【小川山】10年早かったクレイジージャム

きい

クライミング日:2026年7月11日(土)

今回のクライミング

近年では珍しく、今年は7月上旬まで涼しい日が多かったこともあり、この週末にようやく花崗岩シーズンイン。

昨シーズンからはじめたクラック。2025年は、小川山レイバック(5.9)、カサブランカ(5.10b)、ジャックと豆の木(5.10c)を登ることができた。

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今日は、クラック四天王の残りの1本、クレイジージャムを登る。

9時半ごろに廻り目平到着。雨の心配はない予報だが、駐車場の埋まり具合は半分程度。この時期はまだこんなもの?

上の大きい駐車場が拡張されて広くなってた

東京の最高気温は31℃くらいで、本格的な夏はまだこれからといった感じ。廻り目平は涼しいだろうと思ってたけど、麓とあまり変わらない気がする。標高によって、あまり気温に差がつかない日もあるのか?

ここしばらく、ゆるゆるなアプローチしかしてなかったので、小川山の中ではかなり近い部類(そこそこ急登ではあるけど)の親指岩ですら、カムを背負うとキツかった。笑

✔️小川山レイバック(5.9), Re

まずはアップで、思い出の小川山レイバック。

去年トライした時、下部はレイバック以外考えられなかったが、今回はオールジャミングで登れた。

この週の平日に、入間ベースキャンプで人工壁のクラックを久しぶりにやったが、昨年の秋以降はほぼジャミングしてない。昨シーズンで成長したということだろうか。

最近のジムボルダーでは、たまにハンドジャムが出てくる。クラックを始める前は、3,4級でも全然できなかったが、いまは強いボルダラーが苦戦している1,2級でも登れたりする。

フィンガージャムの成長もあるが、細いクラックでのフットジャムが一応決まるようになった。シューズの違いも大きいかもしれない。最初はスポートルートで使っているものと同じだったが、クラック・マルチ用に買ったUNPARALLELのエンゲージレースアップは、つま先が細くてクラックに入れやすい。

それにしても、スポートルートの場合、半年も登らなかったら相当保持も持久も落ちると思う。ジャミングは力ではなく技術なのかもしれない。

あと感じた変化としては、自分がセットするカムに自信が持てるようになったこと。初めてやった時は、とにかく怖くて、かなり無駄な力が入っていた。

今回は、中間部の棚でのレストもあえてあまりせずに登ってみたが、最後の乗っ越しの部分はやっぱり悪くて、結構パンプした。スポートルートでいうと、5.11cくらいの前腕の張り具合。笑

❌クレイジージャム(5.10d), 1go

ルート解説

クレイジージャム

トラッドをやらない人でも、一目見てカッコイイと思うクラックだと思う。クラック四天王は、見た目も文句なしに素晴らしい。

ルート内容としては、ややハングしたフィンガーサイズからはじまり、一般的にはここが核心のようだ。

中間部は、C2からC3くらいのハンド。手の大きさによって、大きく難易度が変わりそうなパート。

終盤はオフィズス?ワイド?の技術が要求される。そこを抜けるとようやく休めるが、終了点までトリッキーなトラバース。最後は親指岩の頭に立つことができる。

クラック以外にほとんどホールドと呼べるものがない上、様々な幅のクラックを登る技術が要求され、逃げが効かないレガシーなトラッドルートだ。

トライ

クラックデビューした昨シーズン、小川山レイバックは3便、カサブランカは2便、ジャックと豆の木は3便でそれぞれ登ることができた。自分としては、かなり順調だったと思う。

今シーズンは、クレイジージャムをサクッと登り、5.11台のクラックをやりたいと思っていた。しかし、その目論見は完全に打ち砕かれることになる。笑

わざわざ小川山レイバックでアップしたのは、一応オンサイトを狙うためだった。一応と言ったが、なぜかワンチャンあると思っていた。

グッと立ち上がって手を伸ばしてC075をセットし、一度下りてからスタート。

出だしはスパッと切れた小ハングになっていて、足位置が奥になって難しい。そして手のジャムも思ったより甘く、一旦戻ろうとしたのだが、耐え切れずにフォール。なんとオンサイトトライは5秒で終了

