【前武尊】ラストパウダー(暫定):西俣沢BCスキー

山行日:2025年3月22日(土)
今回のBCスキー
三寒四温とはよく言ったもので、気温の上がり下がりが激しい3月。
2週間前の谷川岳・芝倉沢(以下の記事参照)でラストパウダーかと思っていたが、ここにきてまたパウダーチャンス。

3/17(月)と3/19(水)に降雪。木・金は晴れて気温が上がったため、土曜にパウダーが残っているとしたら高標高の北斜面。
ということで、最近の定番メンバー、ゆきりん・サクライさん・僕の3人で勝手知ったる前武尊へ。
実はこの2日前の3/20(木)、春分の日の祝日、2人とは予定が合わなかったのだが、下見と称してソロで前武尊へ。
まさかのノートレースで、終始一人ラッセルを強いられたが、荒砥沢のパウダーを満喫。しかし、帰りの十二沢はすでにストップ雪。
果たして土曜もパウダーはあるのか…。
ハイクアップと滑走の様子
シーズン終盤のオグナほたかスキー場から出発。

前々日と同じくこの日も快晴で、なかなかの人出。しかし、リフトは一向に動く気配がない。
公式ホームページを見てみると、前日から春スキー営業期間となっており、休日も8:00ではなく8:30運行開始とのこと。リフトの故障とかじゃなくて良かった。笑
リフト4本を乗り継ぎ、ゲレンデトップから前武尊山頂に向けてハイクアップ開始。

前々日はフルラッセルだったが、この日はすでにトレース多数で楽ちん。もっとも稜線上は完全に春の雪で、大して板が沈む訳ではないが。笑
風もなくて気温もどんどん上がっている。シェルもミッドレイヤーも脱ぎ、Tシャツでハイクアップ。

あっという間に前武尊山頂へ。ヤマトタケルパイセンは肩まで埋まっている。本当に今年は雪が多い。
ちなみにオグナスキー場も、もともとこの週末までの営業予定を1週間延長し、3/30(日)までやるらしい。

山頂で休憩した後、トラバースを開始。この日は西俣沢まで行く予定なので、まだ先は長い。
例年より多く雪を纏った剣ヶ峰が輝いている。いつか滑ってみたい急斜面だが、これどっから登るのかな?

剣ヶ峰より先もしっかりトレースがついている。しばらくはアップダウンも少なくどんどん進む。

家の串の急登はツボ足になることが多いが、この日はシールがよく効く雪で、結局板を履いたままでいけた。

家の串から中ノ岳方面へ少し下りた所でモードチェンジ。お待ちかねの滑走タイムだ。対岸に見える南斜面には、ゴロゴロとスノーボールが転がっている。なるべく北寄りの斜面を狙いたい。
先に滑るゆきりんの動画を撮るため、一応なんちゃってスキーカット。あまり期待はしていなかったが、足元の雪は紛れもなくパウダー!

ゆきりん良かったじゃ~ん。パウダーあって。
実は僕がパウダー独り占め、ではなく下見と事前のラッセルをしていた前々日、ゆきりんは前々から申し込んでいたボルダリングのコンペがあり、この時期の貴重なパウダーを滑ることができなかったのだ。
同日、サクライさんは僕とは別行動だったが、雨飾山でパウダーを堪能。デリカシーのない男2人は、インドアジムにいるゆきりんに対し、THE DAYの動画や写真を送りつけるパウダーハラスメント。
さらには「ゆきりん良かったじゃ~ん」という不用意なパウダーマウントは、彼女の怒りを買う結果になった。

さて、気を取り直して滑走だ。稜線直下は風の影響を受けていて少し硬かったが、軽い雪質の快速パウダー!降雪後3日目なので沈降していて深さはないが、板がよく走るコンディション!
荒砥沢はかなりトラックが入っていたが、西俣沢は面ツル!適度な樹間もよき。

