポコチン大魔王(5.12d), 4go
アップを終えて下に行ってみると、ポコチンのラインはなんと6人回し!(僕以外にポコチン1人、ポカグレ2人、リキフィン2人)。
これまでも、混んでいてやめたことが何度かある。ちなみに、前日から連登の方の話によると、前日1/3はガラガラで、岩場全体でも10人程度だったそうだ。ぐぬぬ…。
まぁ正月明けだし、のんびり待ちますかね…。
ルート解説

かなりの強傾斜に引かれたライン。ポカ・プログレシオーン(5.14a)やリキッドフィンガー(5.13d)などの高グレードがこの岩に交錯しているが、ポコチンのラインが一番自然だと思う。
終了点を除いて6クリップ。最初の3クリップはアプローチで、実質3ピンといった感じ。それなのに繋げると上で落とされる、ショートエンデュランス。構成としては、瑞牆のNDDと似ている気がする。
中間部の絶妙なレストを挟み、前半と後半でルートの性格が異なる。前半は細かいホールディング、後半は大きなホールドでのダイナミックなムーヴ。そして最後は、スパイスの効いたランナウトの中でのマントル。
短いながらも、ホールドの種類や向きが豊富。そのルート名から、不名誉な?意味で有名だが、実はとても内容が濃いルート。
トライ
1便目
6人回しだったけど、意外に早く順番が回ってきた。みんな結構慣れている様子。
僕だけ長くぶら下がるのも申し訳ないので、急ピッチでムーヴ作り。
ポカグレやってる人は何でもなさそうだったけど、実質の出だしから難しい。各駅(ハングドッグは10秒)で上へ。
後半は思ったより簡単だったが、繋げるとどうだろうか。あとマントルがめちゃくちゃ怖い。
20分ちょっとでトップアウト。
2便目
まだ出来る気はしないが一応狙う。
意外にも中間部のレストまで来れてしまった。しかもほとんどヨレてない。あれ、意外にあっさり2撃できちゃう?
しかし、後半の特に難しくないムーヴで距離が出ずフォール。うーん、なるほど。こういうルートなんだね。笑
一手中継したら楽になった。
3便目
途中で抜ける人もいて、回転が速くなってきた。
今度も前半を突破。さっき落ちたところも問題なし。しかし、右手ガストンでフォール。
この日たまたまいたチカコさんから、「そこも一手中継して体勢整えた方がいいよ」とのアドバイス。なんでさっき落ちた時、他のところもバックアップ用意しとかないのだろうか。笑
マントルはやらずにそのまま降りる。
4便目
雑なムーヴ作りも問題だが、前腕ではなく、体幹のヨレで落とされている気がする。ホールドは持てているけど引けてない。
落ちている大きめの石をマット上に置き、ストレッチポール代わりにして背中をゴリゴリ。かなり体が軽くなった気がする。
少しずつ日は伸びているが、まだまだ日没が早い。しかも、ポコチンがある岩は異様に暗い。ホールドが見えなくなると困る。45分レストで最終便。
※最終便は暗くて動画の画質悪いので、2便目の動画から写真を切り出し



前半はかなりこなれている。一番スムーズにレストポイントに到達。チョークバッグの中で焼き石コロコロ。

今度は右手ガストンも止まった!が、マントルでもたつく。

ここまで来て落ちてたまるか!(怖いし)
気合いでマントルを返して終了点へ。出来た~!
体感グレード
傾斜としてはもう少しマイルドで薄被りくらいが得意だけど、リーチ的にはかなり合っていたし、苦手なムーヴはなかった。城山はオープン持ちのイメージが強いけど、ポコチンはどちらかというと、保持が求められるホールドは得意のインカットカチ。
僕はSoft 5.12dに感じたけど、標準的なリーチの人からすると、ちょうど5.12dくらいかもしれない。
リーチ差は出るけど、繋ぎのホールドもあるし、ケレンジ(5.13a)ほどではなさそう。ケレンジよりは明確に簡単だけど、ポコチンの方が持久要素が高くてリードクライミングらしい。ケレンジはボルダー力(とリーチ)がかなり問われる。
ちなみに、構成が似ていると言ったNDD(5.12c)だが、僕はSolid 5.12dに感じている。ポコチンの方がやや易しい印象。
あとがき
久しぶりの城山。城ケ崎に比べると寒いけど、同じ日陰なら御前岩よりはやはり暖かい。
2026年初登り。毎年なぜか調子の良い、新年1回目のクライミング。
1便目の感触からすると、ワンデイできるかはかなり微妙だった。それでも1便ごとに高度を上げ、これまた得意の最終便でRP。楽観的なムーヴ作りはさておき、とても気持ちいい。
城山はまだやってないルートがたくさん。5.13前半はケレンジくらいだけど、ケレンジより悪いという話も聞くかさぶた(5.12c)、あとは白壁の微瑕(5.12d)も気になる。
ワイルドボアにも5.12台が豊富だし、またスキーシーズンに滑りと両立しながら登りに来たい。
