2025GWスペインクライミングツアー:トラブルとツアーの振り返り編

この記事は、2025年GWに行った、スペインクライミングツアーについて書いたものです(全5回のシリーズ)。
- 第1回:準備編
- 第2回:ロデジャー編
- 第3回:シウラナ編
- 第4回:マルガレフ編
- 第5回:トラブルとツアーの振り返り編(本記事)
トラブル
今回のスペインクライミングツアーは、まさにトラブルの旅だった。
海外なんて、トラブルがあって当たり前といえば当たり前である。一般の観光客が行かない田舎が行き先となるクライミングツアーなら尚更だ。
それにしても、ここまで続くと御払いでも行った方がいいのでは、と思えてくる。
レンタカートラブル①:ガソリン
ロングフライトを経てバルセロナ空港に到着し、レンタカーを借りてロデジャーに向かっている時のこと。
ふとガソリンメーターに目をやると、まだ2時間くらいしか走っていないのに、残量が半分を切っている。
これは明らかに、借りた時点で満タンになっていなかったはずだ。
レンタカー会社に文句を言おうかとも思ったけど、今となっては証明する手段がない。
到着直後はいやでもテンションが上がってしまうが、レンタカーを借りたらまずはガソリンメーターのチェックを。
あと返す時にキズの有無でトラブルにならないよう、乗る前にグルっと一周、写真か動画を撮っておきたい。
レンタカートラブル②:タイヤ空気圧
ガソリン残量に気付いてから程なくして、今度はフロントモニターに「左前タイヤの空気圧が低い」という警告メッセージが。
いずれにしても給油が必要だったので、ガソリンスタンドに寄った際、空気を足してみたのだが、警告文は消えない。
恐らく、実際のタイヤ圧には問題なかったものの、タイヤ圧を測るセンサーに異常があったものと思われた。
今回は、現地のOK Mobilityというレンタカー会社の車を、Rentalcars.comで予約。他のレンタカー会社に比べると割安で、昨年のツアーでもOK Mobilityだったのだが、その際は特に問題なかった。
しかし、やはり安いところは安いなりなのかもしれない。

レンタカートラブル③:国境越え
これはトラブルという訳ではないけど、備忘録として書いておきたい。
ロデジャーは小さな売店とレストランが数店舗あるが、クライミングやキャニオニングなどのアクティビティを除き、特に観光するような場所はない。
レスト日は何をしようかと話していたところ、モトハシさんとkjarから、「アンドラ公国に行くのはどうか」という案が。
ここで気になったのが、「レンタカーで国境越えて大丈夫なの?」ということ。
レンタカー会社のOK Mobilityに電話で確認したところ、ルール上は特に問題ないが、保険の適用範囲については保険会社に聞いてくださいという。
保険会社に電話すると、「今回は事前の申し込みがないため、スペイン以外で事故を起こされた場合、保険の適用外になります」との回答。
これを聞いたモトハシさんとkjarから、「じゃあ気を付けて運転しないとね」という驚きの言葉が。

だったらわざわざ電話で確認した意味ねーじゃねーか!!
速攻でkrarからも、「いやいや、無保険状態で運転するなんてありえないから」というツッコミが入り、アンドラ行きの話は幻となった。
ドローン墜落
このロックトリップのわずか1ヵ月ほど前に購入したドローン(DJI Mini 3)。
特にロデジャーは、絶景が広がる美しい渓谷。こんなロケーションでドローンを飛ばさない手はない。
ロデジャーの中でも印象的なのが、岩がアーチ状になったDelfin。これの周りぐるっと飛ばし、素晴らしい映像を撮ってやろうではないか。

