【甲府幕岩】スモーキーマウンテンDay1

きい

クライミング日:2026年8月30日(日)

今回のクライミング

先週末はイマイチな天気予報でジムトレにしたんだけど、結局土日どちらも登れたようだ。大気の状態が不安定なためか、いつも晴れなんだか雨なんだかわからない予報で、踏ん切りがつきづらい。

それに当日は大丈夫でも、前日に夕立があると登れるエリアが限られる。これまで瑞牆・小川山の乾きの良いエリアで散々登ってきたので、夏に遊べるところが減ってきてしまった

そんな中、最近SNSでよく見る甲府幕岩。とにかく雨に強いらしい。実際、僕もダメ元で行ってみたら1日中登れたという経験がある。

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今週末は土曜はまとまった雨になりそうだが、日曜は大丈夫そうだ。気温もこの時期としては低めの予報なので、甲府幕に行ってみることに。

2年ぶりの甲府幕。前回は樫山林道から行ったが、結構ダートが長かった印象。小森川林道は現在通行止め。ということで、今回は観音峠から行ってみた。カリスマを登るために通っていた、懐かしの太刀岡山を通るルート。

細いクネクネの林道区間が長いけど、未舗装区間は短いし、甲府昭和ICで下りるので高速代も少し安くなる。ただし、土砂崩れで通行止めになりやすく、道路状況が読めない時は樫山林道の方が無難らしい。

雨は前日の夜に止む予報だったのだが、朝の時点でまだ降っていた。「さすがにこれはダメか?」と思いながら車を走らせる。誰もいないのではないかと思っていたら、なんと満車に近い台数でもうビックリ。

8:45頃の駐車スペース

岩場に下りていくと、なんとほとんどのルートが乾いていて登れる状態

まだ新エリアに行ったことがなかったので、とりあえず奥に向かって歩いていく。7幕まで行ってみたが、見かけたクライマーは数パーティーのみ。車の数を考えると、みんなさらに奥へ行ったのだろうか?

朝はガッスガス

我々は少し戻り、4幕・新4幕で遊ぶことに。ちなみに、既存エリアの4幕から新4幕は、50mも離れていない。近年開拓されるまで登られていなかったことが不思議なくらい

ゆきりんがやっていた新4幕のタカのツメ(5.12a)

❌スモーキーマウンテン(5.12d), 3go

新エリアのルートも気になったが、有名ルートが貸し切りだったので、せっかくなのでやってみた。

ルート解説

スモーキーマウンテン

既存エリアの中では最奥付近にある大人気ルート

発表当時5.12bだったグレードは、その後5.12cに上がったもののまだ辛いという声が多かったそうで、最近発売された甲府幕トポでは5.12dになっていた。

ちょうど中間部にテラスがある2部構成で、下部と上部でそれぞれ性格が大きく異なる。

下部は美しいシンクラックを辿る。フェイスのホールドも拾いつつ、ステミングやレイバックを駆使する。ジャミングはできなくても登れるけど、できると役に立ちそうだ。特別強度の高いムーヴはないが、一定の難しさが続くエンデュランス系。ずっとバランシーで、ムーヴ作りはもちろん、クリップも難しい。

テラスで完全レストしてから上部へ。しばらくはガバだが、終了点の手前にボルダー核心。このあたりは少し傾斜もあり、純粋な強さも要求される。

途中で完全に途切れるルートはあまり好みではないが、スモーキーマウンテンの場合はそれが良い構成要素の一つになっている。

長さがあり、見た目が美しく、そして内容も濃い。甲府幕を代表するルートだ。

トライ

1便目

出だしからいきなり簡単ではない。とりあえず左のシルキー寄りのラインで登って下部のヌン掛け。でも最初からクラック直上が正解だろう。

5ピン目のヌン掛けで行き詰る。ボルトが腰くらいの位置にきても手が離せない。仕方なく一回下りる。

2便目

YouTube見て5ピン目のヌン掛けは解決。6ピン目は間隔が近かったのでセルフ取って掛けられたが、またしてもクリップが解決しない。とりあえず上へ。中間部のテラスに上がるマントルまでずっと悪い。

