【小川山】雨上がりだョ!屋根岩5峰、全員集合

きい

クライミング日:2025年5月25日(日)

今回のクライミング

前日土曜は初のトラッド&クラック体験。

あわせて読みたい
【小川山】初のトラッド&クラック!小川山レイバック
【小川山】初のトラッド&クラック!小川山レイバック

土曜の夕方から雨になり、当日日曜の朝7:30頃までしっかり降ったが、日中は晴れて風が出る予報。

こうなると、自然と行き先は決まってくる。

ゴジラ岩にもまだやりたいルートはあるが、マナ(5.13a)が宿題となっている屋根岩5峰へ行くことに。

8:30頃の駐車場。直前まで雨が降っていたのでガラガラ。

❌小川山庭園(5.11d), Re

アプローチ中に通り過ぎる岩はすべてビショビショだったが、そこはさすがの5峰。到着時点ですでにほぼ乾いている。

しかし、こんな日にも登りに来るクライマーの考えはやはり同じようで、5峰には先客が。

ギャオス(5.10b)はアップ待ちができているので、昨年5月に2撃して以来の小川山庭園。

得意のカチだが、朝一だと下部からキツイ。テンションかけつつ上へ。最後のマントル?スラブ?は相変わらず怖い。

これくらいをアップでサクッと登れるといいんだけどな。ちなみに、ホールドはほとんど乾いていたけど、中間部の大穴ガバだけ池になっていた。笑

同じく小川山庭園でアップするかいてぃー

❌マナ(5.13a), 1go(計3d6go)

この日の本命。過去のトライとルート解説については、以下の記事参照。

Day1 & 4P目までのルート解説
【小川山】絶景紅葉!ちゃびんばRPとマナ敗退
【小川山】絶景紅葉!ちゃびんばRPとマナ敗退
Day2 & 4P目以降のルート解説
【小川山】マナ(Day2)と露出狂時代RP
【小川山】マナ(Day2)と露出狂時代RP

まだすぐに繋がる感じではないが、一通りムーヴは決まっているので一応狙う。

下部はかなり消耗が少なくなったものの、4~5P目間の右手サイドアンダーを取った後の左足が上がらずフォール。

そこから上をバラシで練習。相変わらず4P目から6P目までは、どこでも落ちられる感じだが、少しは慣れてきた。

マナ(5.13a)

5峰にはどんどん人が上がって来て、空中決戦&マナのラインはなんと8人回しに!かなり時間がかかりそうなので、この日は1便のみで終了。

大盛況の5峰

❌私の傾斜(5.11b), 2go

私の傾斜

この日はかなりの強風で、朝は濡れていたルートもどんどん乾いていく。

私の傾斜は、4峰と5峰の分岐に引かれたルート。何度も目の前は通っていて、木に囲まれながらも見た目が良くて気になっていたが、明らかに僕の傾斜ではない傾斜

こんな時でなければやらなそうなので、トライしてみることに。

3P目まではランナウト気味だが、それほど簡単ではないので慎重に。下部はあまり陽が当たらないため、まだ生乾きだった。笑

3~5P目くらいまでは比較的簡単で、そこからが本番といった感じ。

ピン間隔と同じくらいの距離感でダイクが並んでいて、ダイクは基本ガバだが、それぞれのダイクの間はホールドが乏しい。

ハイステップでダイクへ乗り込み、立ち上がってはレストの繰り返し

最後はライン取りが悩ましい。正面突破はあまりにも悪そうで、カンテのガバを使い、左回りで登った。ランナウトしていてめっちゃ怖い。

傾斜としては、フェイスとスラブの中間といった感じ。ソラマメスラブに「スラブの逆襲」という同じく5.11bのルートがあり、傾斜感や求められるムーヴは似ていると思う。

ただし、核心に難しさが集中しているスラブの逆襲に対し、私の傾斜は一定の難しさが続く感じ。

ダイクに立ち上がる度に休めるので、あまり持久要素はないが、集中力の維持が求められる。

オンサイトは出来なかったものの、得意ではない傾斜としては、1便目の感触は良好。保持要素の強いルートを基本選んでいても、部分的にスラブが出てきたりするので、経験値は上がっているのかもしれない、

しかし、まず登れると思っていた2便目は、まさかのスリップ落ち。あまりこういう落ち方はしないんだけど、これぞ慢心。笑

マスターでやっても特に難しさは変わらないと思うので、今度また5峰に来た時にやろうと思う。

✅パンキンプンクン(5.12a), 1go(計3d7go)

パンキンプンクン

さらに下に降り、5峰奥壁と呼ばれる場所へ。特にパンキンプンクン(前回のトライは以下の記事参照)は、すぐ反対側にも壁があってあまり陽が当たらないのだが、それでも乾いていた。風の力は偉大だ

あわせて読みたい
【瑞牆・小川山・甲府幕岩】2024年お盆休みのクライミング合宿
【瑞牆・小川山・甲府幕岩】2024年お盆休みのクライミング合宿

マナは1便のみで、私の傾斜もそれほど腕を使うルートではないため、大してヨレてはいない。先にトライしたかいてぃーがヌンチャク掛けてくれたので、ムーヴはうろ覚えだが、一応最初から狙ってみる。

左手サイドホールドがやたらと多く、やはり迷いながら登る。かいてぃーがやっていたキョンムーヴを、ぶっつけ本番で試したらいい感じだった。

かいてぃーのキョンムーヴ

だんだん腕が張ってくるが、このルート上にそれほど悪いホールドは出てこない。リズム良くデッドムーヴを繰り返し、高度を上げていく。

顕著なアンダーフレークから距離出しのガバを止めると、後は難易度が落ちるが、繋げると足上げがつらい。すでに腕はドパンプ。ジタバタして決して綺麗な登りではなかったが、気合いで体を上げる。

なんと登れてしまった。持久力の面で成長を感じるRP。

100岩では5.12bで、小川山本で5.12aになったルート。前回までは5.12bに感じていたが、迷いながら登れてしまったことを考えると、やはり5.12aなのかもしれない。夏とのフリクションの違いもあるだろう。

ただし、パンプ具合からすると、5.12aのSolid~Hardという気がする。薄被りで明らかに僕の傾斜なので、得意系ではあるが、かなり腕が張った。

充実のトライ。エンデュランス系でザ・繋げ核心。あまり花崗岩らしくはないけど、個人的にはかなり好み。

ふりかえり

駐車場はガラガラだったにも関わらず、残念ながらマナは激混みだったが、こんな日に朝から登れただけでもラッキーと言うべきだろう。

強風のおかげで、午後からは他のルートも登れてよかった。

マナは片手間に登れる感じじゃなさそうなので、そろそろ真剣に狙いたい。今年の5月はなんか雨が多い気がするが、なんとか梅雨入り前に勝負できるといいんだけど。

夕食は初めての花吹雪。夜は居酒屋で、一時期定食メニューがなくなっていたそうだが、今は好きな一品料理に+¥400でご飯・味噌汁・小鉢を付けることができる。

「ホントにこの道で合ってるの?」という場所にあるが、立派なお店で料理も美味しかった。

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

ABOUT ME
きい
きい
登ったり滑ったりする人
1988年生まれ、愛媛県出身
東京の北西部に住み、週末は専らさらに北や西に出かける
仕事は電機メーカーのエンジニア
クライミング:2021年からリード&外岩を始めて本格的に
スキー:2017年からバックカントリーにハマる
記事URLをコピーしました