まずは高度を上げ、正面からDelfinをカメラに収めつつ、旋回して岩の裏側へ。
ここでコントローラー画面の映像が乱れる。岩が電波を遮ってしまったようだ。こうなるとドローンの操縦が効かなくなってしまうため、そもそも障害物がある場所での飛行は推奨されていない。
しかし、最近のドローンには様々な機能が搭載されている。本体内蔵のGPSで、離陸した地点を覚えてくれているので、電波を失った場合は自動帰還してくれるのだ!
コントローラー画面が固まったままの状態で待つこと数十秒。再び電波が入り、ドローンカメラからの映像が届いた。
が、しかし!ようやく映った映像は、至近距離に地面とたくさんの木の枝を捕らえている。
すぐには事態が飲み込めなかったが、ドローンが墜落し、木に絡まってしまったことを悟る。理由は分からないが、自動帰還の機能が正しく作動しなかったようだ。
ダメ元で再び離陸を試みるが、カメラ映像はわずかに振動するだけで、飛び立つ気配はない。
再離陸は諦め、自分の足で探しに行くことに。

こんな時でも、本体内蔵のGPSが役に立つ。コントローラー画面に、ドローンと自分の位置関係が表示されるため、これを頼りに救出に向かう。
徐々にドローンの現在地を示す赤い矢印の位置が近づいてくる。しかし、あともう少しというところで、目の前に崖が。
そして、赤矢印は紛れもなく、崖の上を指している。
終わった…。購入からわずか1ヵ月足らず。あまりにも短い命だった。
このドローン墜落劇が起こったのは、ツアーの2日目。まだ1.5日分ほどではあったが、ロデジャーの美しい渓谷の中でのクライミングシーンを記録したSDカードも、もちろん本体に挿さったままだ。
どうにか撮影した映像だけでも無線で回収できないものかと思ったが、ドローン本体のスイッチを操作しないとデータ転送できない仕組みになっており、残念ながらそれも叶わず。
DJI Mini 3の本体価格は約4万円。10万円を超えるモデルになると、全方向の障害物を検知するセンサーが付いているらしい。
ただし、そのセンサーも万能ではなく、特に初心者は結構墜落させてしまうという話を聞いていたので、比較的安いモデルを選んではいた。が、もちろんショックはショックだ。
まぁこのトラブルに関しては、不幸というよりドローン初心者がイキった操縦をした結果といえば、それまでではあるのだけれども。笑
ちなみに、一旦ドローン空撮の魅力を知ってしまった僕は、帰国後に泣く泣く同じモデルを再購入。今度はドローン保険にも加入した。
故障や紛失時、無料ではないものの、再購入に比べるとずっと安い価格で交換してもらうことができる(もちろん最初から保険入っておけば良かったと後悔したことは言うまでもない)。
どうしても良い映像を撮ろうと思うと、ある程度攻めた操縦も必要だ。墜落を恐れて無難な場所で飛ばしているだけでは、なかなか上達しないそうなので、そういう意味でもドローン保険オススメです。
大停電

ロデジャーに滞在中、日本にいる家族や何人かの知り合いから、「そっち大丈夫?」という連絡があった。
スペインやポルトガルで大規模停電が発生し、Yahooのトップニュースになっているらしい。
バルセロナなどの大都市では、電車が止まるなど交通網がマヒ。信号も消えて、車の事故も発生したとのこと。
当初は復旧の目途が全く立たないと報じられ、まだ帰りのフライトまでは日数はあったが、無事に帰国できるのだろうかと不安になった。
ロデジャーはもともと電車も信号もない田舎なので、大きな混乱はなかったが、やはり停電が発生。しかし、冷蔵庫の食材を心配している内に、半日ほどで復旧した。
都市部はもう少し時間がかかったが、翌日には復旧。その間、ネットの接続が不安定になるなどの影響があった。
結果的には問題なかったが、クレジットカードが使えなかった時間帯も。スペインでは現金が必要な場面はほぼないけど、もしものためのお守りとして、いくらかは持っておきたい。
お湯が出ない(1回目)
ロデジャーのアパートメントホテルで、僕だけレストしていた日のこと。食器を洗うため、蛇口からお湯を出そうとしたのだが、いつまで経っても冷たいまま。
フロントにそのことを伝え、宿の人にボイラー室を見てもらったのだが、業者を呼ばないと直らないらしい。
しかし、当日中には来れず、翌日になるとのこと。仕方なくその日は、シャワーだけ空いている部屋のものを使わせてもらった。
スペイン人は良くも悪くも、楽観的でのんびりしたところがある。一方、基本的にみんな親切で融通は利くので、自分達の要求はしっかりと伝えた方が良い。
ちなみに、自分たちの部屋のシャワーは、翌日無事お湯が出るようになった。
現地の犬に噛まれる
ロデジャーからモンサン(Cornudella de Montsant)に移動した日のこと。
車を止める場所がなかなか見つからず、街の中をノロノロ運転。
適当なところで一旦停車し、僕は車に残り、キクさんとモトハシさんが歩いて駐車場を探しくれることに。
しばらくして2人は戻って来たのだが、モトハシさんの様子がおかしい。なんと、公園で手と脚を犬に噛まれたという。
犬は飼い犬だったものの、リードに繋がれていなかったらしい。飼い主からスペイン語で何やら話しかけられたが、混乱している内に、その飼い主は姿を消してしまったという。
とりあえず病院で診てもらおうとしたのだが、モンサンは数十分もあれば歩いて回れるほどの小さな街。病院なんてあるのだろうか?
たまたま通りかかったおばちゃんに聴いてみるが、スペイン語しか返ってこない。Google翻訳を使って何とかやり取りしている内に、少しだけ英語を話せる人が見つかり、小さなクリニックを案内してくれた。

