【小川山】チャッカリどん兵とフォックストンネル
クライミング日:2026年7月19日(日)
今回のクライミング
海の日の三連休の中日。去年は梅雨明けして良い天気だったが、今年は梅雨が明けきらず。
前日土曜は雨のためレスト。当日日曜も午後から雷雨の可能性がありそうだったけど、家にいてもヒマなので小川山へ。
気温は上がって暑くなりそうな一方で、前日が雨だったので乾きが早いところに行きたい。
選んだのはキツネ岩。ちょうど1年前の海の日にはじめて行ったエリアだ。

前回は「御座山はオグラサン(5.12a)」をピンクポイント。レッドポイントではなかったが、一応満足したので、今回は別のルートを触ってみる。
今日も朝から気温が高く、滝汗アプローチ。
✅チャッカリどん兵(5.12b), 2go
ルート解説

キツネ岩の北面に引かれた2本の内の1本(もう1本は「御座山はオグラサン(5.12a)」)。
前半は傾斜がやや寝ていて難しくないが、左カンテを使いつつ、スタンスが限られた中でのバランシーなクライミング。
左下がスパッと直角に切れた中間部は、アンダーとサイドホールドの処理が肝となる。ちょうど欲しいところにフットホールドがなく、スタンスが悩ましい。
さらにそこからやや細かいカチを繋ぐと、一応一息つける小ガバにたどり着くが、最後にもうワンムーヴ待っている。
特別悪いところはないものの、中間部以降はこれといった休みどころのないエンデュランス。トポのコメント通り、ムーヴの構築力、持久力、そして最低限の保持力も要求される。
トライ
1便目
オンサイトトライは下部で早々にテンション。わかれば難しくないんだけど、苦手な緩傾斜でのカンテクライミング。ここはややピン間隔も遠くて怖い。
中間部は特にムーヴの組み立てに苦労した。一番フットホールドが欲しい左下は、綺麗に直角に切れ落ちていて、ただ空間が広がっているだけ。アンダー・サイドゾーンを抜けたあとのカチの数手は、リーチも活きるし得意系。
終盤に出てくる小ガバはマッチ可能だが、足位置が高くてあまり休めそうにない。最後は右手縦カチ?ピンチ?を持ち、窮屈なハイステップ。ここだけやると難しくないが、繋げ核心になりそうだ。
2便目
1便目の感触からすると、2撃できるかどうか微妙だったが、思ったよりも順調に終盤の小ガバまで到達。
余裕があったので、そのまま右手縦カチを持ちにいったが、持った瞬間になんとなく気持ち悪く感じて小ガバに戻ってシェイク。この小ガバ、下から引けば小ガバだが、足位置が高いせいで体が上がると抜けてくる。逆にパンプしてしまった!
これはダメかと思ったけど、なんとか右手縦カチを持って足を上げる。ギリギリだったが無事RP。
体感グレード
かなり奮闘的なトライでのRPだったが、レスト戦略に失敗したにも関わらず押し切れた。
花崗岩の5.12bとしては、登りやすい部類だと思う。
しかしムーヴがあるので、オンサイトはそれほど簡単ではなさそう。
コメント
総合力が求められ、繋げることに難しさがある、リードクライミングらしいルート。
見た目もかっこいいし、これは文句なしの三ツ星。
✅フォックストンネル(5.10b), FL
ルート解説

珍しいオールボルトのチムニー。
最初は簡単なコーナーを登り、チムニーに入っていく。ホールドは限られていて、ワイド登りが求められる。
ただし、実は核心はチムニーを抜けた後のフェイス。
トライ
バック&フットをするには狭くて、バック&ニー?(背中側の壁にシューズのソール、手前の壁にヒザ)で登った。みんなここは「簡単でただただ楽しい」とか言ってるけど、滑りそうで怖い。オールボルトではあるが、ピン間隔はそれなりに遠め。落ちないのかもしれないけど、落ちたらどうなるのだろうか…。
チムニーを抜けると、背中側の岩(チャッカリどん兵とオグラサンがある岩)の上に立つことができるが、ここからが恐怖のはじまりだった。

最後はニーしていた岩に乗り移り、短いフェイスを登ると終了点なのだが、終了点前の最後のヌン掛けができない。そのまま登ろうかとも思ったが、一つ前のクリップは割と下だし、落ちたらチムニーに吸い込まれそうでめちゃ怖い。
すでに登ったことのある仲間に教えてもらい、ニーしていた岩(ボルトがある方)に後ろ向きに背中をつけてもたれかかると、なんとかクリップできた。
それでもまだ少し怖かったが、スローピーなリップに思い切ってぶら下がり(フェイス面に全然フットホールドがない)、ちょっとトラバースしたらガバ足に立てた。
体感グレード
ワイドの経験はほとんどないが、過去に5.10aはド敗退している。

おそらく5.10bというグレードは、最後の短いフェイス部分についてる。
チムニーパートは5.6とか5.7とか、それくらいかもしれない。
コメント
うーん、やはりワイドは苦手だなー。
みんなフォックストンネルは簡単て言ってるけど、僕には十分スリリングだった。笑
ワイドはプロテクション取るのが大変なイメージなので、そういう意味では貴重なルート。
おまけ(撮影)

少し時間が余ったので、チャッカリどん兵を登るkjとさやてぃーを撮影。夏はTシャツでぶら下がってても寒くないのがよい。
ちなみにサムネイルの写真は、キツネ岩から屋根岩を撮ったもの。さらに望遠で撮って拡大すれば、登っている人が見える。5峰に行った富山の2人は、すでに帰った後だったようだ。




ふりかえり
やはり乾きの良いキツネ岩。フォックストンネルまで登れたのには驚いた。
ちなみに瑞牆はかなり濡れていたようで、小川山に転戦して来た人も多かった。
雨は少しパラついた程度で、意外に晴れている時間が長かったけど、北面なので過ごしやすい。
屋根岩5峰やゴジラ岩は雨後の定番だけど、夏は晴れると灼熱なので、そういう意味でキツネ岩は貴重なエリアだ。
