【二子山】弓状エリア:これまでに登ったルートVol.1

きい
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  • トポでは二段岸壁や広場エリアは、別エリアとして記載されている場合がありますが、ここでは同エリアとして扱っています。
  • グレードは、小鹿野クライミング協会がフレンチグレードを発表しているルートについてはフレンチ、その他のルートは100岩記載のデシマルとしています。
  • 最初に言い訳すると、弓状に熱心に通っていた時期はグングン実力が伸びていたので、体感グレードはあまり自信ないです…。機会があればまた登り直してみたい。
  • 記載順はグレード順にすることも考えましたが、僕自身の成長の記録として、登れた順番に並べてます。
  • ブログが記録代わりになっている今と違って、トライ数などは特にメモしてなかったので、自信がないものについては「?」をつけています。
  • また登れたルートが増えれば順次更新予定。
  • [ルート名(グレード)], [完登日], [トータルの日数/便数]を記載。

21-22シーズンに登ったルート

悪魔のエチュード(6b), 2021/11/?, FL

ルート解説

弓状エリアでもひと際目立つ大きなコルネ「悪魔の指」を登るルート。それほど長さはなく、ホールドも基本ガバだが、とくにかく傾斜が強い。悪魔の指をどう使うかも悩ましい。

悪魔の指がずっと落ちないという保証はないので、このルートの下では休憩しないという人もいます…。

完登までの道のり

弓状で1番最初に登ったルート。1ピン目がかなり高く、はじめは結構怖かった(まず落ちないけど、1ピン目までは隣のノースマウンテンより難しい)。かなりパンプしたが、なんとかフラッシュ。

体感グレード

かつては「日本一かぶった5.10a」とされていたが、おそらくデシマルだと5.10cくらいあると思う。リボルトによって終了点の位置が少し下がり、やや易しくなったかも。

ノースマウンテン(7b), 2021/12/5, 4d12go

ルート解説

弓状に通い始めたクライマーが、よく最初の目標とするルートで、それでいて強者たちのアップルート。「ガバしかない」という人もいるが、決してそんなことはなく、中間部と終了点前にしっかり核心がある。ニーバーやステミングでのレストが完登への鍵。

完登までの道のり

朝は強者たちのアップで混雑するこのルート。みんなのアップが終わった頃、いそいそとワーキングを開始していたw。計11便目で悔しい最後の一手落ち(ノース落ち?)。同日のその次の便で登れた。

体感グレード

最初の完登以降も何度か登っているが、久しぶりにやるとたまに落ちるw。デシマルだと5.12b、フレンチだとHard 7b~Soft 7b+くらいに感じる。

東京近辺でよく登られる石灰岩の5.12a(または7b)として、河又のデザート・ソング、御前岩のAPA、そして双子のノースマウンテンがある。グレード感もよく比較されるが、僕はノースマウンテンが一番難しく感じる。

モダンラブ(5.12a), 2021/12/20, 3d6go

ルート解説

弓状では珍しい下部核心で、失敗できない位置でのクリップも怖い。しかし、結局は上部が繋げ核心になるかも。全体的にポケットホールドが多い。

完登までの道のり

ノースマウンテンに続き、弓状で2本目の5.12。中間部で棚沿いに歩いてはいけない限定?が有るとか無いとかいう話を聞いたことがあるが、特に気にせず登った。トライ日数は計3日間ではあるが、はじめてヌンチャク残置したルート。

体感グレード

女性はノースマウンテンより苦労する人が多いが、僕は得意系だったのか、ノースの半分の便数で登れた。体感はSolid 5.12a。エクステンションルートのモダン焼きを登った時に再登しているが、登っていて楽しいオススメルート。

オ・ララー(7a), 2021/12/20, 1d3go

ルート解説

コルネ登り入門。縦ホールドの処理とフットワークが肝心。最後の部分で小悪いホールドが出てきて、繋げるとここが辛い。アップで登る人も多いが、ボルト位置の関係で左手クリップが多くなり、僕は右手ばかり張ってしまうのであまりやらない。取り付きへはフィックスロープで上がるのが一般的。

完登までの道のり

モダンラブが登れた日の午後に登れた。2撃できそうだったけど、最後の核心ムーヴの詰めが甘く、この日の最終便でなんとかRP。

体感グレード

グレード通りの7aに感じている。もともとは5.11bだが、それだと少し辛くて、デシマルだと5.11cだと思う。

ワーカーホリック(6b+), 2022/5/30, mOS

ルート解説

こちらもアップの定番ルート。悪魔のエチュードに比べると傾斜はないが、ホールドがやや細かく、指が暖まるので僕もお気に入り。ただし、朝はいつも混んでいる。

完登までの道のり

21-22シーズンの最終日、ペトルーシュカのアップで登った。あまりよく覚えてないけど、結構必死だった気がする。

体感グレード

6台のフレンチグレードの物差しにはあまり自信がないが、悪魔のエチュード(6b)よりは難しい。100岩では5.10bだが、これは明らかに辛くて5.10dくらいに感じる。

