【中里の岩場】カチの特訓(Day2)登れず

クライミング日:2025年4月20日(日)
今回のクライミング
GWのスペインツアー前、最後のクライミング。
しばらく雨が多くて石灰岩は染み出してしまっていたが、最近は晴れの日が増え、また乾いてきたようだ。
前日はバックカントリー(以下の記事参照)でややお疲れ気味だが、昨年の宿題、カチの特訓(5.13a)を回収すべく中里の岩場へ。

✅復活・左(5.11a), mOS
まずは車を止めてから徒歩1分の理事長岩でアップ。
このエリアの中では割とよく登られるルートのようだが、下部はコケが目立つ。前半はアプローチといった感じだが慎重に。
ハングしたカンテ部分はライン取りが悩ましく、ここが核心部だろうか。上部はパンプを引きずったまま、スローピーなクラック。
あまり触られていないのか、ホールドが汚れていたこともあり、かなりパンプしたが無事mOS。フリクションがあれば5.11aなのかな。
下半分は実質グレードに影響しないものの、長さがある持久系ルート。慣れればアップに良さそう。
❌カチの特訓(5.13a), 6go(計2d10go)
昨年6月にワンデイを狙うも、決め切れなかったルート(以下の記事参照)。

今回は前日登ってないし、サクッと登って午後は何をやろうかなんて考えていたが、現実はそんなに甘くなかった。笑
まずはヌン掛け兼思い出し便。少し濡れている部分があるが、特に影響はない。暑くも寒くもなく、グッドコンディションだ。
しかし、核心部がなんと抜けられない。仕方ないので一旦下りる。昨年の動画を確認すると、スタンスが違ったようだ。
2便目でなんとかトップアウト。しかし、そこだけやって2回に1回という感じ。1年前に比べ、ボルダー力は上がってると思うんだけど、もしかしてあんまり強くなってない?
3便目から狙う。3P目付近のガバフレークが欠け、あやうく手繰り落ち。このフレークはそのうち丸ごと剥がれそう。
核心入り口ですでにややパンプしており、惜しくもなくフォール。ここまでほぼノーダメージで来れないと厳しそうだ。
4便目。今度はスムーズに下部を抜ける。

核心の入り口、ガバアンダーからの距離出し。リーチがない人には厳しい一手だが、巨人にとってはそれほど難しくない。

ここから右手ガストンデッド2連発。このスタンスが窮屈で、フットホールド自体もかなり悪い。僕の場合、右足ではなくほぼ左足がすべて(次のホールドを止めた瞬間に右足は切れる)。

右手を中継ホールドへ。この一手がダントツで難しい。しかしなんとか止まった!

2発目のガストンの取り先はガバ。剥がされながらも何とか止まった!かに思えたが、わずかに狙いを外していた。

明らかに決めるべき便だった…。時間はまだあるので、しっかりとレスト。
この日も我々以外には誰も来ない。快適な気温とフラットな地面で、昼寝ばかりが捗る。
5便目。さすがにヨレを感じる。やはり1発目のガストンデッドでフォール。
6便目、得意の最終便。この日一番のスムーズさで核心部へ。しかし、またしても1発目のガストンデッドが止まらず終了。
ふりかえり
あまり想定していなかった事体だが、カチの特訓、2日目にして登れず!
前回Day1は、前の日の疲れで登れなかったとばかり思っていたが、あまり関係なかったようだ。
とにかく核心部が苦手らしい。割と特殊なムーヴなので、強くなったとか上手くなったとか、それほど関係ないようだ(と信じたい)。
やや確率ムーヴになってしまっている感じで、4便目に決め切れなかったことが悔やまれる。久しぶりにやり切れない気持ちだ。
GWスペインツアー直前で、良い流れを作りたかったのだが残念(ちなみにこの記事は、スペイン・ロデジャーの宿で書いている)。
帰りの夕飯は久しぶりのラーメン・大金星。クライミングの方は大敗北だったが、相変わらず美味い。