2026GWスペインクライミングツアー:準備編
この記事は、2026年GWに行った、スペインクライミングツアーについて書いたものです(全5回のシリーズ)。
- 第1回:準備編(本記事)
- 第2回:ロデジャー編
- 第3回:リグロス編
- 第4回:マルガレフ編
- 第5回:ツアーの振り返り編
3年連続・3回目のスペイン
スペイン以外にも、世界にはロックトリップの行き先として、魅力的な国がたくさんあるのは知っている。
2024,25年のスペインツアーで、この国がとても気に入ったということもあるが、僕にはこの1年、ずっと頭の片隅から離れなかったルートがある。
ロデジャーのNo Limit。2025年のスペインツアーは、このルートのために捧げたようなものだった。そして登れなかった。
No Limitを登るため、スペインに戻らなければならない。


ツアー計画
過去2年続けて、GWにスペインへクライミングに行った訳だが、日本人クライマーには誰一人として会ったことがない。それくらい、わざわざ海外まで登りに行きたいという人は稀なんだろうな。
しかし、僕を入れて2024年は3人、2025年は5人だったスペインツアーは、なんと今回6人になった。みんな意外に誘ってみると行くと言うw。それにしても、僕はクライミング仲間に恵まれているとつくづく思う。
モトハシさんは2025年に続いて参加。それに加えてハナダテ姉妹の2人と、カタギ女子最強との呼び声も高い、チカコさんも来ることに。
さらに、かつて僕のクライミングパートナーで、現在はパリに住んでいる、ユーマさんも現地合流で一緒に登ることになった。
24,25年も強いクライマーが集まったが、今年はさらに戦闘力が高いメンバーだ。
日数は前回・前々回より1日増えて、出入国の日も含めて現地12日間。
みんなで相談し、
- ロデジャー(Rodellar):5~7日
- リグロス(Riglos):~2日
- マルガレフ(Margalef):2日
という計画を立てた。
前回のツアーの時、マルガレフでニアミスしたFra。かつては日本に住んでいて、瑞牆・小川山などで何度か一緒に登ったことがあるのだが、現在はイタリアに住んでいる。連絡してみると、なんとFraも今年も同じタイミングで、マルガレフに登りに行くという。
さらには、ベルギー人でフランス在住の、Denisともマルガレフで一緒に登れることに。Denisとは、彼が日本にロックトリップに来ていた際、たまたま小川山の5峰で知り合った。それ以来、たまに連絡を取り合っていたのだが、今回のツアーのことを伝えると、あっさり「じゃあおれも行く」と言う。
みんなフットワークが軽くて素晴らしい。笑
久しぶりの仲間にも会えることになり、今回のツアーは今まで以上に楽しみだった。
航空券
2026年のスペインツアーは、現地にまともな値段の航空券で行くことが核心だったと言っても過言ではない。
日中関係の悪化により、日本↔中国路線が大幅に減便。実際、知り合いの中には、予約していた便がキャンセルになった人もいる。
それでも、やはり中国系に比べると、他の航空会社はかなり割高だ。リスクは承知の上で、2026年1月、いつもの中国国際航空(Air China)を予約した。有休を駆使して、なるべく安くなる4/23(木)~5/6(水)の期間に決定。行きも帰りも北京経由で、総額¥152,212。
予約時点では、ギャンブルに思えた中国系の航空会社だが、その後、航空業界にさらに大きなインパクトを与える出来事が。それが、アメリカのイラン侵攻に端を発する、中東情勢の悪化。
中東には、ドバイ・ドーハ・アブダビなど、ヨーロッパに行く際の乗り継ぎ先となる空港が多い。しかし、これらのハブ空港を経由するルートで、多くの欠航が発生。日本↔ヨーロッパの直行便は高騰し、中には卒業旅行から帰国できなくなった学生もいたとか。
という訳で、結果的に中東経由に比べるとまだ安心だった北京経由は、無事にキャンセルされることなく飛んでくれた。
宿泊
ロデジャー & リグロス
ロデジャーの宿はもはや、Valle de Rodellar以外に考えられない。
リグロスも小さい村ながら、泊まる場所はあるようだ。今回はロデジャーに滞在し、天候や体のコンディションに合わせ、ピンポイントでリグロスで登ることにした。
1棟3人×2棟(8泊):€1,456=279,104円(1EUR=191.7円)
1人1泊あたりで計算すると¥5,817
ロデジャーからリグロスまでは、車で1.5時間強といったところ。2つの岩場の中間くらいの位置にある、ウエスカ(Huesca)という街に泊まる選択肢もあると思う。
マルガレフ
前回は、シウラナとマルガレフで1日ずつ登る予定だったため、モンサン(Cornudella de Montsant)という街に泊まった。
今回はマルガレフに絞り、宿泊もマルガレフの街をチョイス。ゆきりんが6人一緒に泊まれるベッド数が多い場所を、Airbnbで見つけてくれた。
3泊合計で¥78,172。1人1泊あたりで計算すると¥4,343。
国際免許とレンタカー
簡単な国際免許の取り方、レンタカーに関する注意点については、2024年のツアー記事参照。
今回は6人でのツアーということで、車2台態勢。
国際免許
2台の車のドライバーの内、どちらかが体調不良などで運転できなくなった場合に備え、ドライバーは3人態勢。
パリ在住のユーマさんは、EU免許なので問題なし。モトハシさんと僕の2人は、渡航前に国際免許を取得。
レンタカー
前回、何かと問題が多かったOK Mobility。前々回は同じOK Mobilityで特に問題なかったので、やはり昨年のツアーは呪われていたのかもしれないが、できるだけトラブルの可能性は下げたい。

Avis, Hertz, Sixtなどの大手は安心感がありそうだが、調べてみると、OK Mobilityとは3倍近い価格差がある。
Record Goというレンタカー会社は、安いけど悪くないという情報を入手。Retalcars.comから、オートマのミドルサイズを2台予約(12日間)。合計で¥55,732(追加ドライバー費用除く)。
ちなみに、今回も結局レンタカー絡みのトラブルはあった。笑
持ち物
基本的なギアや荷物については、過去のツアー記事参照。
前回のツアー中、ロデジャーでドローンを墜落させてしまいロスト。しかし、一旦ドローン空撮の魅力を知ってしまった僕は、手痛い出費ではあったが、昨年帰国後に同じモデルを再度購入していた。
ちなみに、今回はドローン機体の保険にも加入した。笑