22-23シーズンに登ったルート

ペトルーシュカ(5.12b), 2022/10/26, 6d15go

ルート解説

終了点目前でひたすら落とされ続けるルート。

リーチ差の出やすい核心は、部分的な難易度でいうと、おいしいよーや任侠道の核心とさほど変わらないと思う。

下部は基本的にガバだが、カンテ沿いのため、スタンスが限定されて思いのほかパンプする。核心前のレストが重要(ニーバーやおすわりレストなど人それぞれ)。

谷から吹き上げる風がよく当たる場所で、冬は寒さが厳しい。

春の祭典(5.11d)と核心は共通なので、完全に凹角に入ってしまうとペトを登ったとは言いづらいだろう。

完登までの道のり

はじめてのワンテン地獄、そしてはじめてのシーズン跨ぎを経験したルート。寒さにめっぽう弱い僕は、冬の間のホールドの冷たさにも苦しめられた。21-22シーズンは寒さに負け、12月に一旦断念。梅雨入り前に再開したものの登れず。

22年の夏の間に花崗岩でフットワークを磨き(花崗岩のクライミングはこの夏がはじめてだった)、22-23シーズンの初日に無事完登。

体感グレード

2026年3月に再登しているが、Hard 5.12bに感じた。背の低い人は特に苦労している印象で、5.12cの入口くらいに感じても不思議ではないと思う。

おいしいよー(5.12c), 2022/11/13, 6d20go

ルート解説

ノースマウンテン、ペトルーシュカは核心までは比較的易しく、さらには休みどころもあるが、おいしいよーからそれが一変する。

出だしから一定以上の強度が続き、休めないまま中間部で拝みホールドの核心。さらに上部のバケツ取りは、その前のげんこつレストで休めない人にとっては、下から繋げるとさらに苦しい核心になる。

完登までの道のり

拝みホールドの核心は得意だったのだが、散々みんなに教えてもらったげんこつレストは全く習得できず、バケツ取りで苦しんだ。

登れたのは連登2日目の日没ごろ。土曜に4便出し、そして日曜の最終4便目でのRP。もうヨレヨレだったが、「実はげんけつレストしない方がマシなのでは?」と思い、開き直ってほぼノーレストにしたら登れた。

体感グレード

弓状はグレードが辛いことでも有名だが、特にこのおいしいよーが悪名高い?らしい。僕は拝みホールドの核心が得意だったためか、5.12dの範疇かなと感じたけど、人によっては5.13aに感じるのかもしれない。

ちなみに、おいしいよーはフレンチだとちょうど7c+くらいと言われているようだ。個人的には、御前岩のアスリーツボディ(7c+)よりは難しいと思う。

拝みホールドの核心までで5.11d、拝みホールドの核心が3級、そして4級 → (できる人は)ゲンコツレスト → 3/4級のバケツ取り、こんな感じだろうか。

任侠道(8a), 2022/12/18, 13d34go

ルート解説

ルート前半は難しくないが傾斜があり、ここを以下に省エネするかが任侠道RPへの鍵。中間部のキョンレストは休めそうで休めず、実は長居しない方が良かったという完登者の声多数。

上部は奇跡的なホールド配置で、デッドとスタの中間のような、バランシーなムーヴが美しく連続する。シビアなクリップ、そしてランナウトも良いスパイスになっている(任侠落ちと呼ばれる核心部でのフォールは、ロープに足が絡まりやすく、ビレイヤー共々注意)。

ザ・ワンテン地獄。特別難しいところはないが、弓状の中でもワンテンからRPまでが一際遠いルート。これぞリードクライミング。四つ星に相応しい最高のルート。

完登までの道のり

Day3にはワンテンになったのだが、そこからが長かった。僕もご多分に漏れず、まるでムーヴの一部かのように、怖くて6ピン目のヌンチャクを掴んでしまう。このクリップを解決しても、さらに上のランナウトパートで落とされ続ける。

トライしていた期間がハイシーズンだったこともあり、任唐ラインは12~13人待ちになることも。果たして繋がる日は来るのだろうかと自問自答し、一旦寝かそうかと考えたこともあった。

弱気になりかけていた中、予告ホームランならぬ予告RPでお馴染みのが岳さんが、「きいさん今から任侠RPしまーす」と弓状全体に聞こえる声で勝手に人のRPを宣言w。でもこれで気合が入った。最終核心前のレスト中には、自ら追いRP宣言。

RPから4年ほどたってこの記事を書いているが、1つのルートにかけた日数としては、いまだに任侠道が最多。でも、登れて一番嬉しかったのもこのルートかもしれない(インスタにさらに詳細な完登までの経緯を書いています)。

体感グレード

僕には8aというグレードがしっくりくる。おいしいよーとあまり変わらないという人も中にはいるが、明確に差を感じた。もともとの5.12dはザ・弓状グレード。しかもリーチ差が出やすく、女性や背の低い人はさらに難しく感じると思う。「男子ムーヴ」「女子ムーヴ」と名前が付いていて、ライン取り?自体が変わる。

中間のキョンレストまでは、おいしいよーの下部よりも簡単で、5.11b/cくらいだと思う。ここが5.10cに感じれば任侠は登れるという話。実際、僕がRPした時、下部はほぼ何も感じなかった。

蛇の道は蛇(7b), 2022/12/25, 1d3go

ルート解説

ムーヴが面白いコルネルート。難しいところはないが、明確な休みどころのないエンデュランス系。

70mロープがあると、1ピッチ目から繋げて一気に下まで降りられ爽快!

