【瑞牆】みんなが私を探してる(5.12c)

きい

クライミング日:2026年7月12日(日)

今回のクライミング

前日土曜は、小川山でクレイジージャム。実際に触るまでは、「土曜に惜しかったら、日曜も続けて行って狙おうかな」なんて考えていたんだけど、見事にコテンパンにされてしまった。笑

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気軽に登れるスポートルートで遊びたい気分だが、クラックから逃げてばかりもいられない。そんなことを考えていたら、ちょうど良いルートがあるのを思い出した。

瑞牆・おいぼれランドの「みんなが私を探してる(5.12c)」。オールボルトだが、終盤にフィンガークラックが登場する。ちょうど1年ほど前に1便だけやったのだが、その時はクラックパートが解決できなかった。

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前日の小川山に続き、瑞牆も今シーズン初。小雨の降る時間がありそうな予報で、植樹祭駐車場は空いていた。半分程度の埋まり具合。

今日も朝から暖かい。1年ぶりのアプローチでやや遠回りをしてしまい、おいぼれランドに着いた時には汗だくだった。笑

岩場で見かけた鹿の親子

✅みんなが私を探してる, 4go(計2d5go)

トライ

1便目

まずはアップ&ヌン掛けしつつ、ムーヴ思い出し&未解決のクラックパートの探り便。

3ピン目付近の距離出しの時に使う、右手スリットカチが湿っていたが、他は問題なし。それにしても、岩は相変わらず脆い。スメアするとポロポロ崩れるし、ガバもそのうち剝がれるかもしれない。

さて、問題の縦クラック。やはり難しい。どこを左手で持って、どこを右手で持つのが良いのか。結構苦労したけど、なんとか解決することができた。やはりジャミング上手くなっているようだ。

しかし、そのあとのスローパートラバースは一手一手小悪いし、ラストムーヴのガバtoガバはかなりの距離。これは繋げたら辛そう。

中間部はガバガバで、どこでも休めるが、一番休みたいクラックの直前が休めなそう。うーん、なにか良い手はないものか…。そんなことを考えつつ、同じルートをトライするゆきりんのビレイをしていたら、ワタクシひらめきました

きい
きい

ゆきりん、そこでニーバーできないか試してみてくれない?

すると思った通り、しっかりニーバーが効くという。得意の石灰岩の経験が活きた。笑

2便目

まだ自分ではニーバーやってないし、繋がる気はしないけど、一応狙ってみる。

中間部のガバでもシェイクしつつ、クラックの手前まで登り、ここでフラッシュニーバー。めっちゃ休めるー!!一番休みたかったところでのニーバー発見。これは大きい。

アダム・オンドラなら仮眠できるくらいのニーバー

ニーバー解除後、クラックに右手→左手→右手。この3手目の右手は、ボトミングが効く逆手のフィンガージャム。僕の場合、親指がいい感じ(痛いけど)にスタックする。このジャムでの窮屈な足上げが、個人的には最も強度を感じるところ。フットホールドもかなり細かい。

右足→左足の順に上げる

足が上がると、ここからはレイバックが効くようになる。やや悪いクリップして、クラックの右上した部分を取りにいく。

フットジャムが効く感じではないが、クラック内側の斜めに切れた面を踏む感じ

すでに腕パンパン。スローパートラバースは、一手一手落ちそうだったが、意外にもラストムーヴまで到達。一応ムーヴは起こせたものの、5cmほど距離が足りず、終了点を目の前に惜しくもフォール。

せっかくなら決めたかったが、まだムーヴが固まりきっていなかった2便目でこれなら、今日中には余裕でRPできそうだ(とこの時は思っていた)。

3便目

この便でもジャミングからの足上げに成功。スローパートラバースは先ほどよりも余裕がある。これはもらった!