斜度が落ち切る前にトラバース。まさかのドライパウダーだったので、途中まで登り返してもう1本滑ることに。

今度はさらに北寄りを狙う。先ほどより木は少し密だが、風の影響をあまり受けておらず、この時期としては驚くほど軽い雪。フォー!
さすがオグナ。量では湯沢側に敵わないものの、内陸の雪質は素晴らしい。
とはいえ、ハイクアップ中はどこにもパウダーなんてなかった。北斜面マジックの威力を改めて実感。
時間と体力さえあれば何本でも滑りたかったが、ここからゲレンデまでは長い道のり。そろそろ引き返さなければならない。笑

先ほどと同じ地点まで登り返し、今度は南側へドロップ。風が出てきて暑過ぎずにちょうど良い。
表面はフィルムクラストしており、すでにザラメ雪になっている。斜面方位でこれほどまで雪質が違うとは。
板はよく走るものの、ここ最近で降った量が多かったため、まだ締まり切っていない。板が埋もれ、重たい雪でややターンしづらい。
再び斜度が落ち切る前にトラバースし、家の串東尾根への登り返し。

木が多いためか、ハイクアップした感じでは、雪はここが一番良さそうだった。本当は滑ってみたかったが、時間の関係で泣く泣く断念。
もちろん滑走に良さそうな雪は、登るには大変。笑



地形図の1,901m地点に上がってきた。ここからほぼ平らな尾根上を少し上がり、雪庇が途切れている場所を選んでドロップ。

本日4本目の滑走。北寄りの剣ヶ峰方面からのシュプールは多いが、滑った南斜面はほぼノートラック。
あまり期待はしてなかったけど、3本目ほど板が沈まず、なかなか良いザラメ雪。地形も広い沢状になっていてGOOD。

シュプールが集まり沢が狭くなると、雪もややモナカに。ほとんどのシュプールはさらに下へ滑り降りているが、我々は途中からまた登り返し。
すぐに前々日に自分で作ったトレースが見つかった。この登り返しも北斜面なので、パウダーかと思いきやモナカ。
西俣沢も同じ時間にはモナカだったのだろうか?春のコンディションで良い雪を当てるのは本当に難しい。

ゲレンデが見える尾根上まで登り返し、この日5本目の滑走。笑
すでに十二沢はトラック多数なので、最後はみんなで楽しくパーティーラン。もっとも雪はなかなかの修行系だったが。笑
沢を越え、一度板を外してリフト下をくぐってゲレンデへ。時刻は15時半。西俣沢・北斜面の雪が予想外に良く、おかわりしてしまったので結構いい時間に。笑
最後はストップ雪のゲレンデを滑り、足パンパンでフィニッシュ。僕が楽しくなってしまい、ちょっとやり過ぎた。笑
この日がBCでは初テレマークだったサクライさん。普段アルペンではキレキレの滑りだが、慣れない道具で大苦戦。珍しく疲れ切っていた。笑
難しい雪もあったが、北斜面はパウダー、南斜面はザラメという贅沢なコンディション。黄砂の影響なのか、遠くはやや霞んでいたけど、一日中快晴で景色も堪能。
「花咲の湯」で温泉とジェラート、さらに「ゆき藤」でカツ丼を食べ、胃袋的にもやり切って帰宅。
おまけ:沼田IC付近のボルダリングジム
先月末の2025年2月28日、沼田ICのすぐ近くに「And Energy Bouldering」というボルダリングジムがオープン。
前々日のパウダー独り占め、ではなく下見の後に寄ってみた。
基本的にラインセットだが、保持系の課題が多く、外岩のトレーニングにはもってこいのジムだった。
パウ活後の保持力維持活動には願ってもない立地。実際、僕の他にも川場で滑った後に寄ったというクライマーもいた。笑
土日祝も20時まで営業しているので、関越が渋滞している時などは、ここで登ってから帰るというのも悪くなさそう。
沼田方面へ滑りに行く際は、クライミングシューズも車に積んでおきたい。