気持ちを切り替え、2撃に備えてバラシにかかるが、出だしはジャミングだとまったく出来る気がしない。レイバックなら何とかなりそうだが、もちろんカムセットが難しくなる上に、ジャミングへの復帰も厳しい。まだ先は長いので、カムエイドしつつ上へ。

そこからしばらくは、C2からC3くらいのハンドが続く。僕は同じ身長の人と較べても手が大きい方なので、ここは一応問題なさそうだが、それでもクラックの幅は結構広く感じた。この日、一緒にトライしたゆきりんは、かなり大変そうだった。

下から見上げて、恐らく自分にとっては一番難しそうだと思っていたワイドパート。ワイドは一度だけやったことがあるが、その時は5.10aにまったく歯が立たず。

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クレイジージャムの上部は、ワイドのグレードとしては5.10aもないそうだが、今回もまったくわからず。半身の体勢になり、クラックの奥の方で左手と左足のジャムが効くが、右手と右足がまったく仕事をしない

ここはロッククライミングでもなんでもなく、ほぼほぼカムエイドで突破。しかし、中途半端な幅のワイド(オフィズスとかって呼ぶのか?)は、カムエイドするにも狭苦しく、汗だくになりながらの作業。

お、降りたい…。

これがボルトルートなら降りればいいのだが、トラッドの場合は次にトライする人のため、何が何でも終了点までいき、カムを回収しなければならない。なんて大変な遊びなんだろうか…。

僕に比べるとずっとワイド技術のあるゆきりんは、ヒールトゥ?とかアームロック?という技を駆使して、それなりに形になっていた。あと右足は技の名前はわからんが、背中側にシューズのソールをベタッと置き、反対側にヒザを当ててたな。そんな登り方は考えもしなかった

最後はプロテクションが細かいので、やや緊張するが、比較的フェイスっぽいのでまぁ問題ない。

たぶんトップアウトに1時間半近くかかったと思う。テンションて言った回数はもはや覚えてない

あと登る前から薄々感じていたが、僕の実力だと、カムは2セットではかなり厳しかった。一応とはいえ、オンサイト狙ってたこと自体が恥ずかしい。笑

プロテクション備忘録

C2とC3の出番が多い。C4とC5は使える場所が限られる。上部で使うC03-05は1セットでもいいかな。

ふりかえり

たった1便だったが、(主に精神的に…)ヘトヘトになってしまった。カムはどこもよく効く感じなので、それほど怖くはないのだが、こんなに出来ないとは…。一応自力(というかエイドの力)でトップアウトしたのは偉いか。それだけで自分偉いと褒めたくなるくらい出来なかった。笑

去年は5.9→5.10b→5.10cと順調に来たが、もう少し5.10台前半とかを幅広く経験した方が良いのかも。

クレイジージャムは、一般的に核心とされている下部はレイバックで何とかなる気もするが、ワイドパートはちょっとまだ早そう。グレードアップを狙うにしても、ワイドが出てこないルートが現実的だろう。

ワイドも練習しなきゃいけないんだろうけど、正直今のところまったく楽しさを見出せないので、なかなか重い腰が上がらない。

出来ることから少しずつ。という訳で、定番の本買いました。まずはこれ読むところから…。

ピート・ウィタカーのクラッククライミング

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ABOUT ME
きい
きい
登ったり滑ったりする人
1988年生まれ、愛媛県出身
東京の北西部に住み、週末は専らさらに北や西に出かける
仕事は電機メーカーのエンジニア
クライミング:2021年からリード&外岩を始めて本格的に
スキー:2017年からバックカントリーにハマる
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