ここでもドクターには英語が通じなかったのだが、一人だけ英語が堪能なスタッフがいて通訳してくれた。
海外で犬に噛まれたとなると、心配なのが狂犬病だ。しかし先生は、「スペインの飼い犬なら間違いなくワクチンを打っているから心配ない」という。
傷口の手当てと、破傷風のワクチンを打ち、治療はすぐに終了してしまった。
なんとなく心配なので、医者でクライマーのTKDに電話で相談。急なお願いにも関わらず、スペインでの狂犬病の発生状況について調べてくれた。
幸い、近年スペインでの狂犬病は発生していないとのこと。「海外の犬」と一括りに言いがちだが、日本で犬に噛まれた状況とリスクとしては同じと考えていいらしい。
しかし、リスクは0%ではないので、「心配ならワクチンを打ってもらってもいいと思う」とアドバイスしてくれた。万が一にも発症した場合、ほぼ100%死んでしまう病気なので、確かに心配は心配だ。
噛まれた時、飼い主にワクチンを打っているか確認できればそれで済んだのだが、今となってはしょうがない。
いずれにしても、モンサンのクリニックには狂犬病のワクチンは置いてないそうなので、大きな病院を探す必要がある。
モンサンから近くて規模のある街は、タラゴナ(Tarragona)という海辺の街。モンサンから車で40分程だ。
念のため、狂犬病のワクチンが打てるか、電話で事前に確認することに。Googleで検索すると、いくつかタラゴナの病院が見つかった。その中から、大学病院のようなところに電話をかけてみる。
ここでも最初は英語が通じなかったが、お願いすると、英語を話せる人に代わってくれた。こちらの状況を伝えたところ、「ワクチンはあるから、とりあえず病院に来てほしい」という。
モトハシさんを乗せ、タラゴナの病院へ向かう。車を止める場所がなかったので、モトハシさんだけ病院の前で降ろし、僕は少し離れた場所で待っていた。
しばらくしてから、モトハシさんを迎えに行ったのだが、なぜか浮かない顔をしている。話を聞くと、結果的にワクチンは打ってもらえなかったという。
「傷口は浅いし、これで感染はしない。医者がワクチン不要と判断した以上、打つことはできない」と。あとはモンサンのクリニックで言われた通り、「スペインの飼い犬はワクチンを打っているから心配ない」の一点張りだったらしい。
僕が電話で話したのは先生ではなく、病院のスタッフだったので、上手く話が通じていなかったのかもしれない。
他の病院に行っても同じ対応をされそうだったので、スペインでのワクチン接種は諦めることに。
数日後に帰国した際、羽田の検疫所でスペインで犬に噛まれた旨を伝えると、空港内ですぐにワクチンを打ってもらえた。
ただし、狂犬病のワクチンというのは、間隔を空けて複数回打つ必要があるらしい。結局、モトハシさんは計5回も羽田までワクチンを打ちに通った。笑
お湯が出ない(2回目)
今ツアー2回目のお湯が出ないトラブル。
ロデジャーからモンサンに移動し、モトハシさんを病院に連れて行き、ようやくAirbnbで予約した宿で一段落。
と思いきや、シャワーを浴びようとしたところ水しか出ない。
予約してくれたキクさんが、宿のオーナーにAirbnbアプリ上で問い合わせるが、回答が的を得ない。
電話で話したいという旨を伝えると、WhatsAppの番号を教えるようにと言われる。
キクさんがその場でアカウントを作成し、番号を伝えると、ようやく会話することができた。
結果的にはガスボンベが空になっており、それを交換するとお湯が出た。
Airbnb絡みでよく聞くトラブルとしては、鍵の開け方がわからないというもの。
いざという時のため、事前にオーナーと緊急時の連絡方法については確認しておきたい。
足首の捻挫
ツアーも終盤、シウラナでのクライミング中のこと。
krarが、El PatiにあるLame Chucha(6b+)というルートにトライしていた時、足首を捻挫してしまった。
フォールした際、ルート中にある岩棚に足をぶつけてしまったようだ。かなり痛そうで、歩けそうにない。

