【御前岩】ベルリンの壁RP
クライミング日:2025年12月13日(土)
今回のクライミング
真冬並みの気温となる予報が出ていたこの日。
城山・城ケ崎か、あるいはスキーが正解だった気がするけど、前日金曜の夜遅くまで予定があったので、近場の御前岩へ。
✅ベルリンの壁, 4go(2d9go)
先週末に初トライしたものの、宿題になってしまったルート。ルート解説は以下の記事参照。

トライ
とりあえずヌン掛け。アップ抜きでは核心できる気がしないので、ヌンチャク掴んでスキップ。上部はカチカチルートのアップとしては最適。極寒を想定していたが、幸い無風で体感気温はそこまで低くない。
2・3便目は、やはり振られには耐えられるのだが、その後の左手デッドが止まらない。前回よりも右手ガチャカチの持ち感はいいんだけど、やっぱ難しいわこれ。
4便目(通算9便目)。この日ビレーしてくれていたハルカさんから、「振られに耐える時もうちょい力抜いてみたら?」というアドバイスが。
もう振られで落ちる気はしないので、アドバイス通り少しリラックスして振られてみたら、その後に置く左足にこれまでより乗れるー!
前の便までは、たぶん振られに耐える時に力が入って体が浮いてしまい、この左足に体重が乗っていなかったようだ。さすがジムスタッフ。前回の記事で保持力がどうのと書いたけど、もっと頭使って登らないとだな。笑

左手デッドがしっかり止まった!
悪いクリップを挟み、僕のムーヴだと次の右手斜めガバカチ取りまでは強度があるが、あとは大丈夫。
しかし、朝と違って風が強くなり、この4便目を出した12時頃はかなりの寒さ。上部は手の感覚がなくなってしまったが、冷静に焼き石コロコロしながらRP。
体感グレード
核心の数手に難しさが詰まったルートなので、グレーディングは悩ましいと思うが、同じく7c+のアスリーツボディやDAIJAよりも難しく感じた。
核心で落ちたらすぐに降りて、短い間隔でトライしたことで便数が嵩んだ面はあるが、それぞれ2撃だったアスリーツ・DAIJAに対し、ベルリンは9便。
調子も岩のコンディションもかなり良かったし、ホールドやムーヴも僕の得意系だったと思う。そう考えると、核心の右手ガチャカチは、傾斜やグレードに対して結構悪いと思う。
✅ハートブレイク(6c+), Re(写真撮影)
アップの定番ルート。特に最近は朝混んでいることもあり、今シーズンは初トライ。
やはりムーヴはほとんど覚えていないが(笑)、ヒールフック、トゥフック、ニーバーなど、やったことないムーヴが次々と出てきた。ムーヴの引き出しが増えていることを実感。
保持力も上がっているのだろう。以前までは、小核心といえる部分が2箇所くらいあったと思うが、今回は特に難しさを感じず。上からの撮影のため、ダウンを着てカメラを背負って登ったが、それでもスイスイ登れた(もちろんパンプはゼロではないが)。
基本ガバ・小ガバ繋ぎで登れるが、高グレードをやる前のアップでは、あえて細かいホールドを使って登るのもありかも。
最近あまり写真を撮ってなかったので、ハートブレイクの終了点から、Dr.メイジを登るゆきりんを撮影。





斜め上からの撮影だったので、下へ下へと続くロープの流れはあまり画角に入らず、高度感は出にくい。
一方で、真上からに比べてムーヴの立体感は生まれやすいかなと思った。
いずれにしても、ドローンでは(操縦技術次第ではあるが)そこまで壁に寄れないので、やはりぶら下がっての撮影は楽しい。

おまけで反対側も撮ってみた。新鮮な角度からのドラゴンロック。
ちなみに、最近はキルフィンガー(7c)がかなり人気のようで、誰かしら取り付いている印象。僕もオススメしたい1本で、ドラゴンロックのルートの中で1番面白いと思う。

❌パチンコゲーム(8b+), 1go(計3d4go)
他のルートを触りつつ、トレーニングもしつつ、徐々に進めていきたいパチンコ。

先週末は、なんと1便目で指がパックリ割れ。

割れた部分はまだ完全には塞がっていないが、核心までをテーピングを貼った状態でやってみた。
フィンガーボードでのカチトレはまだ始めたばかりだが、神経系には早くも効果が出たのか、これまでよりホールドが持てる。手のかじかみはさておき、フリクションは抜群だったので、単にそのおかげかもしれないけど。
核心までは、クリップホールドのガバポケットを取る一手を除き、一応できた。やはり足位置がポイントで、まだまだ改善の余地がありそう。
すでに4便目にも関わらず、まだ核心までのワーキング中という牛歩ペースだが、自分のペースでやっていこうと思う。
ふりかえり
予報気温を見て、「まともなクライミングにならないのでは?」と心配していたけど、思っていたより登れた。寒さに強くなったという訳ではないかもしれないが、焼き石など、「寒い中でも成果を出すコツ」のようなものは身についてきたと思う。
これなら1・2月の御前岩も、登れないことはなさそう。まぁ休憩時間とかも含めて、快適とは言い難いけど、やはり自宅から下道1時間以内のアクセスは魅力。
ベルリンは苦労したが、なんとか決められてよかった。パチンコも初めてポジティブな感触(核心にすら行ってはないが)。
このところクライミングの調子はいいが、そろそろスキーシーズン。パウダー楽しみながらも、上手くコンディションを維持していきたい。