テラスからしばらくは打って変わって快適だが、上部の核心で再び行き詰る。1mほど上にガバが見えていて、それが取れれば終了点手前の最終ボルトに届くのだが、ラインに沿って登ろうとしたもののめちゃ悪い。

またしてもトップアウトできず。

3便目

再びYouTube先生の力を借り、さっき抜けられなかったところを何とか突破。ここはやや右回りに登るのが一般的なようだ。ようやく次が終了点。

しかし、このガバから終了点までの間も悪い。繋げたらかなり奮闘的になるだろう。

前半のシンクラックパートも少しは慣れてきたものの、いくつかブランクが残った。

✅深海の幻想(5.11a), mOS

帰り際に昔の宿題のスパイラルリーフでもやろうかと思ったが、あいにく先客がいたため、近くにあったこのルートにトライ。

ルート解説

深海の幻想

易しいアプローチを登り、ハングを右に出たあと、コーナーに入る短い部分がトリッキー。ここはホールドは悪いが、ワイドクラックの技術が使えそう(知らんけど)。まともに保持って登ろうとすると、グレード通りには感じない。

上部は難しくないが適度にストレニュアスで、ハチの巣のようなガバポケット、ジャガイモのようなガバと、岩質に変化があって面白い。ほとんどの人には伝わらなそうだが、マルガレフとリグロスが合体したような感じ。

100岩では1つも星が付いていないにも関わらず、新しく発売された甲府幕トポでは3つ星になっている。

トライ

下から見ても核心のコーナー部分のムーヴはよくわからないが、チョーク跡は明瞭だし、まぁなんとかなるかと思い取り付く。

手を伸ばしてチョークが乗ったホールドを色々触ってみるが、どれも向きも掛かりも悪い。「これはやばい」と思い、ステミングだかニーバーだかわからない足技を使ったところ、これが上手くハマった。

クラックの中に顕著なガバが見える。最後の数手は5.12台のホールドを激保持したけど、なんとかガバをゲット。

上部は問題なかったが、それなりにパンプした。

体感グレード

僕はワイドが大の苦手なので、5.11bくらいに感じたけど、逆にワイド技術がある人ならかなり簡単に感じるかも。ちなみに、保持だけで登ると完全に5.12台の強度

上部は5.10bくらいだろうか。ということで、いずれにしてもコーナー部分にグレードがついていると思う。

甲府幕トポは若干☆多めな気もするけど、それでも楽しいルート。

ふりかえり

朝は濡れているルートもあったが、それも帰る頃にはほとんど乾いていたと思う。雨に強いというのは本当だった。

少し前まで調子は谷底といった感じだった。夏バテなのか何なのかわからないが、胃腸の調子が悪く、体が重たく感じていた。夏前にはゴール落ちまでいっていたベースキャンプ入間の難しめ5.12dは、半分までしか行けなくなった。

しかし、ここにきて胃腸も良くなり、ずっと痛みのある右手首もようやく出口が見えてきた。入間の5.12dを急に完登。クライミングの経験年数が増えてきたからか、調子を取り戻すのが早くなった気がする。

しかし、スモーキーマウンテンは1日がかりでようやくトップアウトという体たらく。Day2でのRPは望み薄で、さらにあともう1日は欲しい感じ。やはり甲府幕は苦手なようだ。笑

まぁでもたまには苦手と向き合うのも悪くないか。今日の車の台数を考えると、秋は相当混みそうなので、できればそうなる前に何度か通ってみたい。

孫悟空のちゃんぽん

帰りも観音峠を通り、夕飯は孫悟空。瑞牆・小川山とは違ったエリアのご飯屋さんが選べて新鮮。

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ABOUT ME
きい
きい
登ったり滑ったりする人
1988年生まれ、愛媛県出身
東京の北西部に住み、週末は専らさらに北や西に出かける
仕事は電機メーカーのエンジニア
クライミング:2021年からリード&外岩を始めて本格的に
スキー:2017年からバックカントリーにハマる
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