完登までの道のり

長らくトライしていた任侠道が登れて、久しぶりに触る他のルート。弓状で5.12台をワンデイしたのはこれがはじめて。任侠道RPまでの道のりで成長できたことを実感。

体感グレード

新グレード通り(ちなみに100岩だと5.12a)の7bに感じた。ぼくはノースマウンテンの方がやや悪いと思うけど、同じくらいという人が多いようだ。たぶん得意不得意の問題。

ブロースト!(7c+), 2023/1/29, 8d28go

ルート解説

4クリップ目まではガバガバ。中強度のトラバースを挟んで5クリップ目。ここから6クリップ目までの短い区間に、このルートの難しさが凝縮されている。しかし、7クリップ目のクリップホールドを掴むまでは気が抜けない。

純粋なパワー(ピンチ力)がすべてのように見えるが、実は細かいホールディング、バランス、そして足技が重要。

完登までの道のり

最初にトライしたのは2022年の年末。任侠道を登った勢いそのままに、Day1はわずかながらワンデイの可能性すら感じた。しかし、この時の僕はまだ、クライミングというスポーツの恐ろしさを知らなかった…。

任侠道RP後、やや燃え尽き症候群だったこともあり、クライミングはそこそこにスキー三昧。それでも、まさかRPまで1ヵ月もかかるとは夢にも思わなかった。

このルートは、今でも僕の中で大きな教訓となっている。

体感グレード

上のような経緯なので、正直よくわからないというのが本音なのだが、おそらくSoft 7c+くらいではないかと思う。

核心の強度があるので、得意不得意の差は出やすいと思うが、総合的に見るとおいしいよーよりは登りやすい。

SVP(5.12b), 2023/4/6, 3d9go

ルート解説

特別難しいところはないが、長さがあって持久力が要求されるルート。

下部は休みどころも多いが、地面からもよく見えるクラックガバの手前が最初のポイント。ここからがエンデュランスパートで、繋げてきて上部のやや甘いコルネピンチが握れずフォール、というシーンをよく目にする。

ルート名の由来は定かではないが、終了点を同じくする人気ルートと対をなしているようだ。それを知ると「名前だけがイマイチ」と思っていたあのルートも、良いルート名に思えてくる。

完全までの道のり

しばらくトライしていた「ふりかえるな」が染み出してしまい、以前から気になっていたこのルートにトライすることにした。

僕もご多分に漏れず、繋げると何度も上部のコルネピンチでフォール。クラックガバからはヒールフックを上手く使うなど、色々とムーヴが考えられ、コルネピンチまでの間の最適化がRPへの鍵。

体感グレード

ペトルーシュカより核心は簡単だが、その分SVPの方が持久要素が強い。僕はSVPの方がやや難しく感じたが、まぁ同じグレード帯だと思う。Hard 5.12bから5.12cの入口くらい。

ちなみに、以前はノースマウンテン→ペトルーシュカ→おいしいよーが定番の流れだったが、最近はペトの後にSVPを挟むのが新たな定番になっているようだ。

SVPはペトに比べてピン間隔が広く、ランナウト入門としてもオススメ。

火の鳥(5.12a), 2023/4/8, 1d4go

ルート解説

あまり長さはなく、上部の大穴で大レストできるが、その分ボルダー力が要求されるルート。保持力も必要だが、アンダーや斜めホールドが多く、ムーヴの構築も難しい。

完登までの道のり

上手くムーヴを組み立てることができ、Day1の最終便で決められた。成長を感じるワンデイ。

体感グレード

僕は得意系だったようで、ノースマウンテンと同じくらいに感じた。だが、かなり苦労している人が多く、「12aは辛過ぎる」という声多数。

ホテル二子(5.11c), 2023/4/30, 1d3go

ルート解説

ルート名の由来になっている上部の大穴は、2人くらい横になれそうな広さでまさにホテル。その他、民宿と呼ばれるレストポイントもあり、2泊3日くらいで登られるようだ。

休みどころがある分、核心部は見た目より悪く、甘いホールドの処理となる。

完登までの道のり

二子山はたまに、ガスで真っ白に覆われることがある。この日は岩自体もシッケシケで、高グレードにトライできる感じではなかった。

ホテル二子も湿気ているというより、やや濡れているところもあり、2便目はスリップ落ち。3便目でなんとかRPとなった。

体感グレード

よく言われている通り、5.11cとしては登りづらいが、休みどころは多い。ノースマウンテンとかよりは明らかに簡単で、5.11dくらいかなと思う。

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きい
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登ったり滑ったりする人
1988年生まれ、愛媛県出身
東京の北西部に住み、週末は専らさらに北や西に出かける
仕事は電機メーカーのエンジニア
クライミング:2021年からリード&外岩を始めて本格的に
スキー:2017年からバックカントリーにハマる
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