【城山】凪のち強風:ケレンジDay2

きい

クライミング日:2024年12月15日(日)

今回のクライミング

前日は二子山で、小鹿野クライミング協会のボルト調査に参加。翌日曜は先週に続き城山へ(それぞれ以下の記事参照)。

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ここ最近は、ずっと冬本番の寒さが続いている。暑過ぎた秋が嘘のようだ。

先週末、思った以上に混んでいたので、今回は出発を30分早くした。駐車スペースには7:45頃に到着したが、それでも5台目くらいだった。

前回は朝が強風、午後からピタッと止んだが、この日は逆の予報。アプローチ中は穏やかに晴れているが、二間バンドは午後から風が心配。

とりあえず、先週に引き続きケレンジ(5.13a)にトライする予定。

✅オンリーイエスタデイ(5.10d), Re

前回、初めてトライしたルートでアップ。終盤の完全レスト後が相変わらず悪い。モトハシさんにもやってもらったけど、そこは何ともないとのこと。たぶんホールド見落としてるんだろうな。笑

この時点では無風で、日差したっぷりポカポカ陽気。

❌ケレンジ(5.13a), 6go(計2d11go)

この日は二間バンドに4~5パーティ来ていたが、みんなすでに午後からの強風予報を心配している。

先週初めて触ったケレンジだが、その時はまだRPには程遠い感じだった。家でYouTube見たりして、研究しつつイメトレ。

まずはこの日の1便目。考えてきたムーヴをバラシで試すといい感じ。核心の最後の一手、右手スローパーからの左手ガバ穴取りは相変わらず悪いけど。

上部カチゾーン前のレストも改善。前回はただヒール掛けてるだけだったけど、ヒールトウにすると結構休める。体幹は使っちゃうけど、前腕はそれなりに戻せそうだ。

一応狙うつもりで2便目。下部から軽快。核心の4手のうち、3手目まで問題なく、ほとんどヨレてもいない。伸ばした左手はガバ穴に届いたかに思えたが、わずかに距離が足らずフォール。

先週時点で、この日はワーキングデーになると思っていたが、十分RPを狙えそうだ。しかし、このスローパーからのガバ穴取りが、思った以上に高い壁となった。

3・4便目も同じところでフォール。バラシでやっても出来る時と出来ない時があり、自分で撮った動画を確認しても、全く違いがわからない。体感では繋げてやってもほぼ同じで、確率ゲーな気がする。

スローパーを持った右手をロックし、ほぼスタで左手が届く時もあるけど、下からデッドで距離を出した方が確率高いような…。この感覚は、最近トライした御前岩のGYA-GYA(8a)と全く同じだ(以下の記事参照)。

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クライミングが上手な人は、こういう時の再現性が高い気がする。出来る時と出来ない時、何らかの微妙な違いを感じ取るセンスなのだろうか。僕の運動神経が悪いと言ってしまえば、それまでなのかもしれないけど…。

余裕のあるムーヴの場合、動きに多少のバラつきがあっても、「毎回止まる」という意味では結果は同じになる。これが難しくなると、「止まる」「止まらない」という明確な違いとなって表れる。

そういう意味では強くなれば解決なのかもしれないけど、普段のジムトレで簡単な課題を登っている時にも、もっと意識すべき事がありそうだ。

予報通り、午後からはかなり風が強くなってきた。他のパーティは撤退。ヌンチャクがぶん回されている

日差しがケレンジのハングにも当たり始めるが、日陰だった午前中よりも寒い。焼き石をチョークバッグに入れ、フリース着たままトライ。

この日はそんなに探ってないんだけど、さすがにダメージはゼロではなく、5便目は3P目のクリップが出来ずにテンション。相変わらずこのクリップは悪い。

日没まで時間がないので、すぐにロープを結び直し、泣きの6便目。当然のように下部からヨレている。しかし、安西先生の言う通り、どんな時も諦めてはいけない。

核心1手目。右手で3本指ポケット。ギリギリ止まった。
左手の穴に手に足ヒール
核心2手目。左手を2フィンガーポケット。このポケットは悪くないけど、リーチ差が出る一手。
一旦足を切り、左ヒールを掛けていた穴に右足を入れる
遠い位置に左ヒールし、右足はフラッキング(ここはキョンぽいムーヴの人も多い)
核心3手目。右手をスローパーへ。このホールドは本当に持ちどころが分からない。
スタでは体が上がりそうにないので、タメを作ってよ~く狙って~
核心4手目の左手ガバ穴取り

届いた!と思ったが、届いてなかった!!!いや、正確には距離は足りてたんだけど、わずかに右に外していた。泣

リプレー検証。距離は十分だが、赤丸の大穴に小指しか入っていない。
無念のフォール…

こんな時のヌンチャク回収ほど気が重いものはない。それにしても、思った以上にヨレていて、抜けるのにも一苦労。

上部のカチゾーンは得意系で、大分こなれてきたけど、決して楽ではない。この便で核心を抜けてたとしても、多分落ちてたと思う。

ふりかえり

ケレンジDay2、登れず!

とはいえ、先週に比べるとかなり進んだ。核心4手はどこでも落ちれると思っていたけど、最後の1手以外はもう大丈夫そうだ。

4手目の左手大穴取りも、確率はそこまで悪くないと思う。その後の上部は、繋げると1回くらい落ちそうだけど。

Day3は登れる可能性の方が高いはず。とはいえ、決して居心地が良いとは言えないエリアに、すでに丸2日付き合ってもらっている。

パートナー核心が頭をちらつき出すが、とにかく登っていて楽しいルート。毎回言っている気もするが、これはなんとか登りたい。あと1日、仲間にビレイをお願いしてみよう。笑

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ABOUT ME
きい
きい
登ったり滑ったりする人
1988年生まれ、愛媛県出身
東京の北西部に住み、週末は専らさらに北や西に出かける
仕事は電機メーカーのエンジニア
クライミング:2021年からリード&外岩を始めて本格的に
スキー:2017年からバックカントリーにハマる
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