【白河不動岩】ウォータートーチャーRPと権右衛門ド敗退
クライミング日:2025年11月3日(月・祝)
今回のクライミング
11月の第1週、文化の日の三連休。土日の2日間は、大日岩でのクライミング。

3日目の月曜、約1年ぶりとなる白河不動岩へ。アプローチなどの情報は、その1年前に登った時の記事に書いてます。

前回の宿題になっているUpsilonをやろうかと思ったけど、3連登3日目で疲れもあるし、この日の内に登るのは厳しそう。
Upsilonは続けて来れる時にやることにして、この日はまだ登っていない5.12台で遊ぶことにした。

✔栄冠は君に輝く(5.11c), Re
人気一(5.11a)とかをやってみたかったんだけど、残念ながら混んでいる。
ということで、前回RPしたルートでアップ。相変わらず良いルート。適度に細かいホールドで指が温まるし、しっかりパンプする。とてもアップに向いている。
細かいムーヴはやっぱり覚えてなくて、登れたけどギリギリだった。笑

✅ウォータートーチャー(5.12b), 3go
ルート解説
白河不動岩の5.12以上は、傾斜の強い不動ハングに集中しているが、このルートは岩場の上部「ミニ前傾壁」と呼ばれる部分にある。
見栄えの良い凹角を登るルート。

ネーミング通り、雨後は水の通り道になるらしい。3日前は大雨だったが、2日前と前日は晴れていたので、この日は問題なかった。ただし、特に上部はやや苔っぽい部分がある。
下部はホールドが大きいけど、縦ホールドが多くてバランスが難しい。上部は下引きのホールドが増えるが、細かいカチが続く。思ったほど単純にステミングできず、テクニックと保持力の両方が要求される。ホールドは色々あるので、人によって結構ムーヴが変わるかもしれない。
特別悪い部分はないが、繋げると上が苦しいショートエンデュランス。ムーヴ作りが楽しい好ルート。
トライ
1便目で出来ないところはないが、あまり繋がる気がしない。思った通り、2便目は上部でヨレ落ち。ムーヴを最適化して、3便目は結構余裕を持ってRP。
体感グレード
白河不動岩の5.12前半の中では難しめ。サンダンス(5.12b)よりも難しいと思う。それでもSoft 5.12bくらいかな。
❌権右衛門(5.12b), 2go
ルート解説
比較的新しいルートで、ロクスノにはグレードが書かれていないが、最新トポでは5.12bになっている。これを登れば、不動岩の5.12台はコンプリートだ。

まず見た目が全然5.12bじゃない。まともなホールドらしきものは、あまり見当たらない。壁の中のわずかな凹凸にチョークが乗っている。
ヌンチャク掛かっていれば2P目にクリップして、一旦クライムダウンできる。しかし、2-3P間のわずか数手がめちゃくちゃ難しい。
ホールドはインカットしていて、(極悪な)見た目よりは良いものの、両手ともミリカチ。そこから3P目のクリップホールドとなる、斜めガバカチへのビッグムーヴ。
さらにこのガバカチをマッチして、4P目のクリップホールドとなるガバへ再び距離出し。傾斜が増す上部は、下部に比べると易しいが、ここもホールドの距離が遠くて簡単ではない。
トライ
2-3P間の薄カチは得意なホールドだが、フルにフルクリンプしてなんとか保持れる強度。しかし、それ以上にスタンスが悪く、ムーヴを組み立てられない。
斜めガバカチへのビッグムーヴも出来ないが、そもそも発射体勢に入れない。
3P目から上は一応バラせた。あまり持久要素はないが、とにかく下部ボルダーが圧倒的な強度だ。
ゆきりんは1便目で一通りバラしていた。さすがはボルダラー…。細かいホールドは、手が小さい女性の方が有利な面もあるのかな?

ふりかえり
この時期としては寒かった1日。晴れ予報だったんだけど、小川山・瑞牆では初雪?が降ったようだ。
白河不動岩も、お昼過ぎくらいまでは晴れていたが、急に雨が降り始めてからは極寒。権右衛門はハング下で全く濡れなかったので、一日登ることができた。
約1年ぶりの白河不動岩は、やはり良い岩場だった。この日は5.10台, 5.11台には多くのクライマーが取り付いていたけど、5.12以上のルートが並ぶ不動ハングはガラガラ。一時期はかなりの混雑だったようだが、不動岩ブームも一段落したのかな。
残念ながら、またしばらく来る予定はないけど、続けて通えるタイミングでUpsilonに再挑戦したい。大阿闍梨もやってみたいなぁ。
ハナダテ姉妹を新白岡駅で降ろして解散。やっぱり都心組は、小川山より早いと思う。
おまけ(グルメ情報)
夕飯は「白河うどんマーケット 櫓」。結構人気の様子で、我々でちょうど満席。鍋焼きうどんで暖まった。
岩場の近くはほとんど食べるところがないけど、このうどん屋周辺は色々とお店ありそうでした。