とりあえず、降ろせるところまでロープでロワーダウン。
幸い、ここから車までは徒歩5分ほど。交替でおんぶし、なんとか車内に担ぎ込んだ。
足首の怪我の場合、捻挫にしろ骨折にしろ、病院に行ったところでやってもらえることは多くない。
数日後に帰国を控えていたので、日本に帰ってから診てもらうことにし、宿でアイシングに専念。
足首はかなり腫れ上がり、空港でも車椅子での移動となった。
帰国後の診断結果は、骨挫傷と靱帯損傷。幸い切れてはおらず、骨折も回避していたとのこと。
ロデジャーは被っているルートが中心で、比較的クリーンフォールが多い。
一方、シウラナは高グレードを除いて垂壁中心。しかし、特にルート上部はランナウトしているので、注意が必要だ。
もっとも、膝や足首のケガは、圧倒的に女性に多いように思う。男性に比べ、衝撃が加わった時の耐性が低いのかもしれない。
高速道路上でのパンク
トラブルだらけのスペインロックトリップも、ようやく帰国する日を迎えた。
この日は朝起きて荷物をまとめ、空港まで車を走らせてレンタカーを返却し、あとは飛行機に乗るだけ、のはずだった。
車2台に分かれ、高速道路でバルセロナ空港に向かっていた時のこと。もう1台を運転しているkjarから突然連絡が入った。「タイヤがパンクした!」。
僕が運転する車は、kjarが運転する車より、数分後ろを走っていた。連絡が入った直後、路肩に目をやると、kjarの車が止まっているのが見えた。
ちょうど追い越し車線を走っていたため、残念ながら通り過ぎてしまったが、路肩が広くなった非常駐車帯にいることは確認できた。
とりあえず、次のインターチェンジで高速を下りる。
kjarと連絡を取り合う。kjarとkrarの2人とも、ケガなどはないらしい。しかし、レンタカー会社に電話を掛けているものの、繋がらないとのこと。
レンタカー会社のマニュアルなどはよく読んでいないが、レッカーを呼び、パンクした車を回収してもらう必要があることはわかる。しかし、それでは恐らく飛行機に間に合わない。
僕と同じ車に乗っていた、キクさんとモトハシさんと急遽相談。パンクした車は乗り捨て、とにかく予定通りの便に乗ることを優先することに。
レンタカー会社からの追加費用の請求は覚悟しなければならないが、5人全員が飛行機のチケットを取り直すより、その追加費用を5人で割って負担した方が安く済むとの判断だ。
飛行機のチケットを取り直した場合、搭乗便が翌日以降になると、宿泊費なども余分に発生する。帰国の次の日から仕事が入っているメンバーもいるし、何かと面倒だ。
そうなると、次はどうやって5人全員を予定通りの飛行機に間に合わせるかだ。あまり迷っている時間もない。
選んだのは、キクさんとモトハシさんにはタクシーで空港に向かってもらい、僕が引き返してもう1度高速に乗り、kjarとkrarの2人を非常駐車帯でピックアップするという作戦。
クライミング道具もあるため、5人で1台の車には乗れない。まずはタクシーを探すが、咄嗟に下りたインターチェンジ周辺はあまり人気がなく、流しのタクシーは見つかりそうにない。
今時なので、スペインでもアプリなどでタクシーを呼べるのかもしれない。しかし、今回はレンタカーの旅だったので、タクシーに関しては下調べゼロ。これから調べる時間はない。
たまたま見つけたガソリンスタンドに入り、店員さんに助けを求める。幸運にも英語が通じ、電話でタクシーを呼んでくれた。
タクシーは5分ほどでガソリンスタンドに到着。キクさんとモトハシさん、そして2人の荷物をタクシーに移し、先に空港に向かってもらう。
僕は1人で引き返し、1つ手前のインターで再び高速に乗り、kjarとkrarのピックアップに向かう。
相変わらず慣れないラウンドアバウト。朝の時間帯で、渋滞もあって気持ちは焦るが、こういう時こそ慎重に運転しなければならない。Google Mapを頼りに、なんとか2人のもとへたどり着いた。