しかし、ラストムーヴの発射体勢を作るガバマッチでもたついてしまい、一気にパンプ。なんと2便目よりも距離が出せずにフォール。これはまずい…。

ゴボウで登り返し、マッチの時のホールディングを再度確認。

この日、同じルートをトライしていたゆきりんを見ていても感じたことだが、女子の場合、リーチの関係で難しいマッチを強いられる場面が多い。僕が手こずったガバマッチは、手が大きくても全然難しいマッチではないのだが、普段の練習量が少ないことが災いした感じ。

4便目

2便連続でラスト一手までいっているので、結構ヨレている。時間的にはギリギリもう1便出せそうだが、この便が勝負だ。

クラック前のニーバーは慣れてきて、一瞬両手が離せたが、落ちそうになってすぐやめた。笑

ジャミングからの足上げは、もはや落ちる気がしない。スローパートラバースからガバマッチも今度はノーミス。

思い切って終了点のクリップホールドとなるガバにデッドする。届いた!

いやー危なかった。ノーミスでもやはりパンプする。結構ギリギリだった。

体感グレード

Hard 5.12cに感じたが、今の自分の調子を考慮すると、標準的な5.12cといったところだろうか。

ニーバー解除後から、終了点クリップまで、僕の場合で13手。特別悪い一手というのはないが、とにかくずっと足が細かく、思いのほかパンプする。このショートエンデュランスのダメージで、最後に距離が出せなくなる。ガバtoガバのデッドも足が悪く、逃げが効かない感じ。リーチ差がかなり出ると思う。

僕が一番強度を感じた、フィンガージャムからの足上げは、ジャミングが得意な人にとっては難しくないのだろうか。経験が少な過ぎてわからない。

ルートクオリティ

下部の数手を除き、終盤まではガバガバだが、足が悪くて多少傾斜もあるので決してノーダメージではない。

クラック部分は、ここだけナチュプロにするという選択肢もあったのかもしれないが、おかげでカムセットの経験がない人でもトライしやすい。

レイバックだけで登ることが難しく、スポートルートでは珍しいジャミング。そこからスローパートラバースでヨレさせられて、最後の一手がダイナミックな距離出し。素晴らしい構成。

花崗岩フェイスとしては珍しいくらいにカチが出てこない。しかし、スタンスは細かく、花崗岩らしい繊細さもある。

長さもあって、イエロークラッシュのように、見栄えの良い岩に1本だけ贅沢に引かれたライン。岩が脆いのが難点だけど、内容は間違いなく三ツ星

ふりかえり

GW前頃からしばらく調子が良かったが、ここに来て故障もあってトレーニング量が減少。明らかにピークアウト。

入間ベースキャンプのリードでは、ラスト一手までいっていた5.12d(たぶん難しめ)で、高度が下がりはじめた。調子が良かった時に感じていた、「手数が伸びても腕が張ってこない感覚」はもうない。

今回のルートも、少し前の状態なら余裕をもって登れていたのかもしれない。しかし、この状態でもなんとか決めることができて満足。

ケガは順調に回復しているが、ずっと高いパフォーマンスを維持するのも大変だ(僕の場合は体重の増減がほぼないので、その点では楽だけど)。

これから本格的な夏になるので、また秋になったらギアを上げたいと思う。しかし、連休の短期ツアーでの目標はあるものの、他にはこれといった狙っているルートがない。

やはりモチベーションの一番の源は、どうしても登りたいと思える目標ルートがあることだろう。色々と触っている中で見つかるといいなぁ。

夜はお気に入りの韓国料理へ。瑞牆からGoogleマップのナビ入れたら、清里まで真っ直ぐ突っ切る道を案内されたんだけど、走ってみたらずっと超クネクネ道だった。笑

石焼ビビンバ。野菜たっぷりでめちゃうまい。

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ABOUT ME
きい
きい
登ったり滑ったりする人
1988年生まれ、愛媛県出身
東京の北西部に住み、週末は専らさらに北や西に出かける
仕事は電機メーカーのエンジニア
クライミング:2021年からリード&外岩を始めて本格的に
スキー:2017年からバックカントリーにハマる
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