【白河不動岩】Upsilon(Day2,3)
クライミング日:2026年5月30日(土), 31日(日)
今回のクライミング
先週末、有笠山であっぱれを登り、しばらく続いたジ・アーチ通いも一旦終了。

花崗岩を一旦触り始めると、秋まで長い瑞牆・小川山通いになるので、途中で飽きてしまわないか心配だw。本格的に暑くなるまでは、なるべく他の岩場に行きたい。
ということで選んだのが、福島の白河不動岩。岩場の詳細については、以下の記事参照。

前回、権右衛門(5.12b)が宿題になってしまったが、他の5.12台は一通り登った。

今回は、2024年11月に少しだけ触った、Upsilon(5.13b/c)を狙う。
Saturday
新白岡駅でハナダテ姉妹をピックアップしてから東北道へ。白河ICで下りてコンビニ寄りつつ、岩場へ向かう。
新緑の時期に来るのは初めてで、景色が新鮮だ。
アプローチで使うハイキングコースだが、以前より歩きやすくなった気がする。木のステップって前からあったっけ?気づいたら展望台に到着していて、一旦引き返した。笑
尾根から岩場へ下りて行く途中、大きく斜面が崩れたのか、何本か木が倒れていた。ステップが打たれていたり、すでに整備されていて、普通に歩ける状態。感謝。
この週末は、雨の心配はほとんどないが、5月末としてはかなり気温が上がる予報。みんな瑞牆・小川山へ行ったのか、土曜は我々含めてわずか3パーティーで、これまでになくガラガラだった。
土曜の白河市の予想最高気温は29℃。ただし、予想最低湿度は30%くらいで、カラっとしていてそれほど汗はかかず。
木・金と出張で、長時間移動+慣れない立ちっぱなしの仕事により、ややお疲れモード。昼寝の時間が長かった。
❌Upsilon(5.13b/c), 4go(計2d7go)
ルート解説は以下の記事参照。

1便目
まずはヌン掛け兼アップ便。前回は染み出しがあったけど、この日はパリパリとまではいかないものの、一応乾いていた。
2便目
2便目から本格的にワーキング。特徴的な右手ガストンから始まる核心だが、みんながやっている標準的なムーヴは、やっぱり全然しっくりこない。バラせばできなくもないが、繋がるイメージは皆無なので、別のムーヴを探ってみる。
右手ガストン→マッチから、右手でサイドアンダーを取り、左手でガバ穴を取るのが一般ムーヴだ。僕はこの右手サイドアンダーが全く効いてこないので、試しにマッチから直接左手でガバ穴を取る超距離出しデッドを試したら、3回目で止まった。
かなりギャンブル要素の高いボルダームーヴで、これもあまり繋げて出来る気はしないけど、一般ムーヴよりは僕に合っていそう。手数も減るので、省エネという意味では悪くない。
上部は感触がかなり良い。繋げたらどうなるかはわからないが、少なくともバラシだと、まったく落ちる気はしない。
3便目
中間核心のガバ穴取りで、惜しくもなくフォール。やはり繋げてこのムーヴは現実的じゃないのか?
とはいえ、他にムーヴも思いつかないし、上はすでに納得のいくシーケンスができているので、そのまま下りる。
4便目
この日の最終便。17時頃になって気温が少し下がり、風も出てきた。ようやくビレイ中はフリースが必要な涼しさになった。これはSFT到来?
下部がかなり洗練されて、ほぼヨレることなく中間核心まで到達。左手がガバ穴を捉えたかに思えたが、わずかに掛かりが浅くフォール。
繋げたら上部がどうなるか知りたかったが、中間核心は今のムーヴでいけそうな感触が得られた。5.13b/cのDay2としては、悪くない仕上がりだ。
Sunday
福島県「また来て。」割というのがあるそうで、1泊8,000円以上の宿泊で、一人当たり1泊3,000円の割引。
これを利用して、岩場から30分ほどのところにある、滝の湯旅館に今回は宿泊。温泉入って、たらふく食べて、たくさん寝た。
しかし、一晩では平日の疲れが抜けなかったのか、昨日に続いて体は重め(単なる食べ過ぎかもしれないけどw)。
のんびり9時半ごろに駐車スペースへ到着。この日は昨日よりは少し増えて、クライマーは5組ほど。
気温は昨日からさらに上がり、白河市の予想最高気温は31℃。
南向きの岩場だが、この時期は太陽が岩の上を通る感じで、Upsilonのある不動ハングには、一日中ギリギリ陽が当たらない。
それでもこの日は風もなく、半袖で休憩していてもやや暑さを感じた…。
✅人気一(5.11a), mFL
Upsilonのヌンチャクは昨日から掛けっ放しということもあり、この日はアップから。
エリアの一番上の方に引かれたルートで、いつも誰かしら取り付いている印象。今回は空いていたのでやってみた。
リップの手前が核心で、左手カチは薄く、右手カチは外傾している。僕にとっては核心の数手がほぼ全てだったが、それでも5.11aとしてはやや悪く感じた。しかし、この核心はあまり背が高くない方が良い足を使いやすそう。
❌Upsilon(5.13b/c), 4go(計3d11go)
1便目
早速狙っていくが、中間核心手前の左手斜めカチがすっぽ抜け、慌ててヌンチャクを掴んでしまった。ホールドをよく見ると、やや染み出している。
この左手斜めカチと、中間核心の右手ガストンホールドは、前回来た時も染み出しがあった。昨日はそれほど悪くなかったんだけど、気温が上がったせいだろうか。
とりあえず上まで抜けて、ムーヴを再確認。
2便目
宿でたっぷり寝たはずなのに、横になっているうちに、また眠ってしまったようだ。寝起きで2便目。
今度は染み出している前提で、慎重にホールディング。いつも通り、昼寝のすぐあとは体が重く感じるが、なぜか急に中間核心のガバ穴が止まった!