パンクした車を、高速道路上の非常駐車帯にそのまま残し、荷物と一緒に2人を僕が運転してきた車に乗せる。
バルセロナ空港へ向かう道中、2人にパンクした時の状況を聞く。特に何かを踏んだような感触はなかったが、急に車が左右にブレ始め、パンクしたことに気づいたとのこと。
運良くすぐ先に非常駐車帯があり、無事に止めることができたらしい。

パンクしてから非常駐車帯で停車するまで、100mくらいしか走っていないにも関わらず、タイヤは上の写真のような状態。これはパンクというよりバーストといった方が適切だろう。
もともとタイヤがかなり劣化していたという可能性も考えられたが、こればかりはわからない。
タイヤがバースト瞬間、すぐ隣にはトラックが走っていて、かなり危なかったらしい。バーストしたタイヤがリヤではなくフロント側だった場合、さらにハンドルを取られていたかもしれない。とにかく2人が無事で良かった。
バルセロナ空港に到着し、僕が運転していた車を返却すると同時に、もう1台の状況を説明する。レンタカー会社のスタッフには、「なんでレッカーを呼ばなかったんだ!?」と予想通り怒られたが、フライトの時間が迫っているので、ここで長々と揉めている時間はない。
レッカー代や、バーストした車の回収にかかるその他費用は、後ほど請求書をメールで送ってもらうことにした。
少し時間に余裕を持って宿を出発したこともあり、なんとかフライトには間に合った。
あまりのトラブル続きで、ロストバゲージくらいは余裕で起こりうる流れだったが、タイヤのバーストが最後のトラブルとなった。5人と全員の荷物は無事羽田空港に到着し、ひとまず解散となった。
後日、レンタカー会社からの請求書が届いた。タイヤの修理代とレッカー代に関しては、Rentalcars.comで加入していた保険で支払われたが、故障車を放置したことに対するペナルティ(レンタカー会社がその車を回収するために要した人件費)は、我々が支払うことになった。
ふりかえり
あまりにもトラブル盛りだくさんのツアーになってしまったが、親切なスペインの人々に助けられ、何とか無事に帰国することができた。改めて良い国だと思う。
クライミングの方はというと、ロデジャーでは目標としていたNo Limitが登れず、久々に悔しい思いをした。
一方、今回初めて行ったマルガレフはとても楽しかった。シウラナはまたEl Patiのオーバーハング(Kalea Borrokaとか)が触れる実力になったら行くことにして、次回はロデジャー+マルガレフか、あるいはさらに新しい岩場か。
いずれにしても、また強くなって戻って来たい。
女性のほうが関節がゆるい、(柔軟性が高いともいえる)ということはあるかもしれないけど、たぶんビレーの体重差による、衝撃が大きいのではないかと思う。
スペインいきたいなー