昼寝直後の便は、大体いつも高度が出ないので、止まって自分でもビックリ。笑

しかし、このピアノマッチで一気に前腕が張ってくる。ちなみに、マッチしないムーヴもあるようだ。要検討。
ここから次のクリップまでは、やや強度が下がるが、それでも繋げると一手一手が辛い。

なんとかレストポイントにたどり着いたが、全然休めない。数シェイクだけ入れて、上部核心へ。

上部核心も、何種類かムーヴがあるようだが、ポピュラーなのがこの右手ガストンデッドだと思う。みんな繋げてきて、ひたすらこの右手ガストンデッドで落とされ続ける印象。
このムーヴはかなり得意系で、リーチも非常に活きる。しかし、水平カチを持つ左腕はヒジが上がり、体幹もやられていて壁に入れない。取り先を叩いたものの、あえなくフォール。繋げるとこんなにキツイのね。
ちなみに、この右手ガストンデッドを止めた後の数手までは、十分落ちられる。
上部核心は自信があったので、ワンチャン中間核心抜けたトライで、そのまま決められるのでは?なんて思っていたが、そんなに甘くはなかったw。それでも、一応ちゃんとムーヴは起こせたし、初めて上まで繋がった便としては、悪くなかったんじゃないだろうか。
3便目
再びガバ穴取り落ち。
登れないこととはあまり関係ないかもしれないが、やはり動いていると暑い。そして暑いと疲れる。
4便目
昨日とは違い、夕方になっても無風で涼しくならない。キーホールドの染み出しも相変わらずで、SFT発動せず。
普通にガバ穴取りで落ちて終了。フォールした時、足がロープに引っ掛かり、危ない落ち方になってしまった。次回からここのロープ裁きは要修正。
そのあと、ヌンチャク回収のために上まで抜けるのも大変だったので、かなりヨレてしまったようだ。
ふりかえり
結局、人とは違うムーヴになった中間核心。誰に聞いても、中間核心はそこだけやれば大したことないって言うんだけど、僕は右手サイドアンダーを使う定番ムーヴがよほど苦手なようだ。あまり背が高くない方が有利な気もするが、それだけじゃないと思う。
僕の穴ガバに直接デッドするムーヴは確率が低いが、1日に1回くらいは止まりそうだ。その少ないチャンスをモノにするしかない。よりによってキーホールドが染み出しやすいので、コンディションにも大きく左右されそう。
フリクションへの依存度が高いルートは、あまり好みではないんだけど、Upsilonは本当に内容が素晴らしい。頑張ってなんとか繋げたい。
先週末、梅雨入り前にあっぱれが登れて喜んでいたのも束の間、また難しい宿題を作ってしまった。
一つ目標をクリアしたら、またすぐ好き好んで、新たな困難を自ら作ってしまう。クライマーってせわしないね。笑
そういえば、最近は連登2日目の午後は、なかなか高度が上がらない。過去には、土日の最終トライでのRPも結構あるのに…。
最大保持力や、1トライの中での持久力は問題ないが、本数を出すための持久力が落ちているのかも。最近、出張が多かったり、右手首の痛み(TFCC?)もあり、トレーニングの量は減っている。
クライミングのパフォーマンス維持ってホントに大変。維持するだけでも大変なので、ある程度経験を積んだクライマーが、パフォーマンスを上げるのはもっと大変だ…。

